メルヘン街道を上った。
白駒池の朝焼けを見に出向いた。

朝４時起床、快晴。

メルヘン街道を約３０分ほど上ると
白駒池のバス停入口に着いた。

原生林が残る山道を約６００mのところに白駒池はあった。

途中には大木がクチはて原生林と苔の共存、
手つかずの自然が「生きる難しさ」を語りかける。

途中、数人の登山者に出会った「おはようございます」、
この池は、北八ヶ岳に上るルートの出発点らしい。

山道の前が開け、白駒池に着いた時は、もう太陽は水面を照らし、
逆光が私の目を眩ませ、今まで見た事の無い朝焼けの風景が現れた。

「光と陰が闇を覚ます」自然がつくる闇から現実への創成である。

ああ、生きていてよかった！と感動を覚え、感謝！

白駒池のほとりで、昨夜、「ごはん処たてしな」で造ってもらった　
「おにぎり」をいただいた。

やはり、６月とはいえ、まだ冷える。

山道を歩いている間は、そう寒いとは感じなかったが、白いおにぎりが、
いっそう寒さを感じさせた。

時折、山道の脇にも小さな残雪があった。

そろそろゴルフの時間、またメルヘン街道を下り、途中で小梨の花を見つけた。

雪が舞うかのような咲きっぷりに初夏の匂いを感じ感動した。

今日のエントリーは、蓼科東急ゴルフコース。

長野市内から友人がわざわざ２時間弱を掛けてやって来た。

久しぶりの対面である。

ゴルフ場に到着し、ラウンジに行ってみると、彼は待っていた。

「しばらくのご無沙汰です。」

「お元気そうでなによりです。」

「糖尿病はいかがですか？」

「いや、血糖値は８０前後で普通の人より正常だよ！」

「それはそれは・・・」

何気ない挨拶をしていると、ぐら〜と来た！地震である。

「これは、そうとう大きいよ！」

何気なく声が出てしまった。

飛行機に乗っていて、エアポケットに入り落ちた瞬間に出るジッと我慢の声である。

後で仙台沖地震であったと知った。

我々はそんな事も知らず、ゴルフに夢中になっていた。

歳を重ねると、何事にも驚かなくなる。

しかし、今は「地震、雷、火事、病気」である。

毎日、病気で病院に治療費を払うより、

元気で楽しくゴルフプレー費を払える方が有難い。

この歳で、元気にゴルフが出来る事に感謝！感謝！感謝！

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