キリスト教講座案内

 

セバスチャン 西川 哲彌

ご承知のとおりキリスト教講座を週2回しております。
火曜日と木曜日です。
火曜日は夜の7時からです。
この講座の意図は、これから洗礼を受けようと思う方に、受洗のために最低限必要な知識を身につけ、その心構えをして頂こうとするところにあります。
もちろん、すでに洗礼を受けた方々も、初心にかえって教理のイロハを学ぶ目的もあります。
勉強は教科書を使って、少しずつ進められ、質問に応じて、その時その時に湧いて来る疑問やもっと知りたいことを解き明かしてゆくという型をとっています。
教科書は「カトリックの信仰」(あかし書房刊)です。
公会議の後、わかりやすい入門書を作ってゆこうという要望に応えて出された新書版で150ページ位の本です。
わかりやすい本で、はじめて手にとって読んでもイエス様ってこんなことを教え、弟子達に言い残してゆかれたんだと納得ゆくような内容です。
7時に始まってまず「主の祈り」を唱えます。
約1時間半位の勉強が終わると、「アベマリアの祈り」を唱えて解散します。
毎年この中から一人か二人洗礼をお受けになります。
最近うれしい事がありました。それは、2月の末に亡くなられたNさんの三男、Tさんの次男R君が勉強に来てくれたことです。
今年中学2年になったばかりです。
おじいちゃん(Nさん)の葬儀の時、入門講座に出て勉強を始めたい気持ちがあることを、Dさんが伝えてくれました。
おじいちゃんが聖書や教会の教えについて話をしていたので、それがきっかけになっているのではないかということです。
カトリック教会は洗礼のために約1年間の勉強期間をとるようにと決めています。
もちろん例外もあります。
しかし、1年の勉強期間は終わってしまえば決して思う程に長いものではありません。
大切な信仰を学び、身につけてゆくために、丁度いい長さだと思います。
Nさんが播いた種が実を結ぶかどうかこの1年にかかっています。
講座が続けられています。
木曜日の講座は、午前10時から始まります。
内容は聖書の言葉を味わうことになっています。
具体的には、次の主日(日曜日)のごミサで朗読される聖書を勉強しています。
主日のごミサでは三つのみ言葉が選ばれています。
第一は旧約聖書、第二が使徒書と呼ばれる聖パウロの手紙、そして第三が福音書です。
第一朗読と第二朗読のあいだに歌われる答唱詩篇は答唱の部分をなんとか歌っています。
ミサの前にあらかじめ読んでおくといいですよと言われながら、続けています。
ミサで読まれる聖書には、必ずと云っていい位テーマがあります。
中心はやはり福音で、福音の背景になっている旧約聖書やその実践論とも言うべき聖パウロの手紙を読むと、み言葉が立体的になって、より大きなパワーが頂けます。
ミサで読まれる聖書は、ほんの一部が採用されているので、分かりにくいという傾向があります。
そういう時は、その箇所の前後を読んでみると、ひとつの流れがわかります。
するとますます、「ああそうか。この流れでこのエピソードが出てるんだ」という理解につながってゆく場合もあります。
場所はいずれも第一集会室です。
よろしければお出かけ下さい。
お待ちしています。

前の記事を見る うぐいす目次へ 次の記事を見る