短        歌 

   私の拙い短歌を紹介する前にプロローグとして心に残る「辞世」を紹介します。
   
願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月の頃(西行)
   

士(をのこ)やも空しかるべき万代に語り継ぐべき名は立てずして(山上憶良)
    
つひに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを(在原業平)
   
散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ(細川ガラシャ)
 
細川ガラシャは明智光秀の娘で結婚で改姓した最初の日本人といわれています
   
旅に病んで夢は枯野をかけ廻る(松尾芭蕉)
   
身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂(吉田松陰)
   

風さそふ花よりもなほ我はまた春の名残をいかにとやせん(浅野内匠頭)
   
大和は国のまほろば たたなづく青垣山ごもれる大和しうるはし(日本武尊)
   
わが亡骸は野に捨て獣に施すべし(一遍)

吾れ入滅せむと擬するは今年三月二十一日寅の刻なり もろもろの弟子等号泣することなかれ(空海)
 
「今年」とは西暦835年(承和二年)で、この「予言」通りになった

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