B.その他
東京オリンピック100円銀貨 見本貨
淳祐通宝、当百
加越能
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    江戸時代の財布


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絵銭 大迫銭 表
  所詮、絵銭なので、高が知れた価値しかありませんが、私には、懐かしい想い出があります。

まだ26〜27才の頃、失業していて、今で言う、フリーターをしていました。

その時、地方の旧家で、この絵銭を買い出した事がありました。

絵銭の中では、直径が6センチ以上もあり、少ない物なので、喜んで、カタログで調べて見ると、後出来の、偽物でした。

その時は、まだ、若かった事もあり、非常に残念で、いつか本物を探してやる、と、本気で思った記憶があります。

当時でも、いくら地方の旧家とは言え、なかなか本物などには出会えませんでした。

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絵銭 大迫銭 裏
  その後、東京に出て、就職し、骨董は趣味としてきました。

本業に精を出して30有余年、最近やっと本物の大迫銭を手に入れる事が出来ました。

でも、時の経過と、今では目も肥えてきた為、あの時の感動は、もはやありませんでした。

まだ、何もかもが新鮮で、感受性が豊かであった当時が、懐かしく思い起こされる今日この頃であります。



  このお金は、誰でも知っている東京オリンピックの100円銀貨ですが、裏に”見本”とプレスされています。

(下の写真、内)  

切手の”見本”は存在数が多く、今まで沢山見ましたがコインの”見本”は極めて存在数が少なく、今までこれ1枚です。

         
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  当局にお伺いしましたら、”見本貨”は発行が正式に決定する前の物で、まだお金では無く、発行枚数には入らないもので、数十枚くらいしか造らない物とのことでした。

これは、古銭屋さんの予想ですが、外国に配った物が里帰りして来たのではないかと言う事でした。

   
       


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  左の写真の右側のお金は、あの有名な”天保銭”ですが、左側のお金は天保銭を発行するに当たり試行錯誤の段階で生まれたお金で未発行に終わった物です。           

時の幕府は通貨政策上”百文”を発行する必要に迫られ、急きょ中国銭の”淳祐通宝、当百”を手本とし、文字、大きさ、まで同じものを試作しましたが、最後に材料が少なくて見栄えのする形状(右)に落ち着いたものと思われます。

   
         
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  その為、左側のお金は存在数が少なく”珍”の位となっております。               

中国銭に同じ文字の物がある訳ですが、あきらかな相違点は材質(色、錆色)と中央の郭(穴)の下辺の右寄りに”湯切れ”が必ずある(写真、上)事と ”縁”の横に天保銭特有のヤスリ仕上げがある事が大きく違います。(ヤスリ仕上げは、普通ありません)

同好の方々のご意見をお待ちしております。

   
       


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  今出てくる"加越能"は、ほとんどニセ物で、あるプロの方が「"加越能"というお金は無い。(と思っている)」と言われていたのを思い出しました。   

小川先生の本に依りますと「多少通用せしめたと思われる。」と書かれており"夢"をもって索し続けたいと思います。

   
         
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