寄せられたご質問 | 回答 |
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自動車におけるバッテリーの役割は? | 最も大きな役割は「エンジン」をかけることです。それ以外にも 各電装品への電力供給や電圧の安定化なども大切な役割です。 |
自動車用のバッテリーの電圧は何Vですか? | 公称12Vです(ごく一部に6Vもあります)。 厳密には満充電状態(気温20℃)では12.72Vです。 |
自動車用バッテリーの寿命はどれくらいですか? | 使用車種や走行環境によって大きく変わりますが、 平均すると2〜3年です。 |
トラックは24Vのバッテリーを使用しているのですか? | 12Vバッテリーを2個直列につなぐ事で24Vとして使用しています。バッテリー単体としては12Vです。 |
バッテリーの形式について、読み方を教えてください。 | バッテリー形式の見方についてはこちらをご覧ください。 |
新車搭載品以外の形式は搭載可能ですか? | 性能ランクが同等かそれ以上で、かつ外形寸法と端子極性、端子形状が同じであれば搭載可能です。 詳しいバッテリー形式の見方はこちらをご覧ください。 |
バッテリーの端子のプラス極・マイナス極は、どうやって見分けますか? | バッテリーの上面に+−が表記されています。また、端子自体プラスが太くなっています。 |
タクシーや業務用トラックにはどんなバッテリーを搭載すればいいのでしょうか? | タクシーやトラックなどの業務用車両は、非常に過酷な条件下で使用されますので、 専用設計の業務用車両専用品をご使用ください。 |
業務用車両向けバッテリーは一般乗用車向けバッテリーとどの様な違いがありますか? | 耐振動性、深い充放電に強い設計となっています。逆に自己放電、 減液特性は乗用車向けバッテリーの方が優れているという一面もあります。使用環境に合わせたバッテリーを お選びください。 |
バッテリーをトランクルームに搭載する車種は、特殊なバッテリーが搭載されているそうですが、どのようなものですか? | バッテリーは走行中にも常に充電されます。充電時には内部の水分が電気分解されるため水素ガスが発生します。 水素ガスは爆発しやすい性質であるため、トランクルームなど半密閉の空間にバッテリーを装着するとガスが トランクルームに充満し、引火爆発の危険があります。従いまして、トランクルームなどへの搭載は、 ガスの発生の少ないシールタイプのバッテリーでさらにガスの排出機構をつけた状態での搭載になります。 |
炎天下や氷点下の気候は、バッテリーの性能に影響ありますか? | バッテリーの性能は温度に影響を受けます。温度が高いと性能は上がりますが、同時にバッテリー内部の 劣化も促進されるため、高温状態で使いつづけると寿命に影響を受けます。温度が低いと、性能がダウンします。 バッテリーの寒さ対策については こちらをご覧ください。 |
補償期間中にバッテリー不具合により新しいバッテリーに交換した場合、交換したバッテリーの補償期間はどうなりますか? | 交換前の補償期間を引き継ぐ事になります。例えば36ヶ月補償のバッテリーを不具合で16ヶ月で交換した場合は、 残り20ヶ月が補償期間となります。 |
バッテリーのリサイクルはどのように行われていますか? | バッテリーの蓋やケースなどの樹脂部材は再生樹脂として、端子や極板などの鉛部材は再精錬されて再生鉛として 再びバッテリーに使用されます。 |
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バッテリーの寿命期の症状は? | バッテリーの寿命については こちらをご覧ください。 |
バッテリーがあがりやすい状況とはどのような時ですか? | 基本的に内部に充電されている電気が不足し、必要な電気が取り出せなくなった状態がバッテリーあがりです。 バッテリーあがりを起こす状況としては、バッテリーそのものの寿命やオーディオ、 追加ランプ等の電装品を多く搭載し充電量が消費量に追いつかない場合、 オルタネーターの故障などにより十分な充電がされない場合に起こります。 例えば、渋滞が多い道路をよく通る車は発電が追いつかないためバッテリーは上がりやすくなります。 また、チョイ乗りが多い車もバッテリーがあがりやすくなる傾向があるようです。 |
バッテリーを充電した直後に電圧をはかってみたら13.5Vくらいありました。これは異常ですか? | 充電直後はバッテリーの端子電圧も見かけ上、上昇します。 正確な電圧は充電後に30分程時間をおいてから計測してください。 |
電解液の量は足りていますが、バッテリーの電圧は低いままです。これは、どうしてですか? | 充電不足が考えられます。そのままでは十分な性能を発揮できませんので補充電をしてください。 補充電をしてもすぐに電圧が下がるようでしたら寿命と考えられます。 |
端子付近に緑色の固体が付着していますが、これは何ですか? | 緑色の固体は、ケーブルの素材である銅と電解液(希硫酸)が反応してできた硫酸鉛です。 バッテリーが劣化すると慢性的な過充電により見られる現象です。 早めにバッテリーの性能チェックを行ってください。 |
バッテリーの電解液がこぼれてしまいました。この電解液はどのように処理すれば良いですか? | バッテリーの電解液は希硫酸ですので、速やかに重炭酸ソーダ(重曹)、水酸化カルシウム(消石灰)、 炭酸ソーダなどのアルカリ性薬剤で中和し、多量の水で洗い流してください。 |
バッテリーを倒してしまって、中から電解液が漏れてきました。このバッテリーを使っても問題ないですか? | 使用できません。電解液の減少は、バッテリー本来の性能を発揮できないばかりか、内部でのスパークを誘発し、 引火爆発の恐れがあります。※通常使用している場合の液減りはとは意味が異なります。 |
誤ってバッテリーの電解液が身体に付着した場合、どのような処置が適切でしょうか? | バッテリーの電解液は人体に大変有害です。炎症などのやけどを引き起こしたり、 目に入った場合は最悪失明の恐れがあります。直ちに多量の水で洗い流し、医師の治療を受けてください。 また、誤って電解液を飲み込んでしまった場合は体調に異変を感じなくても、口、のど、食道、 胃の粘膜が薬傷を起こしておりますので、速やかに医師の治療を受けてください。 |
車両のチャージランプが点灯したので、バッテリーを補充電しました。充電直後はランプが消えるのですがしばらくすると また点灯し、バッテリーがあがってしまいました。これはバッテリーが寿命ですか? | 充電しても容量が回復せず、すぐにチャージランプが点灯するようになると、まず寿命が考えられます。 但し、オルタネーターなど車両充電側のトラブルも考えれますので、新品バッテリーなのにチャージランプが頻繁に つく場合などは、充電系統の点検をおすすめします。 |
バッテリーを自分で交換しましたが、エンジンの調子が何か変です。故障でしょうか? | 車両によっては学習機能付きのコンピューターが搭載されており、バッテリー交換直後にこれまでの学習情報 がリセットされることがあります。この場合、コンピューターは初期状態に戻り、普段とは違う状態になる場合が ありますが、しばらく走行するうちに再学習することで元の状態に戻ります。 詳しくは車両取扱説明書を参照ください。 |
浸水してしまったバッテリーを使用することはできますか? | 浸水することで電解液(希硫酸)が損なわれたり、浸水により不純物が混入することでバッテリーとしての 十分な機能が発揮できなくなりますのでお使いになることはできません。 |