4.古民具


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  百人一首かるた”3種です。

”かるた”遊びは室町時代(1570年)の頃は、お公家様方の間で行われていたものが、江戸時代にはいると徳川大奥や諸大名に広まり、その後、町家にまで広まったものだそうです。

この3種では、左側の箱が一番古く、絵の輪郭のみ版で墨刷りした後、手作業で筆彩色、で初期の浮世絵と同じ技法です。文字も全て手書きです。(18世紀前期から中期の物とおもわれます)

真中の物は全て版画です。(浮世絵の全盛時代の物とおもわれます)

右側の物は最近の物で、印刷です。(数10年位前の物と思われます)

公式かるた会は明治37年、東京かるた会と銘うって日本橋常盤木倶楽部にて催されました。ちなみに競技用かるたには公正を期するという意味で絵は書かれていません。

     
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  最も有名な3首を比較してみました。

”春すぎて夏来にけらし白妙の
      ころもほすてふ天のかぐ山”
                持統天皇

”花の色はうつりにけりないたづらに
   わが身世にふるながめせしまに”
                 小野小町

”田子の浦にうち出でてみれば白妙の
     富士のたかねに雪は降りつつ”
                  山辺赤人

左側の箱  
   
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真中の箱  
   
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右側の箱  
   
同じ3首の比較 上が”上の句(読み札)”
           下が”下の句(取り札)”
 


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  子供の頃、田舎で、雨上がりに湿った草木の上をカタツムリが元気に這っているのをよく見たものです。

この根付けはその様子を良く表しているので入手しました。

   
         
         
         


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  これはタバコ入れの煙管を入れる部分で、象牙で出来ています。この部分を差し根付とも呼ぶそうです。

近江八景の図が気に入り入手しました。       

”瀬田の唐橋”とか”竪田の落雁”等が情緒豊かに彫られています。

   

       
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作者の銘

   

       


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  これも私は初めて出会った物で、携帯用の発火用具です。

根付けとして、俗称”鶏血石”と言われている石が付いていて、ダブルのクサリで下げる様になっています。

火打ち鉄の支持部分は皮のバッグ状になっていて開けるとモグサを撚った物が入っています。

どんな人が携行した物かいろいろ考えられますが定かな事は分っていない状況です。

   
         
         
         


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  俗称"貧乏徳利"または"通い徳利"と呼ばれている徳利で、酒屋と客の間をいったり来たりしていたのが、その名前の由来だそうです。よく骨董屋さんのケースの外に置かれているものですが、 時代劇に時々出てくる"越後屋"と書かれていたので入手しました。時代も明治は下らないと思われます。

一 般的に書かれている文字は酒屋の名前が多いのですが、たまに客の店名も併記されているものがあり、これはあの大棚の"越後屋呉服店"と考えたいのですが?。

どなたか御存知の方、御教えください。裏には”申、三百五十尺”と書かれています。

   
         
         
         

 



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