![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/f2/52552de279ab6129670267715cbb7df1.jpg)
(写真は、羽黒山の木立の中の「五重塔」)
実家の熊本に10日間ほど法事のため帰省していましたので、
この間、ブログをお休みしていました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/airplane2.gif)
前回の「湯殿山」に続き、今回は「羽黒山」です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/s2_sum_mount.gif)
江戸時代には、「過去=月山、現在=羽黒山、未来=湯殿山」
の出羽三山を訪ねることが、過去、現在、未来を巡る
「生まれ変わりの旅」になる、と信じられていました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/ef/c0b06c2cce2d0ea5bd25e0f22d6995d1.jpg)
前回の「湯殿山」から1時間20分、我々の「奥の細道」
バス旅行は、「羽黒山」バスターミナルに到着しました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/5a/9e67fe837c0277bf93e74332d3209526.jpg)
鳥居をくぐると、下の写真の「随神門」があります。
この随神門から、「羽黒山」(出羽三山神社)の神域に
入ります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/73/63e29dd42f99887927139d7ed8c9e4cc.jpg)
随神門の石段を下りると、道の両側に小さい社が立ち並び、
すぐに前方に、「祓川」(はらいがわ)に架かる「神橋」
が見えてきます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0089.gif) ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/99/bfb0c7b3dda84cccb9976580fa9a1f4d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/27/ed9f36077bfd6f83fd4bcbb54200e169.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/33/2aaff2922192fcd3e49767e7edf25577.jpg)
この祓川の清流は、月山に源流を発しており、昔、
参拝者は、この清流で身を清めてから、羽黒山の
山頂を目指しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/e2/f7807e8c10d2f69069df966c8fdbcc66.jpg)
神橋の上からは、小さな祓川神社と、その後ろに
「須賀の滝」が見えます。
滝の水音が爽やかで、清々しい気持ちになります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif)
祓川を渡ると、500本以上あると言われる杉の古木の中に、
ひときわ巨大な老杉の「爺杉」があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/5f/60926bb32b40209654ba80b70b297f7f.jpg)
何と!、樹齢1千年!、胴囲が8メートルもある、
羽黒山で最も古い天然記念物です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif)
以前は「婆(ばば)杉」もあったそうですが、暴風で
失われたそうです・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/43/43167f6959f97c81fa755dc5a606f75a.jpg)
爺杉の近くの木立の中に、写真の国宝「五重塔」が
姿を現します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2d/0fdf8fb7bdd04f9548a1c709e5b85031.jpg)
東北地方で最古の塔といわれ、「平将門」の創建と
伝えられています。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
この五重塔は、高さが29メートルもあり、圧倒される
ほどの五層の「柿葺(こけらぶき)」で、その大きさは
日本最大です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
また、「素木造り」(しらきづくり)で、何も塗らず、
釘も使っていません。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/25/c83dfaaf79ec529644dae2b738aa440a.jpg)
現在の塔は、 約600年前に再建されたものだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/fb/40cb0886f0191d882d8ec63578ce75b1.jpg)
五重塔の塔の左手に、山頂まで徒歩50分もかかる
全長1.7キロ、2,446段の長い〜石段が続きます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
我々のバス旅行は、高齢者が多いので、2,446段の石段を
パスして、バスで、いきなり山頂の「三神合祭殿」(国重文)
へ向かいます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif) ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif)
山頂の「三神合祭殿」(さんじん ごうさいでん)は、
”日本一の茅葺屋根”で、月山・羽黒山・湯殿山の三神を
合祭した「三神合祭殿」があります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/5d/14cd45412a3e98f04ef7292f244c3c19.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/b0/ba0d762e19b1d310545d285afe042027.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/cc/9c0e78528adac3688b96f11dbea99e0a.jpg)
写真の様に、厚さ2メートルという、日本最大級の茅葺屋根を
持つ社殿の存在感に圧倒されます!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/bf/74912f01cf456e53d4c234d037ddb856.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/e6/9eec17423e70100211ea3dc671a64a24.jpg)
本殿は度重なる火災にあい、現在の社殿は1818年に再建した
ものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/7e/a8a22b32e347b76de7c78ab86aa0b9fc.jpg)
社殿の前の上の写真の「鏡池」は、羽黒神が姿を現す池として、
池そのものがご神体と考えられ、古来より多くの信仰を集め、
御手洗池(みたらしのいけ)とも呼ばれました。
古代から、人々は銅鏡に願いを託し、池に納めたそうです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_s.gif)
池の中からは、平安・鎌倉・江戸期に埋納された多くの
銅鏡が出土しました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
従って、ここが羽黒信仰の中心だったと考えられ、「池の御霊
(みたま)」とも呼ばれています。
三神合祭殿の石段を少し下りると、下の写真の「蜂子皇子
(はちこのおうじ)」の墓がありました。 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0089.gif) ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
墓の黒扉には、菊の紋章がついていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/b8/a76538ec4dc807e33bcb08ff3e2eb792.jpg)
出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)は、1,400年以上前に、
蜂子皇子によって開かれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/36/ca097cedaaa796c33e34cdc94c4996cc.jpg)
途中で、山伏姿の外国人の集団に遭遇しました!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_3.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/5f/12019868133f984b9bc7b8f2d8a54083.jpg)
サングラス姿の若い女性も混じっており、こんなに若いのに、
異国の山奥で修行しているなんて偉いなあ〜、と感心しました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
でも、あとで考えてみると、外国人観光客向けに山伏が案内する”
1日修業ツアー”だったのかも知れません?![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/46/42444866166d5bdc9bb9cf9612fbfff2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/f8/4116e58f5837f3869587c99ab2dc06f0.jpg)
鏡池の前の道を、蜂子皇子の墓と反対の方向へ進むと、
上の写真の末社が並んでおり、その先に下の写真の「芭蕉像」
がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/02/c848b649f49e583b0e4f7bcf28844e2c.jpg)
芭蕉と曾良は、出羽三山の宿坊街である手向宿へ到着したのち、
すっかり暗くなってから、羽黒山に登り、羽黒山の最高指導者
である「会覚阿闍梨」と会いました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/pampas.gif)
そして、宿泊のため、更に、暗い夜道を、月明かりだけで参道を
登り、羽黒山の中腹にある南谷別院(高陽院紫苑寺)へ向かいます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/s2_sum_mount.gif) ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/win_night.gif) ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0090.gif)
その暗い夜道の参道で詠んだのが、
”涼しさや ほの三か月の 羽黒山”![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0098.gif)
( 出羽三山の羽黒山にかかる三日月の月明かりは、神聖で
霊気が漂い、身が引き締まる思いだ。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/f1/2a6f358921f46782a5c9d65336f8edd0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/c7/787ef01d8c53f38b045ae5c30f2302bc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/bf/1d551ef475b9ed7770a1f72e2a855e37.jpg) |
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