「おいしい秦野の水 丹沢の雫」
読売新聞神奈川版 2008.10.21朝刊より
春獄湧水・・・・蓑毛からヤビツ峠に向かう柏木林道が金目川を渡る場所にあり、水道水源として利用されています。
水質は硬度が低く、柔らかい湧水です。
一寛田湧水
赤松沢湧水・・・渋沢丘陵の小さな谷あいの湧水で、昭和50年代中頃まで水道水源として利用されていました。
谷津湧水・・・・沢丘陵の小さな谷あいの湧水で、昭和50年代中頃まで水道水源として利用されていました。この湧水
を利用して水田が作られ、谷戸田を形成しています。
柳川地区湧水・・・小盆地を形成する柳川地区は、里地の原風景を残し、湧水を利用した水田があります。周辺には
秦野市指定第一号の生き物の里があります。
河原町湧水・・・街中に残された数少ない湧水として、地域による保全が進められています。
寿徳寺湧水・・・
小田急線沿いの寿徳寺の裏側にある湧水地で、秦野市の水道水源になっています。
井之明神水・・・
曽屋水道が完成するまでは、曽屋神社の湧水を市内の「大道(だいどう)」に流して生活用水として
いました。境内には今も井之明神水という名前の清水が湧き出しています。
白笹の湧水・・・
白笹稲荷神社は、神社の傍らに自然の湧き水を利用した手水舎があります。
小藤川湧水・・・
街中に残された数少ない湧水として、地域による保全が進められています。
どうめいの泉・・
宅地開発により不明となった"どうめい湧水"にちなんで命名された湧水で、地下30メートルから地下水を自噴させています。
まいまいの泉
この泉はその見た目と上古に造られた井戸である"まいまいず井戸"にちなんで命名去れました。
今泉湧水池
この池は、古代からの水汲み場所であって、池の底からは、石器時代、奈良、平安時代の土器破片等が大量に出土しています。現在の池は昭和初期に作られたものです。
弘法の清水
小田急線「秦野駅」から徒歩3分位の湧水処、水量豊富です。但し、煮沸して飲んでください。
浄徳院の名水
小田急「渋沢駅」から大井松田行き「菖蒲」バス停下車徒歩10分。浄徳院の手前、菖蒲園の一角に“浄福水”があります。また、浄徳院には「水琴窟」と名づけられた石庭もあります
清滝橋の名水
上記護摩屋敷の名水が汲めない時は、こちらでどうぞ!。
龍神の泉
県立秦野戸川公園の立派な釣橋の下を通り林道を2キロ行くと水汲み場があります。
若竹の泉
小田急「渋沢駅」から若竹の泉行きバス終点。平成2年地元の有志達が、昔から使っていた横井戸を整備し、多くの人達に利用して頂こうと整備し公開したもの。
くずはの泉
龍神の泉から車で15分ほどで行くことが出来る水汲み場
護摩屋敷の名水
ヤビツ峠から宮ケ瀬湖方向に下った“富士見小屋”近くの水汲み場
秦野盆地湧水群
(はだのぼんちゆうすいぐん)は、神奈川県西部、秦野盆地に見られる湧水群のことであります。1985年1月に環境庁(現環境省)により「全国名水百選」の1つに選ばれました。この秦野盆地は北側と西側は丹沢山地、南側は渋沢丘陵、東側は弘法山に囲まれた盆地です。丹沢山地から流れ出る、水無川と金目川の扇状地になっています。秦野盆地の地下水は、箱根の芦ノ湖を上回るほどの水量を有し、扇端部に湧水が多く湧き出しています。尚、1989年1月に湧水の代表的な地点である「弘法の清水」が、塩素系有機化合物テトラクロロエチレンに汚染されていることが週刊誌の報道で判明したため、秦野市は同年10月に専門家で構成する地下水汚染対策審議会を設置しました。そして、翌年に地下水汚染対策の専従班を組織して、1991年から市内の事業所を対象に敷地内調査を開始しました。1994年1月、全国初の「地下水汚染防止及び浄化に関する条例」を制定しました。また、汚染物質の除去を地下水の自然循環にまかせたのでは、浄化までに莫大な時間がかかるため、地下水を人工的に吸い上げ、汚染物質を除去して再び地下に戻す「人工透析的装置」を開発して、2002年には水道水質基準を達成し、2004年1月1日に「秦野盆地湧水群」の名水復活宣言を行いました。秦野盆地湧水群は、金目川や葛葉川、四十八瀬川、水無川一帯に点在する21ヶ所の湧水場所があるというが、全体的に湧水の量は市街化の影響で減る傾向にありますが、下記の水汲み場は水量も多く申し分ないところですが、一部の水汲み場は眺めるだけの場所と湧水ではない場所もあります。尚、各水汲み場とも半プロらしき方が大量のポリタンクを持参して水汲みをしている時は何十分も待たされることになります、半プロ(プロかも?)は、土日を避け、平日に汲みにきてほしいものです。なお、各水汲み場は名水百選に指定されるだけあって“おいしい水”です。
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