湧玉池の湧水【山梨県富士宮市】 環境庁選定 平成の名水百選
湧玉池は富士山本宮浅間大社に湧出する富士山からの湧水によってできていて、何層にも重なった溶岩の間から湧出しており、一年間ほとんど増減なく毎日約20万t湧き出ていて、国の特別天然記念物に指定されています。水源の岩上には朱塗りの水屋神社(祭神:御井神、鳴雷神)が鎮座しています。また、古来より富士道者は、ここで身を清めて六根清浄を唱えながら富士登山する風習がある。
忍野八海の湧水【山梨県忍野村】 環境庁選定 名水百選
忍野八海は八つの湧水池から成っています。その昔、忍野村は「宇津湖」という湖だったそうですが、延暦に富士山が大噴火し、そのとき流れた溶岩流によって、湖は山中湖と忍野湖に分かれてしまいました。忍野湖は富士五湖と関連する一つでしたが、川の浸食や掘削排水のため枯れてしまいました。忍野八海は、その時残った富士山の伏流水の湧出口の池として、今日存在しています。富士山に降り積もる雪解け水が、地下の不透水槽という溶岩の間で、約80年の歳月をかけてろ過された澄みきった水です。
どうしの名水【山梨県道志村】
人と自然が輝く里 道志七里 清流の水”「清流の水・モニュメント」より
道志村は山梨県の東南端に位置し、山々を彩る森と林と澄んだ清流がおりなす四季の装いは美しく山伏峠に源を発する。道志川は七里の道志渓谷を潤して相模川に注ぎ横浜市民の水源となっている。明治30年新生日本の象徴として発展の途にあった横浜市は近代水道水源をこの清流に求めた、以来道志川の清流は市民の命の源として都市を潤し「赤道を越えても腐らない水」と称賛されたすぐれた水質は外国船航路の飲料水ともなっている。
なるさわ不尽の名水【山梨県鳴沢村鳴沢】
道の駅「なるさわ」は、国道139号線沿いの溶岩地帯にあり、正面に三峰の富士を一望できます。大駐車場、トイレはもちろん名産品の直売、物産館・道路情報案内所・観光案内・軽食コーナー・自然探索路・「なるさわ富士山博物館」、隣には日帰り温泉施設「富士山眺望の湯・ゆらり」があり、「なるさわクリエイションパーク」となっています。なるさわ「道の駅」の名水汲み場は、物産館の横手にあり、地下300メートルからボーリングした富士山の水「不尽の名水コーナー」です!。
富士山のめぐみ【山梨県富士吉田市新屋】
道の駅「富士吉田」平成14年8月13日に国土交通省より山梨県内12番目の「道の駅」として登録されました。富士吉田市は、富士山の大自然と富士五湖などの観光資源に恵まれ日本有数の観光地になっています。この道の駅「富士吉田」は河口湖と山中湖を結ぶ中間に位置にあります。同じ敷地内に「富士山レーダードーム」(有料施設です)と「富士山アリーナ」等の施設もあります。
管理人のお薦め
北口本宮富士浅間神社の神泉【山梨県富士吉田市上吉田】
富士吉田市の上吉田の南限にあたる諏訪森(すわのもり)、目の前にそびえ立つ富士山を背に冨士浅間神社が鎮座しています。うっそうと茂る樹齢数百年の杉木立と苔むした石灯籠の間を通り抜けると、朱塗りの大鳥居(木造では日本一・高さ17.7メートル・昭和27年建立)の下をくぐり数段の階段を上ると本殿の前に出ます。この冨士浅間神社は、富士山の大噴火を恐れる人々の心を静めるために、垂仁天皇の御代に勅令をもって火山鎮護の神「木花開耶姫」を祀ったのが始まりとされています。本殿に向かって左側に手水舎があり、青龍の口から湧き出る神泉は、ここから3キロは離れた泉から引かれているとのことです。この手水舎の神泉が冨士浅間神社の名水です。
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