2011年 奄美の旅
遅い夕食

 たつや旅館には、午後8時頃到着した。
 まずお風呂に入り、体をきれいにし、着替えをした。
 次は夕食だ。情報誌を見ていたら、「木の花」という近くの店が気になったので出かけた。驚いたことに、宿から1分だった。
 ・鶏飯大盛
 ・野菜の煮付け
 ・サザエの壺焼き
お店の雰囲気が良く、たくさん食べてしまった。そして、店の方やお客さんと、タコとりの話で盛り上がった。

 他の島から帰ったら、また夜と約束し、店を出る。1500円。馬鹿みたいに安かった。お酒も飲みたかったなと、少し後悔した。

 宿に戻ると、明日の朝早いので身支度をした。また1泊するので、いらない荷物は預かってもらうことにした。

大浜海岸の夕焼け

 どうにか明るいうちに、大浜につくことができた。

 走っていると、だんだん日が沈んでくるのがわかった。
 太陽が、低くなってきた。それに伴い、周りの景色が黒くなってきた。
 大浜で夕日が落ちるのを見たいなと思い、またバイクにまたがる。

 いつ見ても、奇岩は神秘的な感じがする。
 戸円小学校の近くでトイレ休憩。なんと波が荒いのに、一人で泳いでいる人がいて驚いた。もしかしたらおぼれているのかなと思い、心配してみていたら、無事砂浜に漂着した。安心した。

 大和村の最南端にある「今里」についた。名瀬から走るバスも、一応ここで終点になる。この後、急勾配の坂道が始まり、登り切ったところが宇検村という隣の村である。今回は残念ながら、明日のことがあるので、ここから引き返すことにした。東屋で休んでいたら、地元の漁師のような人が、話しかけてきた。怪しいやつがやってきたと思われたようだ。

 沖の方にある大きな丸い形をした島は、「立神様」と言われ、昔から島を守ってきたと言われる島である。坂の上から見ると、もっと美しい海の中に浮かんだように見えるだろうが、夕方が近づいてきたので、シルエットのように見える。湯湾岳もまだ登ったことがないので興味をそそられるが、おとなしく元来た道を走り出す。

 名瀬の町を通過するとき、名瀬新港に行き、明日の乗船券とバイクの預け方について話を聞いた。少し迷っていたが、これで、明日の朝出発することは確実になった。

 大浜の砂浜が見える場所に行き、海を眺めた。
 大和村に入ってすぐの所が、土砂崩れの被害が多いように思った。
 
 勝手知ったる道を、バイクで走っていく。時速35kmの風になって、グイグイ進んだ。
 ヒカゲヘゴという大きなシダを見つけてうれしくなった。
 大きな岩に穴が空いている所があった。パワースポットだ。
 どうにか、「徳浜の断崖」まで来た。何年か前はここで泳いだのに、ここ数年は海水が高くて入る気もしない。ここで一息を入れた。水分補給だ。

 道を走っていると、所々に崖崩れの所があった。場所によっては、、写真の様な信号があっている。主要道路の入り口にも、大きな土嚢が置かれ、土砂崩れを防いでいる。バイクはなかなか進まず、時間の予測が立たない。
 かなり時間がかかりそうだが、予定通り、大和村の端っこまで行こうと思った。

奄美大島南部へバイクで・・

 海の中は豊かだった。私の大好きな珊瑚がたくさん見られた。ここは、珊瑚の宝庫である。
 以前クマノミがいた巣を探したが、この日は発見できなかった。

 奄美大島北部のくびれのような赤尾木を越えると、少し海から遠ざかった道を進むことになる。ここまで、すでに100枚近くの写真を撮っていた。

 更に龍郷町に向かって走っていると、驚く光景に出くわした。昨年の集中豪雨で山崩れが起きたところだ。後でわかったことだが、山崩れがそのままになっているところがかなりあった。幹線道路の工事も遅れていて、まだ簡易信号を使った工事が進んでいた。

 泳いでいて、写真の様な貝が砂の上に落ちていた。もしかしたら、珍しい貝を発見したかと喜んだが、中身はなかった・・・後で気付いたが、ヤドカリの巣になっていた。

 どうにかして、中身のヤドカリを出そうとしたが、うまくいかなかった。海から離れれば、驚いて出てくるかと思い、バイクのかごに入れ、震動を与え続けた。

 しばし景色に見とれていた。
 誰も人がいないことをいいことに、木陰に横たわり、海の音を聞き、潮の香りを楽しんでいた。
 そこへ、親子連れがやってきた。 急に、静寂さをこわされた
 私も、これを機会に海に入った。昨日と潮の様子が違い、今日は海の中がしっかりと見えた。

 今日の土盛海岸は、昨日よりも遙かにきれいだった。 ため息が出てしまった。
 本当に絵になる光景だと思った。

2回目の土盛海岸へ

 崎原海岸のある半島をショートカットで、北部の方を目指した。
 お腹が空いてきた。朝食は、パン2個とコーヒーだったので、何か食べたいと思った。お店に入ろうと思ったが、まだ服は濡れている。あと30分ほど日なたをバイクで走っていれば乾くだろうが、高い飛行機代を出してきたので、あまり時間を無駄にしたくない。

 以前も行ったことがある「A coop」の笠利店に行った。
 さらに、今回借りたバイクの店に顔を出した。原付バイクだが、タイヤがつるつるだったし、走っているとき車輪から少し変な音がするので、一度バイクを見てもらおうと思った。空港にバイクを持ってきてくれた人がいて、「大丈夫」だというので信頼することにした。

崎原海岸へ

 食器棚に入っているパンとコーヒーで朝食をとった。

 同じ宿に泊まっている、30歳ぐらいの福岡君(仮称)と話す。彼は、家内と同じ「HONNDAのチェスタ」 に乗っていた。徹夜で福岡から鹿児島にやってきて、鹿児島からフェリーに乗ったという。ガソリンは3回補給したらしい。奄美大島では、あまり人の入らない海岸でシュノーケルをし、波が強いときはショートボードで波乗りをするらしい。私と同じ21日からたつや旅館に御世話になっていた。8月9日までいるという。約3週間の島旅だ。勝手に計算したが、20日で60000円の宿代だ。考えてみたら、安いと思った。坊主頭で、正体不明だが、おもしろそうなやつだった。

 今日は、北部を回ることにした。崎原海岸と土盛海岸をメインに、後は気が向いたところに行けばいいと思った。

 名瀬から海岸線を走る。名瀬湾は、大型船が入港するのに、水がきれいだ。
 そのまま国道58号線を北上していった。途中、工事関係で、簡易信号で3回止まった。それでも休憩を入れずに、一気に赤尾木の信号まで進む。この交差点で、右に行けば空港だが、左手に進む。こちらが国道58号線だ。海が見えたところに東屋付きの休憩所があった。

 言うまでもないことだが、今日の夕日は期待できそうもない。
 朝も早かったので早く寝ることにした。
 外に行く元気がない。 疲れていて、夕食はカップ麺とパンになってしまった。

 ブーゲンビリア、ハイビスカスなど南国の美しい花たちが、私の訪れを喜んでくれた。
 しかし、海上には怪しい、大きな黒い雲が空を侵略し始めていた。

 時計を見ると、もう3時・・・。
 そのまま、今日の宿であるたつや旅館に行くことにした。
 今回の奄美の旅では、全部キャンプするつもりでいた。ところが、徳之島や沖永良部島に行こうと思ったら、名瀬後発の5時台の船に乗らなければならなくなる。帰りも、名瀬に船が着くのは、午後8時半である。テントの設営・撤収を考えたら、かなり厳しい時間帯である。そこで、島旅に余裕をも持たせるために、宿の手配になった。
 数ある宿の中から、ここたつや旅館を選んだのは幾つか理由がある。
  @名瀬港に近いこと。 
  Aチェックアウト、チェックインに融通が利くこと 
  Bリーズナブルであること 
  C近くに食事処があること 
  Dネットを見ていて大変評判が良かったこと
 これらの理由で、日程が決まってすぐ予約を入れた。満杯になることが多いという書き込みがあったので心配したが、運良く21日、22日、27日と予約が取れた。朝食はパンとインスタントコーヒーがついて、1泊3000円の個室である。
 評判通り、清掃の行き届いた清潔な感じの宿で、エアコンやテレビも自由に使えるのはありがたかった。

 お腹が空いたのと、情報収集のためにエブリワンに寄った。奄美大島を中心に展開しているコンビニだ。
 マヨネーズ系の爆弾おにぎりとドリンクを買い、昼食をとった。無料の観光の情報誌を入手し、目を通した。
 例年とあまり変わりがない内容だった。
 しかし、崖崩れが随所にあると、行動を考えなくては・・・

 恒例になった、土盛海岸への挨拶。奄美大島到着後はまず土盛海岸へ。
 奄美大島を流れるこの風が、たまらないんだとなあ! 荷物を積み込んだバイクで空港前の通りを、ゆっくり走る。

 1時間ほど海に入り、シュノーケルを楽しんだ。岩場でたくさんの生物を見た。思ったよりも魚が少なかった。おそらく、もっと沖の方に行けば、魚の集まる場所があるのだ。しかし、沖の方の様子がよくわからないので、一人で行く勇気はない。ウェットスーツと足ひれがあれば別だが、バボの島旅は、原則としてラッシュガードのみである。

 次の場所に移動しよう。そう思い、水シャワーを浴びた。茂みの中から出た。他にも、海にエントリーできる場所があるようだ。

 帰り道。バイクから見たら、先ほどより、海の色はきれいに輝いていた。

 2年前は、皆既日食だったせいもあり、テントが並び混雑していた土盛海岸だが、私が行ったときは誰もいなかった。まだ薄い雲が空を覆っていたため、人の足が鈍いのかなとも思った。
 そこへ見なれない看板。土盛海岸の上空からの写真が出ていて、赤い矢印で潮の流れが記されていた。しかも、船でよく見かける木製の浮き輪もついていた。「なにか流されるという事故が起きたのかな?」とっさにそう思った。

 何枚か写真を撮ったが、我慢できずに海へ・・・。まだ荷物整理ができていないのに、30分ほどシュノーケルを楽しんでしまった。台風の余波で、かなり潮の引きが強かった。油断すると、本当に沖に流されそうな気がした。気がつくと、観光客らしき人が4,5人いた。ようやく、いつもの土盛海岸らしくなってきたなと思った。

 1時間ほどして、水飲み場で真水を浴び、水着&Tシャツという出で立ちでバイクにまたがった。宿につくまでは、乾かさないといけない。

 次に、あやまる岬を目指した。奄美十景に数えられる風光明媚な場所だ。
 バイクの荷台が小さいので、荷物がずれて、なかなか乗り心地が悪い。

まずは土盛海岸に挨拶

 撮影許可が下りてから、慌ててデジカメを取り出し、下に見える島々を撮影した。

 この崎原海岸は、ハマボウの花が多い。ハイビスカスと似ているが、花の命は短く、だいたい1日で落下してしまう。
 落ちている花びらを触ってみると、かなりごつい感じがして、ごわごわしている。

12時5分、奄美空港に到着。少し腰を痛めていたので、腰が痛くて参った。 連絡して、バイクも到着。お金先払い。

 定刻に鹿児島空港に着いた。11時発奄美空港行きまでには、少し時間がある。多動児であるバボは、落ち着いて待っていることができないので、一度空港の外に出た。足湯もあったが、前回入ったのでパス。通りの向こう側にセブンイレブンを見つけ、あんパンとコロッケパンを購入。これは、昼食になるのだろうか?
 空港に戻り、いつも御世話になっているレンターバイクの店に電話する。8日間20000円で借りると言うことで、交渉OK。
 ここからは、6枚の羽で飛ぶ飛行機に乗り換え。

 他には、すごい速さで砂の上を走る白いカニがいた。まるで宙を浮いているのではないかと思うくらいの、速さである。
 すぐに穴の中に隠れてしまうので、捕まえることはできなかった。
 写真を撮るのでさえ苦労した。

 泳ぎ疲れて浜に戻る。
 アダンの木陰で、少し横になっていたら、何か動くものがあった。そこには、オカヤドカリが何匹もいて、これからえさを探しに行くところであった。適当に3匹ばかり捕まえて、ゴーグルの中で歩かせてみた。目と触覚がユニークでかわいかった。

 ようやく崎原(さきばる)海岸に出た。
 狭い道なので、適当な場所にバイクを停め、植物の茂みの隙間を入っていく。 暗いトンネルの向こうに青い光が差し込むような雰囲気である。

 砂の白さが印象的だった。誰もいなかった。こんな素敵な海岸が、私(バボ)のプライベートビーチになった。広いビーチで、寝っ転がっても、砂の城を作っても、カニやヤドカリを捕まえても、シュノーケルをしても自分の自由だった。ビーチベッドがあれば、気持ちよいのになあと思いつつ、まずは海に入った。透明の水と白い砂ばかりで、全然海の生き物がいなかった。砂地ではなく、どこかの岩に行けば、そこに魚たちがいるだろう。そう思って、左手の岩の方に向かって泳ぎはじめた。

 やや大きな岩の所に来ると、シャコガイの青い外套膜が見え、チョウチョウウオの仲間が泳いでいるのが見えた。ああ、これこれ、これが見たかったんだよ・・・・・誰もいないのをいいことに、大きな声で独り言を言った。

羽田空港へ

 朝4時半起床。目覚まし時計をかけていたが、鳴る前に起きてしまった。
 外を見る。雨が、もうあがってしまったように見えた。もう大丈夫だ、そう思い込むためにわざと傘は置いていった。荷物は、テントが入っているリュックサックと、着替えと海のものを入れた大きめの鞄。ガスバーナーの燃料は空港で没収されるので、向こうで買おうと思っていたが、面倒くさくなってしまい、自炊道具は全て置いていくことにした。
 5時12分大船行きの電車にのる。
 5時48分、浜松町でモノレールに乗り換えた。
空港第1ビルのコンビニで、おにぎり2個とコーヒーを買う。

 今回、初めてJALカードでチェックインをしたが、本当に便利だ。チケットなどの余分なものは一切、手にしないで済む。荷物を預けて、6時50分出発ロビーへ。

 台風6号が南から不気味な様相で、日本にせまってきていた。
 7月19日には、JALが九州地方を中心に条件付き発着という非常事態になっていた。無料で日程を変えられるというありがたい話だという見方もあるが、帰宅日が決定している私には、旅行の中止か無期限の延期も視野に入れなくてはならない状態になった。

 出発の前日である。時間を見つけては、パソコンで台風情報を入手していた。台風の渦が、なかなか衛星写真から消えなかった。波も高そうだ。上司からは、無理をしないようにと言う忠告を戴いた。

 行くべきかやめるべきか。あいにく、21日出発便に関しては、JALからは特別なアナウンスが出ていなかった。ここでキャンセルをすれば、私の都合ということになってしまい、巨大なキャンセル料が発生してしまう。
『晴れ男』の自分を信じて、テントなどの持参する荷物を原付に載せ、雨の中を実家に向けて出発したのは午後5時である。朝8時5分出発鹿児島行きの便に乗るには、自宅からでは始発でも間に合わないので、北区にある実家から出発する必要があった。

 100%雨という天気予報だったが、それほど雨に打たれずに到着した。さすがはバボだ、自分でほめた。しかし、カッパを着ていたにもかかわらず多少ぬれてしまった。
 実家に行くと、母は先にご飯を食べたというので、ラーメン屋に行った。夏の暑い時期なのだが、雨にもぬれ、気温が低めだったので、「鉄火麺」という、極辛の醤油麺を注文した。
 明日の天気を祈りながら、早めに床に入った。

 日本と言うより、どこか東南アジアの浜辺を思わせる場所があった。更に行くと、ハマヒルガオがきれいに咲き並んでいた。

7月20日
はじめに・・・・
2011年7月21日−28日

 かなり、土盛の海を楽しんだので、とりあえず土盛海岸を去ることとした。
 水シャワーを浴びながら考えた。明日の朝、船で徳之島に行ったら、奄美大島南部を走らないで去ることになる。それはつまらない。それなら、私の好きな県道79号線を走ろう。住用村の今里まで行ってもいいかなと思った。たつや旅館は、夜12時まで戻ればいいと言っていたから、ゆっくりできる。 もしかしたら、東シナ海側を走るので、きれいな夕日を見ることもできる。

 昼食を食べると、Acoopの近くから細い道を進んだ。地図はなかったので、昔の記憶を頼りに進んだ。
 初めは山道で、ヤマイモの大きな葉が目についた。その後、突然視界が開けたと思ったら、サトウキビ畑を走っていた。
 その道が突き当たったところに、「土盛」という地名があり、ほっとした。

Acoopで昼食
7月22日

 重苦しい雲だが、かろうじて雨だけは落ちてこなかった。風もそれほど強くなかった。きっと、台風の影響がまだ残っているんだろうと思った。
 子ども達は元気に、海に入っていた。若者たちもである。
 もちろん、私も買ったばかりのゴーグルとシュノーケルを付けての入水。 荷物は、アダンの木陰に置いた。万が一雨が落ちてきたら大変なので・・・・。 大浜海岸の海との再会を喜んだ。

 部屋に荷物を置いてから、バイクで出かける算段をとった。ところが、いくら探しても、ゴーグルとシュノーケルがなかった。先ほど土盛海岸で泳いだときはあったので、途中バイクで落としてきたらしい。またか、と思った。なぜか私はよく、ゴーグルを落としたりなくしたりするのである。
 探しに行くにはあまりにも時間が惜しいので、ダイエーで購入した。2650円の大出費となった。宿1日分と変わらないではないか! そう思ったら、悔しかった。そして、悲しくなった。
 時間がおしているので、近場の大浜海浜公園に行った。

 バイクで出かけよう
たつや旅館に到着
国道58号線を通って名瀬へ

 笠利灯台を通って名瀬に行く道もあるが、空港前から広がるきれいな海の景色を見ながら、バイクを走らせたい。また空港の方へ、Uターンした。
 目に飛び込んでくる景色全てが、懐かしいと思った。何度か奄美大島にきていると、愛着が湧いてくるのである。
 「まいったなあ〜」「たまらないなあ〜」
毎度おなじみの言葉を連発しながら、「バイクを停めては写真を撮る」といったゆったり旅が始まった。

鹿児島乗り換え
7月21日

 ようやく、私が望んでいた海の色が出てきた。しかし、もっときれいな海と対面したいと思いつつ、バイクを進めた。 
 雲が飛ばされて、もう少し太陽が高くなると、きれいな海の色が出てくるだろう。

 昨年は、奄美に行かなかった。  東京の島と言われる『八丈島や三宅島』に行ったからだ。限られた夏の休暇なので、行きたいところ全てに行くわけにはいかない。
 その年の秋、奄美大島は記録的な豪雨に襲われた。崖が崩れ、道路が流された。何日も避難生活をした人がいた。奄美大島の人々は大変な苦痛を強いられた。 あれから、約9ヶ月。復活した島の様子を、自分の目で確かめたいと思った。
 そこで、今年はGW前後から情報収集を始め、着々と計画を立てていった。また、可能ならば、徳之島や沖永良部島などの奄美諸島の島々にも渡りたいと思った。

 早速、7月21日から8月2日までの約2週間の島旅を計画し、格安の航空券を手配した。ところが、7月29日に避けられない大事な会議が入り、変更を余儀なくされた。そのため、キャンセル料として片道の飛行機代の半額をとられ、再度飛行機の予約をとり直す羽目になった。痛い出費ではあったが、無事出発できた。結果的には台風などにも遭遇せず、比較的良い島旅であったと思う。

沖永良部島へ
徳之島へ
沖永良部島へ
徳之島へ
奄美大島Top
奄美大島2へ
奄美大島2へ

 夕日は不発で、夕焼けだけ見た。変わった模様の夕日だ。