le mal de tête
_
起きたら1230h過ぎだった。昨夜が0300h近かったので無理もないが。
で、起き出すといい天気。もったいなかったなぁと思いつつ洗濯物を干す。
筆者:一度4時半にトイレに起きたんだよなぁ。あと、洗濯機の回ってるのに気が付いたから9時前にも一度目が醒めてるはずなんだけど。
おくさん:あたしは昨夜毒ガスで目が醒めた。
筆者:毒ガス?
おくさん:毒ガス攻撃。
筆者:えっと……それはもしかして、私の寝屁ですか?
おくさん:そっち向いて寝てたのも敗因だったかな。
筆者:こっちもそっちに背中向けてたか。
おくさん:しかし、同じ物食べてるのにどうしてそうなるの?
筆者:そーゆー体質なんだよ。悪玉菌の繁殖しやすい。
_ 寝方が悪かったのか何なのか、頭が痛いな。昨夜は帰りに急に片目が棒か何かで突き通されたみたいに痛んだし、どこか悪いのかな。
真寿美:口?
紗妃:性格?
真寿美:趣味?
紗妃:頭?
俺:君たち……
_ 検診に行くおくさんを病院に降ろして、待ち時間の間徘徊。
_
まず『DOIT』に接着剤を買いに。屋外売り場に並ぶ植木鉢や土と、日差しの暖かさとから、家の皐の植え替えを思い出し、帰りがけに買うことにする。
で、本命の接着剤。ずいぶんといろいろあるもんだ。割と何でもくっつきそうなのを1本買い、さらにさっき見た植木鉢と培養土を買う。
_
RBSを引っかけに宮原に走り、駅前に『Yellow Submarine』発見。ずいぶん前に看板を見付けておきながら店自体に辿り着けなかったのだが、まさか駅前ロータリーに面しているとは思わなんだ。
30分100円のコインパーキングの脇に路駐して突入。下から三階まで順に眺める。品揃えはなかなか。
量的にはさすがに多くはないし、価格も正札通り(一部特売品は半額とかある)だが、模型からエアガンからフィギュアから食玩から、一通りのものは揃っている。たまには寄ってみるか。
後で調べたら実はここが本店だった。
_ もう少々RBSを引っかけるかと思い、県56に回ったところでおくさんから終了コール。反転。
_ 『イトーヨーカドー』で買った米と『DOIT』で買った土&植木鉢を担いで歩くのは少々無謀だったか。
_ 帰宅後買ってきた接着剤で早速コンバットデジQのディテールアップパーツ装着。夕御飯の支度を手伝ってくれないとおくさんがむくれる。だって今日は洗濯物も干したし昼の肉まんも蒸かしたし……
_ カレー饂飩。残りの食パンをトーストして、3日に買った「チーズ福袋」の目玉Mont d'Orを塗って食べる。うまい。くさいけど。
_ デザートに「まるごとバナナ」。
_ 「23分の4人のミリガン」だなんて亀レスの上にくだらなすぎて元記事にリンク貼れない。
結:だったら書かなければいいのに。
俺:俺もそう思う。
結:じゃなんで残しておくのよ。
俺:や、何となく……
_ 西洋花の陽気なエロというのを読んで、Batailleの「ドキュマン」の一節を思い出した。少し長くなるが引用。
実際は、大部分の花は凡庸な発達しかしておらず、野草とほとんど見分けがつかず、あるものに至っては忌まわしくはなくとも不快である。(中略)他のいくつかの花は、確かに、非常によく発達した、優雅さを否定できぬ雄蕊を見せているが、ふたたび常識を頼りに言うなら、そうした優雅さは悪魔のそれに見えかねない。ある種の脂ぎった蘭がそうだ。それらは、最もいかがわしい人間の悖徳に擬してみたくなるほどに、怪しげな植物なのである。
(「ドキュマン」所載「花言葉」より、片山正樹訳:二見書房版 p.41)
courir
_ 友人と会いに出掛けるおくさんと一緒に下駄履きで家を出て、農協で菠薐草と貝割れ大根と苺を買って帰るワタシ。
_ 「BLESS」ネタではありません。
_ 本当はおくさんと同じタイミングで出掛けて、上野アメ横辺りをふらふらしようかと思ったのだがタイミングを外した。いい天気なのに……てなわけで、グンバイムシにたかられて気息奄々な皐の植え替えに走る。
_ ほぼ全滅と言っていい現在の葉を落としまくる。本当は焼いてしまおうと植木鉢に炭を熾そうとまでしたのだが、集合住宅の悲しさで迂闊に煙を上げると火災報知器が鳴り出しかねないのでやめる。でもって木はほとんど丸坊主の貧弱な状態に。
_ 鉢から抜く。細かいひげ根がびっしり……だがこれは肥料の油粕に紛れ込んでいたと思しき雑草の根。こいつに養分を喰われてたってのもあるのかな。とりあえず地上部の葉はこちらも全部むしり取る。
_ 新しい鉢の準備。穴の所に備長炭を並べて塞ぎ、最近生ゴミを補充してやってない腐葉土、元肥、昨日買ってきた土の順で鉢に入れ、木を安置、さらに土を追加して水やり。これで春に元気になってくれればよいが。
実:今度からこまめに見てあげないとね。虫が付いたらすぐに薬を散布するとか。
俺:グンバイムシによる虫害ってのは、樹勢があれば防げるそうなんですよ。だからなるべく世話はするようにします。薬はあまり使いたくないですし。
実:あ、そうだね。
_ 天気に誘われて二輪の虫が疼いたので乗ることに。上はTシャツ、トレーナー、セーター、マルチポケットベスト、革ジャンの5枚構成。グローブは北海道旅行用に買ったGoatexの厚いやつ。帰りは日没後になるので一応アンダータイツ装備。
結:それは股引と言うんじゃないの?
俺:日本語ではそうとも言うかも知れない。
結:日本語とか英語とかっていう問題じゃなくて、デザインが明らかに股引でしょうが。
俺:ま、気にしない。温かけりゃそれでいいの。見えるもんでもなし。
_ あんまり時間的余裕がないのでRBS改めRMS(Recycled Media Shop)回りにとどめる。これと言って物質的収穫はなかったが、精神的には気持ちよかった。それほど寒いとも感じなかったし。
_ 『Mister Donut』に入って悪いか。
_ 1630h、昨日ラブコールを飛ばしまくってきた元外注H氏と北朝霞駅で落ち合って、『Mister Donut』で駄弁る。近況とか。来がけに買ってきて進呈したシガリロ「Café Crème」は相当きつい味らしい。
_ 1時間ほど話して、H氏は後輩Tと呑みに行くので待ち合わせの場所へ。こちらは志木でしばらくご無沙汰していた古本屋『東西書房』に入ってから帰投。
_ おくさんが帰りに『京王百貨店』で金曜日のリベンジ(というわけでもあるまいが)で買ってきた弁当。鱒の押し寿司と、沖縄戦後発の鉄道(モノレールだけど)の駅弁の先行発売ってやつ。後者に入っていたゴーヤの漬け物が結構いける。それと「海ぶどう」という海藻が癖になりそうな食感。ぶどうと言うほど大きいわけではなく、1mm足らずの球が枝にくっついているのだが、噛むとぷちぷち、中身はねばとろ。少し塩味。
_ テレビから「拉致」という単語が聞こえてきたので、半分無意識に「名犬ラッチー」とか「カフェ・ラチ」とか口走っていたら……
おくさん:「意味無し発作」が始まった……
筆者:い、いみなしほっさぁ?
語感が何だかおかしくて、その後一人で笑うこと暫時。
_ 夕御飯の時間が早くてヒマを持て余した上におくさんに唆されたので、車で出撃。
_ まず東松山『まんが倉庫』。おくさんからリクエストのあった浦沢直樹「MONSTER」のファンブック的な「もう一つのMonster」を捕獲。それと「藍より青し」の文月晃の本がいくつかあったので、例しに1冊買ってみる。中古ゲームでは「Wing & Wind」が1980円。
_ その近くのRMS『Book Market』も覗くが、まあこの程度だろ。
_ 熊谷『万代書店』に行くとピストン行程でつまらないなどと色気を出し、上尾のR17へ展開して2つ3つRMS覗き。別にこれというものは無いな。やっぱり熊谷にしておけばよかった。
_ 0030h帰着。おくさんに戦利品進呈。
実:acephale君だって先週新刊書を買ってるじゃない。あれでいくらぐらい?
俺:4000円ちょい、ですかね。
実:さすがに1万円ってわけにはいかないか。
俺:まあ以前に1回か2回はありますけどね。上下巻で各4800円ってのを一遍に買ったとか。
実:学術書とか専門書だとそのぐらいするもんね。
俺:今じゃもうとてもとても。
実:そう? それにしてはゲームソフトとか随分いい値段のものを買ってきたりしてるけど。
俺:それを言っちゃぁお終ぇよ。
実:acephale君、悪いけど似合ってないよ。
塩野七生は中公から落ちたんですか。割と最近判組を改めて出していたと思ったのに。
_
澁澤訳ということは「エロティシズム」かな。私の場合は「眼球譚」から入ったので、Batailleは生田耕作訳というイメージが強いです。
で、その「エロティシズム」でも書かれていたと思いますが、エロティシズムは禁忌によって生ずるという性格があり、その意味では「秘められたエロ」「禁断のエロ」でなければエロはエロたり得ないんでしょうね。確かに下品はエロとは遠い気がする。
そう言えば、「まさかこれに反応が」って、同じようなこと言ってますね。
la crise de non-sens
_ というわけで、昨日辺りから何となく仕掛かった「顔のない月」メインテーマの耳コピー(信憑性Dレベル)を楽譜置場にアップっぷ。
真寿美:わ、久しぶりに来ましたねぇ。
紗妃:しかしどうして今になって「顔のない月」なんですか?
俺:何でなんだろう、自分でもよく分からんのだけど、何だか急に出て来ちゃったんだよ。
真寿美:そういうことってありますよね。あたしなんかよく無意識に歌ったりしてますし。
俺:それ、うちのおくさんと同じだよ。
真寿美:え、そうなんですか。
俺:称して「壊れたジュークボックス」。
真寿美:あ、ひどい……
_ ヒマだったらやれとおくさんが唆すので8日ぶりに再開。事案3「トノサマン」。
_ 強烈なおばちゃん……
紗妃:老後の進藤さん?
俺:や、それはないだろ。マシンガンという共通点しかないじゃないか。
_ 宇在カントクを見るに、このゲームのライターは、括弧付き単漢字感情表現はおたく的と考えているんだろうか。でも「ヒメサマン」は見てみたいかも。
_ 今回長いな……
_ 壊れた御剣。
_ 第2回公判で1度、第3回公判で2度ボカチンを喰らったが一応解決。証言突き崩しのネタ自体は察しが付くのだが、どの証拠物件をどのタイミングで切り出せばいいのかがもう一つピンと来ないことが多いので困った。
_ 昨日おくさんが命名した「意味無し発作」が頻発。これって一種の現実逃避なのか? それはそれとして、頭痛が抜けないな……
結:現実逃避ね……
俺:なのかな。
結:でなければただのアホ。
俺:むしろそっちの方が合ってるかも。
結:アホが現実逃避してるってわけね。仕事したくない、と。
俺:と言うかね、また指揮系統が分裂しててんでに仕事が来だしたもんで。
結:何言ってるの。学校なんか教科毎に先生がてんでばらばらに宿題出すわよ。
俺:それとはちょっと違うような……
_ 蕪と鶏団子の薄葛煮、しらすおろし、菠薐草と長葱と麩の味噌汁。
_ みんさんが緊急入院と大分お悪い模様。インフルエンザでしょうか。お大事にどうぞ。で、この辺のくだりをおくさんに読んで聞かせていたら指摘が。
おくさん:電話って、病院でどうやって受けたの?
筆者:携帯じゃないの?
おくさん:病院で携帯はまずいんじゃないの? PHSならまだしも。
筆者:あ……
le vagabondage
_ 仕事にならん。なんつって。
紗妃:三連休明けはさすがに辛いと。
俺:ふわぁ……
紗妃:本当にだめそうですね……
_ 後輩TがコンバットデジQのTigerIを入手した。「挑戦と受け取った」。や、実際に挑まれたんだけど。今月中は週末はあれこれありそうなので来月以降。
_
関連会社の先輩T氏からタレコミがあったので、それを探すのも含めて、仕事がひけてから暴走放浪開始。
紗妃:消すことはないでしょう。同じですから。
俺:まあそうだけどさあ……
_ まずは新宿南/西口。この時刻でも13度あるのか。暑いよ……
_ 改装してから入ったことのなかった旧『トライ・ソフト』、現『TRADER』に。2階のPCゲームのフロアをさっと眺める。小綺麗に過ぎてやや面白みに欠けるか。
_ あれ? 『マップ1』が閉まってる。去年の10月下旬から移転? そんなに久しく来てなかったっけか……
_ 思い付いたので『GEO』。「もう一度君に逢いたい」版「MOON」の中古が2280円。とりあえず見送り。
_ 勢いで『ブックスローラン』に入って、そのまま裏口から抜ける。
_ いつもは全然気にしない『天下堂書店』に入ってみる。店頭晒しのワゴンの中にソルジェニーツィン「イワン・デニーソヴィチの1日」が100円だったので拾っておく。
_ 駅の反対側に出て『さくらや』ホビー館。タレコミのあったYujinのガシャポン「WWII FIGHTER COLLECTION 1」発見。一応1/144のスケールモデル(なので「WORLD TANK MUSEUM」と同縮)で1回300円と。1回だけお試しでやってみる。Messerschumitt Bf109Gが出てきた。
_ 池袋に展開、『池袋古書館』。特に収穫無し。
_ 地元の『古本少年倶楽部』で仕上げて撤収。
紗妃:走り回った割には収穫が少ないですね。
俺:こんなもんじゃない? それどころか本1冊、情報1件、本命1つと行けたからいい方だと思うけど。
紗妃:情報、ですか?
俺:うん、「MOON」の中古価格。
紗妃:Playするんですか。
俺:どうしようね。「顔のない月」のRetryも考えてはいるんだけど。
_ 麻婆丼、味噌汁は昨日の残り。前菜にトースト&Larzac。他にわさび漬け、しらすおろし等。
_ 最近更新がないと思っていたら、Earlさんもダウンでしたか。大変でしたね。
_ しかし本当に流行ってるな……
la bataille des chars
_ 寒いね……新宿に着いたところで、いつもチェックする南口『First Kitchen』の温度計を見上げる。あれ、今日は表示が点いてないな。と、気付くとその横の大時計も狂ってる。さらに店の看板自体ひっぺがされてる。店ごと止まってるよ、おいおい……
_
昼休み、こういうのが決して嫌いではない後輩Wを誘って、コンバットデジQでエキスパートモードで対戦。うははは、なかなか萌え燃えるぞこれ。M4A3じゃ絶対に勝てないと思ったSd.Kfz.171にも意外に勝ったし。驚いたのは射程距離の長さ。1mは軽く届く。で、とっかえひっかえやって勝率7分の3だったか。
紗妃:負け越してるじゃないですか……
俺:どうも興奮するとコントロールがしっちゃかめっちゃかになってさ。相手の射界を平気で横断して撃たれたりしてまった。
紗妃:せいぜい精進してください。
_ 後でおくさんに「何やってんだか……」と呆れられた。
_ 金目鯛の西京漬け、ソーセージ、とろろ芋、馬鈴薯の味噌汁、貝割れ大根。
_ 今日は午前中から目がしょぼかったし、帰りの電車でも眠ってしまうしだったので、さっさと寝ることにします。
実:目がしょぼしょぼなのって、もしかしてもう花粉症なんじゃないの?
俺:もうですか?
実:だって早い人は年明けすぐに症状が出るって言うじゃない。昨日なんか暖かかったから、飛び始めてるかもね。
俺:う、うーん……
Mais ou sont les neiges d'antan?
_ 「読売新聞」をめくっていたら、広告スペースに不自然な空白が。「週刊新潮」の広告の一部だったのだが、電車の中吊りを見ると、その位置には「読売新聞の伏魔殿」云々という見出しが。まあそりゃ黙って載せはするまいな。
_ 同じく「朝日新聞お粗末社説」なんてのもあったが、これは「朝日」紙上ではどうなっているんだろうか。さらに自分とこの広告見出しを持って来て、「掲載を拒否された新聞広告の言葉狩り実例集」と来た。
_ けちを付けながらも広告を引き上げる度胸がないのか、それとも広告料を払っているんだから何やってもいいだろうというつもりでいるのか、どっちにしても傍目にあまり愉快なものではない。でもかつての「週刊現代」のように、広告掲載を拒否された手合いもあるしなぁ(もっともこれは余りに下がかっていたからというのが理由だったが)。
_ 電車の中まで寒くてよく眠れず。
真寿美:昨夜は早寝したのに、まだ寝たいんですか。
俺:早寝と言ったって、時間にしてみりゃたかだか6時間の睡眠だよ。
紗妃:それだけ寝ていれば充分だと思いますが。ああ、寒かったせいだけじゃなくて充分寝たから眠れなかったんでしょう、きっと。
俺:かぁ?
_ 所用で旧称課長Mの所に行ったら、机の上に「タイムスリップグリコ」の「ケンメリ・スカイライン」があった。そういう世代の人だったのか。
_ 今夜はおくさんが実家に行くので、帰りがけに喰っていこうということに。
_ 京王プラザホテルでスープバイキングをやっているとかいう広告を見たので行ってみたら、バイキングはなくただのフェアだった。なのでこれは止めにして、『LUMINE』に最近OPENした『VIETNAM ALICE』へ。看板通りのヴェトナム料理屋。コースに1品プラスで以下のような献立。
_ 蒸し春巻のもちもち感に感動。炒め物の添え物として皿の回りに並んでいたゴレンシ(スターフルーツ)、酸味の強い梨のような食感。ついつい手が出る。カレーは最初の一口目がココナツ様の風味もあって甘く感じるが、後はしっかり辛い。鶏肉もよく煮えて旨い。フォーはあっさりめ。
_ 店のスタッフの半分は現地の人らしい。フロアスタッフのお姉さんの白いアオザイ姿、スタイルがいいこともあってとても綺麗なシルエット(腰が細いんだまた)。
_ ごちそうさま。
紗妃:今の「ごちそうさま」はどこに対してのですか?
俺:姫様、今の質問の意味が分かりません。
紗妃:アオザイ姿の店員さんを見て堪能した台詞ように聞こえるんですが。
俺:どうしてそういう穿ちかたをするのよあーたは……
_ コンバットデジQのT-34/85、当初から右側駆動部が時にトラブるのは把握していたが、今日の昼の戦闘中にも現象が出た。ちょこっと調べてみたら、初期不良が割と多かったそうな。それと機関部にグリスを注すといいという記事がいくつかあったので、晩御飯の前後で『ヨドバシ』と『さくらや』のホビー売り場に『タミヤ』のセラミックグリスを捕獲しに走るが、前者は店頭になし、後者は閉店時刻を過ぎていたため確認出来ずということで、これは週末にしよう。
_ で、持って帰った車体を一応バラしてみる。転輪とアイドラーホイールを抜いて、ネジ外して、車体を開けると……右ドライブスプロケットの駆動ギア、歯が1枚真っ直ぐになってませんな。これが原因か……と分かったところでどうしようもないので、蓋閉めて転輪の穴だけ掃除して終わりにする。
_ PalmWareでコンバットデジQ操作ツールってのがあったのを知りインストールしたが、車両の電池が無くなったので使えなかった。(メインコントローラは仕事場に置いてきた)
_ 冊子。自分も昔は割と本気出して作ったっけ。DTPなんて言葉どころかまだWindowsPCすら流布していない頃、ワープロ打ちで、製本も完全な手作業で、こんなのを5部ぐらいずつ拵えては数少ない友人に配ったなぁ。あの日の情熱今何処*1。
_ 「テレ朝、美人局アナ「フィギュア」販売」(カトゆー家断絶より)。予定調和的に「つつもたせ」アナと誤読。
*1: てなこと書くからVillonの原典を引っぱって来ないと収まらなくなってしまった。今日のタイトルはそれ。
la fatigue
_ どういうわけかいつも以上にガスとか炬燵とか水周りだとかを気にしつつ家を出る。
_ 消防署の前を通りかかると、喪章付きの日の丸が上がっている。誰か皇室関係でも亡くなったのかと思ったが、ふと気付いた。ああ、阪神淡路大震災か……
_ あの日の3日前、ほぼ同時刻に阪神高速を走るバスの車中にいたのを思い出す。少しタイミングがずれていたら巻き込まれていたかも知れない。
_ 7時間も会議室に監禁されて死亡。
_ 『光芳書店』本店に寄ってから、『松屋』の「うまトマハンバーグ定食」。サラダがやや茶色くなっていたのが淋しかった。
_ 不思議である。少しずれたように連ねられるごくごく短い言葉がなぜあれほどまでに感情の広がりを連想させるのか。
_ 仕事場から引き上げてきたコンバットデジQ、3両とも分解してギアにシリコンオイル(モデルガン用だが「プラスチックを侵さない」とあったので)を吹いてみる。トリムバランスの悪いのはどうしようもないが、音が極めて小さくなった。
_ これまで。くたびれたので簡略仕様。
実:明日はお寝坊? おくさんが帰ってくるんでしょ?
俺:どうせ午後でしょうから、有無を言わさず寝てます。
実:お洗濯は?
俺:あ……
実:ふふふっ、がんばってね。
les librairies d'occasion
_ 目が醒める。まだ洗濯機の音も聞こえてないが……枕元の時計を見ると、「1:10」。あれ? 11時の間違いじゃないか? もう液晶が欠けたかね……
結:なーに言ってるのよあんたは。
俺:あれ? 結ちゃん学校は?
結:だからもう終わってるの。1時過ぎてるのよ。
俺:うそ……
結:あたしだってわざわざ嘘吐くために学校早退したりするほどヒマじゃないわよ。
俺:はわわわ……
結:お天気いいわよ。起きて洗濯物干したら?……って、もうあんまり時間ないけど。
_ とか考えていると、かすかに電話の音が……あーほんとに電話が鳴ってた。出てみたらおくさんから。車でお迎えを期待していたらしいが、こっちが余りに眠そうな声を出していたからか、これから電車で帰ると言う。後で聞いたところによると、12時頃にも電話を掛けていたらしいが全く気付かなかった。電話を枕元から別室に移したのも良し悪しだなぁ。
_ 本当にそこそこいい天気だ……あーもったいないことした。洗濯物を干して、平日は閉め切りの各部屋の窓を開けて洗濯物を干して、ざっと朝もとい昼御飯。
_ 天気がいいので、かねてから考えていたこともあって二輪で出撃。目標は川越近辺の古本屋。別に捜し物があるというわけではないが。
_ 先週も乗ったからか、エンジンは割と機嫌がいい。チョーク全閉で一発でかかった。先週はバッテリーがへたれててちょっと手こずったが。
_ んでもってまずはR254烏頭坂下『ブックワールド』。ここは本よりもむしろ中古PCゲームソフトのチェック用。今回はさしたるものがない。
_ 次に川越駅近くの『コミックランドたかはし』。いつもながら雑然としている。仕入れや在庫の回転があるのかどうか疑問に思ってしまうが、それだけに掘り出し物があるときはある貴重な店。
_ 『クレアモール』の裏側、川越八幡宮のある路地をバイパスして本川越駅方面に抜け、ふと思い出して『BookOff』。たがみよしひさ「軽井沢シンドローム」アニメ版ビデオなんてのを発見し、550円という値段もあって、懐かしいので捕獲してみる。これには女性キャラだけ女優を使った実写版てのもあったっけ。
_ 二輪を押しながら『クレアモール』を川越駅方面に戻り『雄文堂』。この店は値札に妙に半端な数字を付けているが、税金を乗せると切りが良くなる。たまたま目に付いた「芸術新潮」誌(1992年9月号)の特集が「ナチスが捺した退廃芸術の烙印」。面白そうだったので捕獲。400円。先客は『PUSH!』誌を何冊か抱えていた。
_ 途中鞄屋に入ったり、八百屋の店先を見たりしつつ移動。少し前に閉店半額セールをやっていた『シティ文庫川越』はシャッターが下りていたが、まだ看板は外れていなかった。
_ 『SofMap』は通過して、一応『BookBook』川越店。見るだけ。しかしこの建物、客用の駐輪場を用意していないってのはいかがなものか。
_ 川越を離脱し、普段滅多に寄らない新河岸駅付近へ。駅前にあった『若葉書店』へ。ここは初めてかな。ガラスに「バイク好きな人歓迎」とか貼り紙がしてある。ヘルメットを抱えて入ると親父に「お客さんバイク?」と訊ねられ、そこから延々とバイク談義。親父は48歳で普通二輪免許を取ったとかで、免許歴3年の現在5台目のYAMAHA DragStarFour(Custom)乗り。店の経営について少々ヤバげな話を聞いたり。
_ 新河岸でもう1軒寄ってから上福岡。意味もなく『BookBook』に寄った後、住宅街の中に倉庫のような『若葉文庫』(さっきのDS4の親父のとことは別)を発見。開いている風がなかったのでパスするが、後で調べたら絶版文庫の宝庫だったそうだ。今度リトライ。
_ 次いでここは何度か入ったことのある『神無書房』。本扱いされていない、店の外の棚にさらされた日焼けした本の山が哀れ。
_ といった辺りで日も落ちてきて寒くなったので帰投。
_ 帰ってみるとおくさんが30分ほど前に帰り着いていた。
_ 小腹が空いたので何か摘むついでにお茶を淹れたら、
おくさん:お茶って鉄分を流しちゃうんだって。
筆者:え、そうなの?
おくさん:うん、珈琲とかも。言われてみれば、病院で貧血って言われたのは、冬になってお茶を飲みだしてからだもんね。それまでは全然なかったのに。
筆者:そう言えばそうかぁ。知らなかったよ。
_ ということなので、貧血の方はお茶は飲まない方が良さそうです。
_ おくさんが池袋『東武百貨店』の「大北海道展」で買ってきたコロッケをメインに、トースト、サラダ菜とトマト、チーズ2種、即席で作ったオニオンコンソメスープ。
_ NHK「土曜特集」で「ストレス解消テレビ」てのをやっていたので見るでもなく見る。最初の方でストレスを感じる脳の化学的仕組みを紹介していたが、ちぐはぐなものを感じる。実際のストレッサーは社会的なものがほとんどだろうから、そういう風に化学的な仕組みが分かっても、その方面からどうこう出来るわけでもないだろうに。
_ テレビ東京「美の巨人たち」のBGMにPiazzoraの「リベルタンゴ」が使われていたのを聞いて、各所のMIDIを参考にし、おくさんのClié SJ30のMelody Editorに打ち込む。
_ ぼんやりともう1軒古本屋に当たろうかと考えていたのを、2300hを過ぎてから急に実施。目標は所沢『ほんだらけ』。ここは閉店0000hだからほとんど時間なし。
結:何を買うつもりか知らないけど、それでも行くわけ?
俺:こうなると行ってくること自体が目的になってるかも。
結:ま、事故を起こさないようにね。
_ 往路20分、店内滞在15分、復路25分で、0005hに帰着。
おくさん:わ、1時間で帰ってきた……
筆者:風呂を洗わなきゃいけないのを思い出してさ。
おくさん:何だ、まだ洗ってなかったの。
筆者:残り湯抜いただけだよ。
おくさん:それじゃタッチアンドゴーだったんじゃない? 何探してたの?
筆者:棚眺めてきただけ。
おくさん:なぁんだぁ……
rien spécial
_ と言ってもジーンズですけどね。
_ 0930h頃起き出して、パン焼きをおくさんに任せ、朝飯も食わずに川越の『マルカワ』へ。あんまり迷うことなく『Levi's』の508を買う。512というリラックスタイプもあったのだが、なんか腰回りがだぶだぶ、とまでは言わないまでも締まりがない感じだったのでやめにする。
_ そう言えば、Levi'sってフルスペルだとLevi Strauss(リーバイ・ストラウス)で、思想家のClaude Lévi-Strauss(レヴィ・ストロース)と同じスペルだったな。ユダヤ系なのか。
_ ついでに手近な『ロヂャース』を覗いて、温度計(パン発酵温度の計測のため炬燵に入れる)を探すが意外とないもんだ。
_ 昨日の勢いで、昨夜Net検索して引っかけた大井町の古本屋『文文庫』に当たりに行く。車で動くには難のある界隈なので、『イトーヨーカドー』の駐車場を借りる。と、たまたま店頭で朝市をやっていて、野菜が安かったのでキャベツ(100円)、トマト(4個パック100円)、蜜柑(S玉12個198円)、林檎(ふじ、50円)を4つ買う。
真寿美:やっぱり主夫の鑑ですねぇ、acephaleさんって。
俺:うれしいようなかなしいような……
_ でもって、記憶にある大雑把な番地だけを頼りにうろうろして、おおあったあった。ここは昔むかしたまたま通りかかって入ったことがあるが、それ以後来ようとして場所も屋号も分からずにしまった。入り口のガラスに在庫案内のURLがあったので、備忘としてリンク。
_ そして店内。棚から溢れた本が平積みで床から天井までそびえ立っている。これが通路にまで出っ張っているので、通路の幅はわずか50cm前後。体格のいい人や着膨れ状態では通過するのも困難。しかも店頭在庫がほとんど未整理状態に近いので、捜し物をするのも困難。ほじくり返せば面白いのに。で、何も買わず、いやむしろ買えずに離脱。
_ 県56から1本入った商店街を戻る。蘭鋳(らんちゅう。あの歪な頭の金魚)専門店なんてのがあったのでちょっとびっくり。それと、これも昔Netで見付けて行きたいなと思っていた欧風料理『葡萄の木』を発見。お品書きが日に焼けてすっかり色褪せてしまっているのはどうにかした方がいいと思う。
_ ぐる。今日は昼の更新が少ないですな。
_ でもってさっきの『文文庫』のサイトを見に行く。と、見知った店にリンクがいくつか。その中には店自体を閉めて久しいところも。無店舗ネット販売に移行していたり。自分の目で探さないと気が済まない私めとしてはちょっと淋しいが、その方が効率的なのかね。もっとも『文文庫』ぐらい店内がすごいことになってると目録販売の方がいいけど。
_ 最後の事件。昨夜から開始。今回の被告はこいつか。しかしこいつら全員共通の過去があったとかってのは無理矢理だろ。
_ 御剣の転身の訳。分かりやすいと言えば分かりやすい。
_ ものすごい検事だし。二、三百年間違ってるだろ。
_ とりあえず第1回公判終了。ふぅん……
紗妃:最後までやらないんですか。
俺:やり出すとまた半日潰すからね。
紗妃:でもおくさんがGBA持って帰っちゃうのでは。
俺:向こうじゃ義弟が持ってるって話だから大丈夫だろ。
_ 1985年作品。日記書きつつ脇で流しっぱなし。まあ原作通りかね、イメージは損なっていない。故・塩沢兼人の声は耕平とはちと合わないかね。もうちとワイルドかと思ったが。
_ 純生のエピソードがほとんど乗ってこないのはなんだね。もっとも純生の一番いいところは、このビデオの後のエピソードになる、まなみとの絡みだけど。
実:ふられる一方だった純生くんが初めてふる立場に回った時の話だね。
俺:だから何でそんな古いネタ知ってるんですか。
_ 五目寿司(市販混ぜ込み具材使用)、菠薐草のおすまし、はたはたの丸干し、切り干し大根の煮付け。
_ 一気に最後まで。狩魔検事があまり乱れなかったのがつまらんかった。ここまでくるとだいたいシナリオのノリがつかめてくるので、それほど難はなくなった。思った通りのギャグが出てきてつい笑ってしまうし。
_ 弁護士が勝手に証拠物件を失敬してしまうとか、とんでもない部分は少なくなかったものの、知らず集中していたり、思わず笑ったりと、なかなか楽しめた。
_
お茶で貧血の話。レス頂いたので、念のためおくさんの読んだ出典とかいろいろ確認してみました。貧血治療用の鉄剤は、カテキンと結合して排出されやすくなるので緑茶や珈琲での服用は避けろとか、タンニンの影響で鉄分の吸収が阻害されるとか、お茶と鉄の吸収との関連はやっぱりあるようです。一部ではそれほど気にすることはないという意見もありましたが。
また緑茶の場合はよく言われるビタミンCや、亜鉛等の微量ながら必要な元素を豊富に含んでいるので、持って行かれる分以上の鉄分を摂っていればいいのかなとは思います。
他に飲むもの……この時期だと、ココアとか?
ma femme distaite
_ 気が付くと睡眠時間が5時間を割っているというのはいかがしたものか。
実:考えるより寝ることをお薦めするな、あたしは。
俺:まあそうなんですけどね……
_ だもんで電車で寝て起きてもふらふらするし、仕事場でもなかなか頭が回り出さないし。
_ しかし、一青窈の「もらい泣き」が脳内ループしまくるのはそのせいではあるまい。
_ 貴乃花引退。
_ 異動になるったって手ぶらの身軽な状態で行くとちゃいまっせ。
_ 帰宅すると、台所から聞こえてくるおくさんの声に勢いがない。洗面所に行くと、風呂場に雑巾とバケツ。
筆者:どしたの、これ?
おくさん:台所用の液体石鹸を詰め替えようとして……
筆者:ぶちまけたのか。
おくさん:ま、台所が少し綺麗になったってことで。局地的にだけど。
_ そのせいか、晩御飯の支度があまり進んでいない。その間こっちは植木に水をやるが、妙に静かだ……と思ったら、おくさんがいつもなら必ず点ける居間のテレビが今日は点いていない。と……
おくさん:えっ?
筆者:どした?
おくさん:もうこんな時間? いつの間に……
筆者:……
あのー、そのぐらい意識してて頂きたかったんですけど…… テレビも点けるのを忘れてたんじゃあるまいな……
おくさん:あれぇ……どうして今日こんなにへろへろのだめだめなんだろ。
筆者:寝不足と違うん?
おくさん:そんなことないよ、仕事場では全然問題なかったし。
すみません、寝不足で帰りの電車でも立ったままうつらうつらしてたのは私でした。
_ その後もパンを焦がすだのキッシュに大蒜を入れすぎるだのといろいろやらかしてくれました。
_ ガーリックバゲット、菠薐草とハムのキッシュ、薩摩芋のコーンクリームスープ、チーズ2種(Larzac、Mont d'Or)。
_ 夕刊のテレビ欄を見るでもなく見ていたら、「SMAP×SMAP」の見出しに「急だけど生放送します」「先週のままでいいのかな」とある。そう言えば先週の生放送、後半の段取りが悪くて尻切れトンボになったっけ。
_
おくさんがNHKで貴乃花引退のニュースを見た後チャンネルを変える。と、先週の段取りの悪さ等々を「問題点」とか称して並べ立てている。その上で先週の放送の後半をやり直すような話に。自分らのチョンボをネタに1本番組を臆面もなくでっち上げ作ってしまうってのもすごいよな。
_ ヅカ好きのおくさんにこの話をしたら驚いてましたが……退団公演ですか。退団公演を飛ばすってのは初めてのケースではないようですけどね(匠ひびきとか)。
_ 「カトゆー家断絶」から、使ってはいけないイタリア語。ふむ、「セガ」はダメですか。そう言えばフランスで「こぎつね」*1は歌わない方がいいな。
真寿美:どうしてですか?
俺:とても猥褻な単語が含まれているので。
真寿美:わ、わいせつ?
俺:そ、きつねの鳴き声に当たる部分が。
今のでMalraux「希望」*2の最初の章を思い出す。共和派のマヌエルがマドリード北駅から地方の各駅に電話で状況確認をしているところ。相手の駅がフランコ軍に占領されていると、電話口からは罵倒の言葉が。そんなやりとりの一つ。(岩崎力訳、一部改変)
──もしもし、セプルベダ? こちらマドリード北駅、労働委員会だ。 ──列車は通ったよ、頓馬。きさまらはみんなCONだ、今週中にもちょんぎりに行ってやるからな。 ──生理的矛盾だな。サルー!
まあちょんぎりやすいのは確かにCONじゃない方だけど。
*1: ちなみにもともとはドイツの曲らしい。
*2: 「のぞみ」でも、ましてや「ゾンミ」でもない。