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この清水は「弘法の霊泉」ともいわれ、昔から霊験あらたかな健康の泉として人々に親しまれてきた由緒ある湧き水である。古い文献によると、弘法大師が布教のため諸国を行脚された折、たまたま立ち寄った当地は、水不足で農民が非常な苦労しているのをご覧になって、法力によって清水を湧き出させたという。これによって、土地の人たちは飲用に、農耕用に大いにその恩恵に俗したのであるが室町時代になってから約100年間、鶴岡八幡宮の社領であった当地は、八幡宮直営の湯治場として栄えたことが、「鶴岡事書日記」に記されている。そのため、この集落は「湯谷」と呼ばれていたという。なお、この湧き水はこんこんとあふれ、どんな日照りにも涸れる事がなかったという。また、当時の住民は大師の遺徳をたたえてその尊像をこの上の竜動寺に祭ってある。       長南町の立て札より
由来・歴史
日本名水百選 熊野の清水ゆやのしみず
千葉県の名水&湧水情報