行き方
画像
海蔵寺山門の右側に小さな泉があり、 傍らの石柱に「底脱の井」と記されています。この「底脱の井」は鎌倉十井の1つです。その脇には 文字がうすくなり見にくいのですが「千代能がいただく桶の底ぬけて 水もたまらねは月もやどらず 如大禅尼」と刻まれた石碑が建っています。中世の武将の安達康盛の娘・千代能が、ここに水を汲みに来た時、水桶の底がすっぽり抜けたため、「千代能がいただく桶の底脱けて、水たまらねば月もやどらず」とうたったことから、この名がついたといわれています。井戸の底でなく、心の底が抜けて、わだかまりが解け、悟りを開き歌をうたいました。又、この説以外に、金沢顕時の妻が後に尼となり、無著禅尼と号して仏光禅師に参禅しました。 無著禅尼の悟りの歌に、石碑にる「千代能がいただく桶の底脱けて、水たまらねば月もやどらじ」より底脱の井と名前がつけられましたといわれております。 海蔵寺の略縁起にはこの後者の説を名前のいわれと説明しています。(汲むこと、飲むことは出来ません)
由来・歴史
底脱ノ井(そこぬけのい)
神奈川県の名水&湧水情報