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帷子川は、神奈川県横浜市を流れ、横浜港に注いでいる全長17kmの二級河川です。名前の由来は、現在の横浜市保土ケ谷区天王町一帯は、片方が山で、片方が田畑であったため、昔『かたひら』と呼ばれていましので、その地を流れていたので『かたびらかわ』と呼んだのが名の由来だとされ、それが「帷子」となったと言われています。江戸時代、帷子川河口には舟着場があり、潮の干満を利用した舟運の拠点として、商人が薪や炭を江戸方面に送るなどにぎわいを見せていました。明治になると絹のスカーフの輸出が急増し、港に近くて水陸の交通の便が良く、清流で豊富な水量があったことなどから、帷子川周辺に染色工場が集まりました。捺染(なっせん)の最後の工程で、布の余分な染料やのりを落とすため、川の流れを利用して水洗いする作業があり、流れ出した染料で川も七色に変わったと言います。以前は、川の蛇行が激しく大雨のときなどに度々はんらんしたことから「暴れ川」の異名をとっていましたが、河川改修や分水路の整備が行われ治水対策が進みました。河川改修によって川辺公園と帷子川護岸の整備を同時に行い、一体的な親水施設となり、区民に親しまれています。この帷子川は、初めのうちは広くて立派な姿をしていましたが、若葉台団地近くになりますと、僅かな幅の川になります。そこで横浜市は若葉台団地に隣接した水路を上下二段構造にして上段をせせらぎに、下段を治水目的に使い、楽しく散策できる小径として再生しました。水路の回りには沢山の種類の草木がありますので、四季の移り変わりを楽しむことができます。これが上川井町小川アメニティです。小径を源流域まで遡っていくと僅かな幅しかない溝のような水路になってきます。小径を辿って行くと水路の途切れたところに石に開けられた穴から水が湧き出していますので、帷子川の水源と思われますが、金網フェンスから先を覗くと水路が見えます。この小径はここで終わって先に進めませんので、一旦バス通りに出て先に進むと、"水源保存のため立ち入り禁止"と看板が出ているので立ち入ると画像@の水源がありました。
由来・歴史
帷子川水源(横浜市旭区)
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