おすすめ参考書




 読んでみて「いいなあ」と思ったいくつかの参考書を記します。

「金山ウ―・ガオ・ホー」
作者 邱銘源 胡妙芬  財団法人台湾生態工法発展基金会 480台湾元

 高品質な絵本です。 台湾に飛来したソデグロヅル(金山小白鶴)のものがたり。 大都市近郊に希少な鳥が現れたとき、どのような対応が必要か? ...などという観点からも、 大いに参考になりそう。
  中国語繁体字で書かれています。

 

「返家六千里」
作者 邱銘源 財団法人台湾生態工法発展基金会 1000台湾元

 台湾に飛来したソデグロヅル(金山小白鶴)の写真集。
二十四節季ごとの美しい写真で構成されていますが、ソデグロヅルだけではなく、 それを取り巻く人間の物語も描き出しています。 当会加藤も大きく取り上げられています。
台湾のみならず、日本のソデグロヅル、主な越冬地である中国・ポーヤン湖の様子なども 紹介されています。
 


「わたり鳥の旅」
 作 樋口広芳、絵 重原美智子 偕成社 1400円+税

 高品質な絵本です。 鳥に電波発信機をつけて、人工衛星で追跡した実話に 基づく大迫力。
タンチョウがテーマではありませんが、渡りについて理解するには 非常に参考になります。
 鳥の眼で見た世界が広がり、人生観が変わるかもしれません。
地図上に描かれている他の鳥や動物も一覧表があり、科学性も保たれています。
 子ども向けとしても最適です。
特にお勧めです!


「鳥たちの旅」
 樋口広芳著 NHKブックス 1600円+税

 上記絵本の元となった本。 より詳しく知りたい方に最適です。
大陸のタンチョウの渡りも載っています。



「タンチョウ そのすべて」
 正富宏之著 北海道新聞社 2500円+税

 日本のタンチョウについての集大成と言える良書。
一般書で、これ以上詳細に書かれている本は無いのでは?と思います。
タンチョウの体のしくみや季節ごとの生態など、タンチョウを理解しようとする人は 必読です。


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© 秋田タンチョウ友の会2010