地震防災情報HP

ライフハック集


 ここではいざという時のために日ごろから行っておきたい訓練や、いざという時に覚えておいてほしい防災技術やアイテムを紹介します。
 新しいライフハックが見つかり次第、順次更新していく予定です。

自動車の給油習慣
 自衛隊員や消防隊員は緊急時に備えて常日頃から、1/2給油ルールを実践しているそうです。 
ガソリンが半分になったら給油するという習慣をつけておきましょう。
実際に大地震が発生すると停電によって近くでは給油ができなくなり、水や支援物資を運んだり、負傷者を病院に搬送したりする用途にも使えなくなってしまいます。
ガソリンは常に半分以上にしておけば安心です。

発災時の車運転の事
 国は津波が予想されている地域で避難する場合や、負傷者を病院に搬送する目的でない限り、大地震時に車を使用しないよう呼びかけています。
 各自が車で行動してしまうと、渋滞を引き起こし、消防車、救急車、警察などの緊急車両の通行の妨げになり、延焼を拡大したり救急車が間に合わなくなったりして災害を大きくしてしまいます。
運転中に大地震にあったら、空き地に停車するか、それがない場合緊急車両の通行の邪魔にならないよう道路脇に停車して、カギをかけた状態で降りて歩いていただきたいです。
 家が破損して住めなくなって、やむなく他の地域の親戚や知人宅に避難する場合でも、地震発生から3日ほどたって消防や救急車といった緊急車両が少なくなってからにしていただきたいものです。

お休み前の枕元の準備
 地震被害想定で震度6強以上が予想されている地域で、寝室が戸建ての2階にある方は、夜寝ている間に大地震があった場合、2階から避難する可能性があると考えておきましょう。
特に2001年6月の新耐震基準の改正以前に建てられた木造住宅では、震度6強以上で住宅が倒壊する可能性があります。(参照:住宅の全壊確率)
 木造住宅が倒壊する時、1階が潰れても2階がそのまま残るケースもあるので、2階から逃げられることは十分にあり得ます。
夜中に大地震が起こったら、「1階の玄関に下りて非常時用の荷物をもって外に出る」という行動の方が危険かもしれません。
枕元に財布、スマホ、予備バッテリー、車のカギなど最低限のものをバックに入れておけば、最悪の事態でも助かる確率が上がるでしょう。

P波訓練
 地震にはP波(プライマリー・ウェイブ)とS波(セカンダリー・ウェイブ)があります。
 S波は本震で震度6強などの実際の揺れです。
 地震体験車に乗ったことのある人はご存知だと思いますが、震度6以上の揺れが来たら歩くことはできません。
 P波はその前に来る微弱な細かい振動で、携帯電話やスマホで「地震が来ます」とアラームを鳴らしたりすることで知られています。震携帯電話のアラームが鳴らなくてもガラスがビリビリ見たことがないような振動をするのがP波です。
           
 震源からの距離によって異なりますが数秒から数十秒後にS波が来るので、少しだけ時間があります。その間に安全な場所に移動してドアを開けたりできると、家具などの下敷きになったり、ドアが開かなくなったりする前に脱出できる可能性が増えるのです。
 防災コンサルタントの山村武彦氏は人間には「正常性のバイアス」があって<今まで大丈夫だったから今回も大丈夫>と思いこもうとする心理が働くといいます。そう思わずにとっさに行動できる人だけが直下型地震から命を守れるといいます。

 日ごろから携帯のアラームが鳴ったらすぐに家の玄関に逃げてドアを開ける(又は庭に面した掃き出し窓に移動してをサッシを開ける)、という訓練をしてください。
(一般的には庭に面したサッシより玄関の方が転倒してくる重たい家具も落下物もなく安全と考えられますが)

マンションの玄関扉も同様です。

自宅避難訓練
 年に2回は自宅避難訓練をしてみましょう。
休日を選んで1日電気、ガス、水道を使わず、非常食だけで家族で生活する体験をしておくことをお勧めします。水や非常食は賞味期限が来てしまうものでいずれ消費していかなければいけませんが、本当に電気、ガス、水道がなくなった時何が必要だったかに気が付くこともでき、いざという時の心構えもできます。
 筆者の自宅避難訓練体験記もご参考ください。
 たった1日でも実際にやってみると多くのことに気づき、備えのレベルを上げることができるはずです。

出火しないための注意事項
自分の家を守るためにも、近所に迷惑をかけないためにも、以下の事はしっかり覚えておいて、必要な備えをしてください。

地震発生直後はガス漏れが発生している可能性 
 うかつにブレーカーや電気製品のスイッチを入れて引火して火災が発生することがあります。 
 まずガス漏れがないか確認してください。地中のガス配管が破断している可能性があるので、外に出て臭いを確認してください。家の周辺に地割れなどの地形の変形がある場合は地中配管のガス漏れの可能性があります。 LPガスの場合はタンクが転倒していないか、外れていないか、ガス管が破断していないか目視と臭いで確認できます。 
 外が大丈夫なら窓を開けて部屋の空気を十分換気したのちに、電気器具や冷蔵庫のコンセントを抜いてからブレーカーを入れることができます。  

ろうそくは厳禁 
 余震がいつ来るか分からない状況で、ろうそくが転倒して出火してしまっては元も子もありません。 

感震ブレーカーを設置しておきましょう
 自宅が使用困難な損傷を受けた場合、人は避難して家を空けてしまいますが、
 避難している間にも電気会社が停電を復旧させてしまうので、切れた配線、壊れた電気製品などから
 出火してしまう、いわゆる通電火災が起きてしまいます。
 阪神淡路大震災では通電火災が出火原因の大きな割合を占めたといわれています。 
 これを防ぐにはただ家を出る際ブレーカーを落としていけばいいだけですが、気が動転していて失念してしまう可能性が高いでしょう。 
 感電ブレーカーは通電火災を防ぐもので、震度5以上の揺れを感じると自動的にブレーカーを遮断します。
 感電ブレーカーには様々な種類があるので、以下のサイトなどを参考に選んでみてください。
感震ブレーカーのおすすめ人気ランキング5選【簡易タイプも】

停電/通電の確認作業
 自宅に損傷がなく『自宅避難』する場合も同様です。地震の直後にはガス漏れの可能性があるので、 一旦ブレーカーを落として、上の「■地震発生直後はガス漏れが発生している可能性」の項の手順に従ってガス漏れがないことを確認したのちブレーカーを入れる必要があります。
 ブレーカーを入れた後屋内配線の断線など異常がないか、電柱から外壁の電線、そこからブレーカー、そしてブレーカーから家中のコンセントまでの屋内配線を予想しながら、経路の壁の様子を見ます。しばらく(数十分)様子を見てどの壁からも変な臭いや煙、変色がないことを確認したのち、照明のスイッチを入れてください。  
 どの部屋の照明もつかなければ停電です。 
 通電した時にこのような慎重な確認が必要なので、
停電中はブレーカーは切っておき、電熱器具や冷蔵庫のコンセントを抜いておかなければなりません。

消火器
出火した場合に備えて、消火器を用意しておきましょう。
消費期限(10年)があるので必ず更新しておきましょう。

消火器について
 初期消火は極めて重要です。大地震の時には同時多発的な火災が発生するので、消防車はまず5分以内に駆けつけてくれません。5分以内に消防車が到着できなければ隣家に延焼してしまうので、初期消火が町を守る最重要手段なのです。
 ところが、消火器を持っていない家庭、古くて(多分)使えない消火器を持っていて持て余している家庭も多いようです。そこで消火器だけでなく消火器に分類されない消火器具も含めた消火器について理解していただきたいと思います。

火災の種類 
 一般可燃物の火災    : A火災
 ガソリン、油などの火災: B火災
 電気系統の火災      : C火災
消火器具によっては火災の種類(とくにB火災)に対応できないものがあります。

消火器
 日本消防検定協会によるものです
〇1本でABC火災全てに対応できます
 天ぷら油や石油ストーブの火も消すことができます
〇処分は完全リサイクルです
 古くなった消火器は業者に宅急便などで引き取って
 もらうことができ、新しいものと交換できます
 手間はほとんどかかりません
 設計使用期限は10年と長持ちです
▲4kg程度以上と重いので女性や高齢者が持ち
 運ぶのは簡単ではありません
▲倒してはいけないので元気な子供のいる家庭
 では躊躇されるかもしれません
◎軽い2.2kgでABC火災に対応した消火器もあります
 日本消防検定協会の型式認定取得
 液体なのでふき取り掃除は楽
 リサイクルできるので処分は一般の消火器と同じ
 中性液体なので消火した後の掃除は楽 
 使用期限は5年で消火器より少し高いですが、
 女性や高齢者には取り扱いが楽

エアゾル式消火器
 エアゾルから発生する二酸化炭素で消化するもの 
〇軽いスプレー缶なのでのち運びは非常に楽
〇AC火災(通常の可燃物の火、電気系統の火)
  には使える
〇ガスなので消火剤の掃除は不要
X 強く吹き付けるのでてんぷら油、石油ストーブ
 では火をまき散らしてしまい使えない
 温度を下げる力がないので、油では火が消えた
 後でも再び燃え出す危険
▲処分はエアゾルを自分で出し切って捨てる必要
  があり、手間がかかる
▲商品バラエティはあまりない
*参考商品 ワイピーシステム 小型エアゾール式
   簡易消火具 SYOBO_MINY 
 メーカー保証は5年間

消火弾
 消火弾は太平洋戦争当時米国の焼夷弾に対抗する手段として広まったもので、ボトルを投げつけると塩化アンモニウム、炭酸ナトリウムなどの液剤が蒸散して酸素の供給を断って消火するもの。
◎油に対応するものもある 
 筆者の持っている消火弾  
〇比較的軽く、持ち運びが良い
 安藤りすさんの記事では避難時にも持ち歩けて良いと紹介されています。
 『消火器は、子どもが倒したり処分が面倒。。。大丈夫!そんなあなたにピッタリの消火器あります!』
▲広い開口部のそばでは消火できない
 酸素供給を断つという性質は空気の流入の激しいところ、例えば掃き出しのサッシなど広い開口部のそばでは消火が難しい
▲外部からの消火には注意必要
 窓の外から投げ入れる場合は、窓が開いていないとガラスで破裂して液剤を内部に投入できない(出火を家の外から消火するためには窓ガラスを割った後に放り込む必要がある


風呂の水貯めについて
 風呂の水貯めには議論があります。しかし冷静に見てみると、防災上のメリットは十分にあります。
子供に危険
 小さい子供がいる家庭では目を離しているすきに子供が水貯めした風呂でおぼれてしまう危険がある、というもの。これはその通りです。0〜4歳の小さい子供のいる家庭で風呂の扉にロックがかけられないなら水貯めは危険です
風呂場や風呂のフタにカビが生えやすい  
 窓を開けたり換気をしたりしていても、風呂場に湿度が溜まりやすいためカビが発生しやすくなります。しかし風呂の水を毎回抜いてもカビは生えるので、水を貯めなければ風呂掃除をしなくて済むわけではありません。
溜めた水には細菌が繁殖する 
 横浜市水道局が実験したところ、風呂の水は一晩おくと菌が数千倍に増えるという結果が出ているようです。(「おふろの残り湯は何日使えるの?」)したがって直接飲み水としては使えません。しかし防災用の浄水器があれば最悪の事態では200リットルの飲み水として使うことができます。
次の表は愛知県衛生研究所がまとめた災害時に利用可能な浄水方法とその効果の程度です。風呂桶に水貯めするだけでなく、この表を参考に防災用の浄水器も用意しておくと最悪の事態に対応できるでしょう。(愛知県衛生研究所「巨大地震に備えて」) 

★災害時に水が不足する時、トイレの後や食事の前後などでも手を洗う水も必要になります。また夏場では体を拭く水も必要になります。そういう用途にペットボトルの備蓄の水を使わずに済むのは大きなメリットになります。過炭酸ナトリウムや塩素をいれて、細菌対策をしてからの利用するのがよいと、防災活動家の安藤りすさんは書いています。
★筆者は非常時用に米国製の携帯浄水器をもっています。国際赤十字、NATO、英国軍、米国州警察、レスキュー隊などに採用されているもので、川や池の水、プールの水、トイレタンクの水、風呂の水などを380Lまで浄化できると謳っているものです。これはあくまで最終手段ですが。
Seychelle(ヴォーテックス) 価格は約8500円


参考)「浴槽に水をためる」防災の備えが問題視される理由
筆者は水の備蓄をしたうえで風呂の水貯めが必要と考えています。
理由は都心南部直下地震や相模トラフ地震、南海トラフ大地震では1週間分の備蓄では不足の可能性が高いからです。詳しくは「なぜ1週間以上の備蓄が必要か」をお読みください。  
風呂の水は災害時のトイレには使えない
 これは半分は本当で半分は正しくありません。
大地震の時には下水管の破裂が想定されるので、安全が確認できるまでトイレを流すことはできません。
しかし台風や水害で停電になった時、停電で地域のポンプ場マンションの給水ポンプが稼働できなくなって断水しても、下水管が生きていて浄水場が機能していればトイレの水は流せます。 
したがって非常時にトイレの水を流すメリットがないわけではありません。
消火器の次の手段としての風呂の水貯め
 消火器を何本も家に置いている家はほとんどないでしょう。しかし出火のタイミングは発災時と通電時の2回あります。隣近所の初期消火に消火器を使ってしまってなくなった場合、自分の家、または別な近所の家で通電火災が起きたらどうでしょうか?やはり消火手段にバックアップがあった方が安心ですね。
筆者は風呂の水貯めはしておくべきだと考えます。

1週間分の水と食料
・水 3リットルX人数x7日間(より多い方がいい)
・食料、栄養補助食品(不足しがちなビタミン類、食物
 繊維、鉄分、ミネラル分を補うもの)
★水は保存期間が3年、5年と長いものの方が高価なので
 防災コンサルタントの山村武彦氏は2リットル98円のような
 安い水を大量に買って使いながら買い替えた方がいいと
 言っています。
★アルファ米やカップ麺などは、作るために300CC
 程度の水を必要とするので、そういうものばかり備蓄
 してしまうと夏場に飲み水が不足してしまうかも
 しれません。できるだけ水を使わず食べられるものを
 合わせて備蓄しましょう。
カゴメ野菜たっぷりスープは水なし常温でそのまま
 食べられ、保存期間はトマト、カボチャ、豆が4年、
 キノコが5.5年です。
 カゴメ野菜jジュース「野菜1日これ1本」は通常の
 もので保存期間3年、長期保存用が5.5年と備蓄に
 適しています。
 メーカーサイト:カゴメ野菜の保存食
 ユーザサイト:カゴメ 野菜の保存食セットを食べました
★災害はいつ来るか誰にもわかりません。備蓄食料は
 賞味期限の前に消費して良ければ同じものを、そうで
 ないなら違うものを購入するというローリングストック
 を実施してください。
 以下の記事は上のカゴメのサイトで登場する非常食
 研究家の甲南大学名誉教授・奥田和子氏によるもの
 です。
 災害食の選び方のポイントとコツ
 三つの時期に分けた災害食 好きな物、食べながら蓄えて

要配慮者の食事
 幼児や高齢者といった要配慮者の食事を市販品から作る工夫を紹介した記事があります。
阪神・淡路大震災では、乾パンが硬くてのどを通らないということで、高齢者は水に浸して食べたそうです。熊本地震では幼児の離乳食がなかったため、栄養士さんが鍋に米の粉を入れ野菜ジュースで溶かして加熱し、流動食にして食べさせたそうです。
次の記事を参考にして備蓄ください。
市販品で簡単に流動食を作る「火と水を使わない災害食づくり」
アレルギーへの対応
 アレルギーのあるお子さんがいるがいる家庭は、特に気を付けて備蓄してください、 
LFA食物アレルギーと共に生きる会(患者会)がアレルギーっ子ママが考えた防災ハンドブックを作っているので参考にしてください。
備蓄に使えるのアレルギー配慮食品がリストアップされています。

下水が使えない時のトイレのこと
 震度6以上の大きな揺れの地震では水道管だけでなく下水管も破断する箇所が出てきます。
 下水管が安全という情報が入るまではトイレは流せないと考えてください。台所や風呂の水も同様です。  
下水管が破断していると、最悪逆流してくる恐れがあります。

 非常時用のトイレ用品はいくつかあるので次のサイトなどを参考に準備してください。 
使いやすい簡易トイレはどれ!? 8製品を実際に使って徹底レビュー

高吸水性ポリマー
 市販の非常用トイレはビニル袋と消臭性のある高吸水性ポリマーをセットにしまものです。家族の1週間分の非常トイレを市販品で買うと固くつきますが、実は高吸水性ポリマーはホームセンターや通販で500g、1kg、1.5kgといった袋で買うことができ、その方が安上がりです。価格は500gでおよそ1000円、1kgで1500円、1.5kgで2500円です。 
 大便小便にかかわらず、1回の高吸水性ポリマーの使用量は10gなので、1人1日5回で計算すると二人家族で700gあれば1週間分になります。4人家族だと1.5kgの袋で1週間分になります。高吸水性ポリマーなので空気中の湿度を遮断する袋で保管する必要があり、小分けするには注意が必要です。
高吸水性ポリマー Amazon
高吸水性ポリマー Yahoo

 高吸水性ポリマーとビニル袋を100〜200用意すれば安く済ませられますが、小さいお子さんのいる家庭では子供にきちんと教えられる年齢かどうかも注意してください。

 次のウェブ記事では、後半の◆「高吸水性樹脂 CP-1」を処理剤として使う場合 という記事で高吸水性ポリマーを使った検証実験をしており、「次のページ」では強烈な臭いを入れた場合の検証もしていますので、参考にしてください。
【検証】被災時のトイレ問題の解決方法(後編)
 単にビニル袋を二重にするより、赤ちゃんの使用済みおむつを入れるための高消臭袋BOS(ボス)を使う方が臭いに関しては安心できそうです。

断水時に役立つ「水の運び方」
 断水して備蓄の水がなくなった時、給水車などから水をもらって運ぶやり方にも善し悪しがあるようです。自衛隊が勧めていた運び方がネット記事で紹介されていたので、ここでも紹介しておきます。
 バケツで家と給水車を往復するとせっかくの水をこぼしてしまうし、途中でゴミが入る可能性もあります。厚手の大きい新品のビニール袋をバケツに入れて給水車まで行き、給水の直前でバケツの中で袋を開いて水を入れてもらいます。水を入れてもらったらビニル袋を縛ってバケツで家まで運ぶ。これなら水をこぼしたりゴミが入ったりする心配がない、とのことです。 
 さらにビニル袋を開く際にできるだけ袋の内側に手で触れないようにすることで水を衛生的に保てるので、1日〜1日半は飲み水として使え、2,3日は沸かして使えるとのことです。 

参考記事)『断水時に役立つ「水の運び方」 知っておきたい衛生的でこぼれない方法』

ガスメーターの復旧方法
 都市ガスは家外にあるガスメーターが震度5以上の揺れを感じると自動的にガスを止める仕掛けになっています。
だから大地震の後はガスをひねって出てこないのは当たり前です。
大地震の後にガス会社に電話しても向こうも一人ひとりに応答できないので、ユーザーにはガス会社のホームページでどのエリアが遮断されていて度のエリアが生きているかを確認してもらうようになっています。
 自分のエリアがガスが遮断されていなければガスは来ているので使えるわけですが、ガス会社は一軒一軒のガスメーターを開栓して回ってはくれないので、ユーザーが自分で開栓するように求められています。 
 そのやり方はガス会社のホームページに出ていますので、それを見て覚えておきましょう。
大地震の際にはガスの復旧の方が電気の復旧より早い可能性があります。
主要な都ガス会社のリンクを張っておきます。必ず一度見ておいてください。
東京ガス ガスメーターの復帰法
大阪ガス ガスが使えない場合は
 (大阪ガスではガスメーターの種類がいくつかあるので注意してください)
東邦ガス ガスメーター復帰方法

ストームホイッスル
 嵐の中でも800m先まで音が伝わるという特殊な笛です。
『ウィンドウストームホイッスル』と検索すると出てきます、
Amazon
楽天
Yahoo

おんぶ紐
 大人の女性一人でも要支援者を搬送できる優れものです。
『おんぶ紐 災害時』で検索すると出てきます
Amazon
楽天
Yahoo

二人がかりで搬送する方法
 物干し竿2本と毛布や上着で担架を作ることができます。
次のリンクをご参考ください。
応急担架の作り方

マンションの玄関扉の閉じ込められ防止
 設計の専門家に聞いたところによると600GAL以上の強い力を受けると鉄筋コンクリート製の壁も座屈し、鉄のフレームでも歪んでドアが開かなくなることが起こります。
マンションなどで閉じ込められずに済む特殊な二重構造のドアも防災対策用に考案されています。
直下型地震が心配される地域にお住まいの方は以下のリンクをご参考ください。
対震2DOOR「デレマース」