![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/e5/91998018eed00a0e1c1867bdd0d1d9b0.jpg)
(写真は、湯殿山の参籠所と大鳥居)
暫くお休みしていましたが、バスで行く「奥の細道」を再開します。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
前回の宮城県の「登米(とめ)」に続き、今回は山形県の「湯殿山」(ゆどのさん)
です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/s2_sum_mount.gif)
前回ご説明しました様に、芭蕉は、前回の登米から、奥の細道のハイライトである
平泉を目指しました。
しかし、我々のツアーは、平泉や立石寺などについては、メンバーの皆さんが
複数回行ったことがあるということで、これらを飛ばして、新幹線で山形へ
向かいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif) ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/0c/0fd541ad6dd272de13ae3b0b55d612d3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/13/07f9319595705b6845cdf7d231eaf867.jpg)
新幹線の山形駅で下りると、山形の市街地は、8月5〜7日の山笠祭りの飾り付け
の準備一色でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/c9/854b07fa652f622c5b0e5907910b402e.jpg)
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やたら漬本舗が経営する明治18年創業「香味庵まるはち」で昼食です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0241.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/0d/1d04b1a6c0d15b262db9d1418ebeb017.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/b4/133715ef20ecddc257e83e54bf66e33f.jpg)
趣のある蔵座敷で、漬物の寿司などの山形の郷土料理の会席膳を食べます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_happy_s.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/b4/10c134a5afcc9b133fdfcd4d320be3f9.jpg)
土産に、写真の青唐辛子の香りと辛味、甘味噌の風味を加え漬けあげたピリ辛味の
「山形やたら漬」を買いました。
ごはん・お粥・雑炊やチャーハンにもぴったりです。
昼食を済ませた我々のバス旅行は、山形の市街地を抜け、健脚の芭蕉も苦労して
歩いたという湯殿山、羽黒山、月山へ向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
江戸時代には、”西の伊勢参り、東の奥参り”と、並び称され、庶民の信仰の中心
でした。
”奥参り”とは、出羽三山の「生まれ変わりの旅」のことです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_3.gif)
「生まれ変わりの旅」とは、「過去=月山、現在=羽黒山、未来=湯殿山」の三山を
訪ねることで、過去、現在、未来を巡ることになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/b7/219efe63172ee6ee6c20f6957136e37c.jpg)
山形の市街地から貸切バスで約1時間、「湯殿山」の湯殿山神社の参籠所駐車場に着きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/72/ea339b7f322ddd28a0b081ec1ef1dde9.jpg)
写真の左は、食事および宿泊が可能な湯殿山の参籠所です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/09/553353879a9733cd69620b6f8dde60de.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f3/1b96610084e35f135b3057845dd84645.jpg)
上の写真の石碑には、「湯殿山本宮の東にある仙人沢は、即身仏となるための
修行地である」旨が記されています。
「湯殿山(ゆどのさん)神社」は、山形県の庄内地方に広がる出羽三山(月山・
羽黒山・湯殿山)のうちの、湯殿山の中腹にあります。
湯殿山神社は、月山の頂上から尾根づたいに西へ8キロ下りた地点にあり、また、
月山から流れる梵字川(ぼんじがわ)の川沿いにあります。
出羽三山の総奥の院である「湯殿山」の神の世界に、人工の建造物を造ることは
許されませんでした。
従って、湯殿山神社には、本殿も社殿もありません!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/2b/38dc07f9795e6c6672c5e98b44c323bd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/71/64834214cafca6b2f2b286f43799ad9c.jpg)
湯殿山神社へは、自家用車乗り入れ禁止のため、参籠所駐車場から、参詣用
シャトルバスで湯殿山神社へ向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/a7/418c4ef53d4c0c0ad8127b98dbb9df72.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/5c/0a10f163bce4ab4ed9c8f5b838d864f9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/da/a16f3c0a6e1d55a13c91bf1b0e5e72b8.jpg)
上の写真は、参拝バスの終点にある「湯殿山本宮」への上り口の石段で、石段の
先にの巨石は「湯殿山本宮」の碑です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/15/00fd79217eccf07b2e5dd8e99b5af640.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f3/e7fc7629d5e089f1554e075c07a97181.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/7f/2435a4df762f921170c5b5e06f3d7772.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/21/2074fa790847467da00dab1fa2931880.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/5d/d9156d61c518b3429af156d0e089b378.jpg)
この石段の途中の撮影禁止の立て看板から先は、神聖な場所なので、一切の撮影
が禁止です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0068.gif)
古来、湯殿山については、「語る無かれ、聞く無かれ」との戒律が守られ、霊地を
見た人は、絶対にその姿を他人に言ってはいけない。
見てない人は、絶対に他人から聞いてはいけない、と決められていました。
この様に、”聖地・湯殿山本宮”については、ブログへの本宮の写真や風景描写も
不可ということで、最もブログ向きでない場所です・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_5.gif)
湯殿山神社の本宮は、俗世と隔離された神域であるために、参拝の際には裸足
になり、祓を受けなければなりません。
我々も、禊場(札所)で、靴を脱いで素足になり、身代わりの紙人形に禊を
してもらい、ようやく、湯殿山の御神体の脇を上って行きます・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0090.gif) ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
実際に足を運べば、真近かでご神体を目にすることが出来ますが・・・
・・・・・・・(これ以降に見聞きしたことを、他人に話したり、ブログに書いてはならない・・・)
と言う訳で、実際に見たご神体について描写したいのですが・・・、無事に
湯殿山本宮の参拝を終わり、参籠所駐車場へ戻って来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0089.gif) ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
「奥の細道」によると、月山の頂上から尾根づたいに8キロも下りてきて、湯殿山を訪れた芭蕉は、
”語られぬ 湯殿にぬらす 袂(たもと)かな”の句を残しています。
(語ることを禁じられた神域のありがたさに涙がこぼれる。)
芭蕉も、他人に語る事が出来ない程の、有難い聖地を見る事が出来て、涙が
出る位の感動を覚えた、と率直な感想を表現していると思われます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/a6/2eaadef2df04c876ab56f851eab22a7f.jpg)
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