◊ CINEMA 2014 ◊
映画独り言
このページは映画館、TV、DVDなどで見た映画の感想を 紹介するページです。プロの批評家でもなんでもないので独り言だと思ってなんとなく読み流してください。 ネタばれもしていますので鑑賞後に見たりすることをお勧め致します。
評価について
数十年後に観ても色褪せることのない最高傑作 | |
ぶっとんでいてすごいけど、やりすぎ | |
難解、一回観ただけでは理解できません | |
B級映画を超えた、いい意味での最高バカ映画 | |
しばらくしたら、また観たい傑作 | |
印象的なシーンもあり、全体のバランスがとれていて最後まで楽しめる | |
部分的に観ればいいカットや楽しめる要素があり平均点 | |
1回観れば十分、世界観だけは好きなどの作品に多い点数 | |
もうちょっとおもしろくできたような、…愛が足りない愛が | |
製作資金が出て、劇場公開されたのが不思議、苦行 |
→ゼロ・グラビティ(3D)
製作年度:2013年 監督: アルフォンソ・キュアロン 出演:サンドラ・ブロック ジョージ・クルーニー
※コメントはドラッグ反転でご覧になれます
RED/レッド
製作年度:2010年 出演:ブルース・ウィリス 監督:ロベルト・シュヴェンケ
90年代からあるオーソドックスなアクションで可もなく不可もなくといったところ。ヘレン・ミレンはいい仕上がり。モーガンがあっけなさ過ぎな気がする。ブルース・ウィリス もなんかもう1枚殻が破れない感じ。トム・クルーズみたいな役者バカ魂を感じない。ひみつのアッコちゃん
製作年度:2012年 出演:綾瀬はるか 監督:川村泰祐
なんともいえない、名板貸し映画。今の邦画の流れでは悪くはない手堅いあるある展開な作り。綾瀬はるかがアンドロイドのやつの方が好きだった。MISS ゾンビ
製作年度:2013年 出演:小松彩夏 監督:SABU
ある日、金持ちの家にやってきた美しすぎるゾンビに男達がムラムラする「マレーナ」風のちょっと変わった作品。SABU監督作品は10年見てないが日本の「コーエン」と呼ばれた時とだいぶ系色が違う。本来は塚本晋也が担当すべき作品。シャニダールの花
製作年度:2012年 出演:綾野剛 監督:石井岳龍
女性の体に咲く不思議な花を巡るプチSF映画。何を訴えたいのかいまひとつ難解な部分もあるがこういう雰囲気の邦画はなかなか貴重。後半の映像がキューピーマヨネーズのCMっぽい。地獄でなぜ悪い
製作年度:2012年 出演:二階堂ふみ 監督:園子温
ハイテンションの長谷川博己、笑顔が素敵な堤真一、演出ばっちりの子役とどの人物もキャラが立っていて飽きさせない。冒頭の歯ぎしりダンスCMの仕上がりが完璧で掴みもばっちり。「愛のむきだし」は長くて見るのが大変だけどもこれなら2時間で楽しめる。35mmフィルムへの憧れ、デジカメ時代の到来、日本映画業界への愚痴などをさりげなく入れてくるあたりも憎い。ノロイ
製作年度:2005年 出演:アンガールズ 監督:白石晃士
早い話が日本版ブレアウェィッチプロジェクト。魔女ではなくて田舎町のタタリを追う話でうまく和風アレンジになっている。たまに映る心霊の合成技術に違和感あり。貞子のテープの方が凝っている。I am ICHIHASHI
製作年度:2013年 出演:悪ガキども 監督:若手新鋭ホラー監督の人々
英会話講師リンゼイさん殺害事件の容疑者の逃亡劇を描いた作品。タイトルを見ても分かるように、ちょっとかっこいい風に作ろうするところがリアリティーに欠ける部分あり、自問自答する悩める男、無人島のシーン撮り方がアートっぽい。リンゼイさんの名前と映像を使用できないのも痛い。フッテージ
製作年度:2012年 出演:イーサン・ホーク 監督:スコット・デリクソン
ミステリーの新作を描くためにわざわざ殺害現場の家に引っ越してきた作家の話。ホラーは好きだけど切断とか拷問描写は苦手という女性の方でもこれなら安心。ブレアウィッチ技法か過度なゴア表現で見せる作品が増えてきた中、流血控えめの程よい不気味さで引っ張っていく純粋なホラー作品としてはなかなか良い。死霊のはらわた(リメイク)
製作年度:2013年 出演:ジェーン・レヴィ 監督:フェデ・アルバレス
リメイクには旧作と内容、撮り方まで完コピする作品とアレンジと新解釈を加えた作品の2種類があるけど、今作は後者。前作から設定が一歩踏み込んだものとなっており、恋人思いだった主人公が今作は妹思いのお兄ちゃんとなっている。印象としてはドロドロからしゃぶしゃぶになったといった感じ。リメイクとしては上出来のおもしろさ。腕切りを2回入れるあたりがくどい。死霊のはらわた
製作年度:1981年 出演:ブルース・キャンベル 監督:サム・ライミ
今更見ると、設定がありきたりで展開も予想がつくし、悪魔も動きがどこかコミカルで笑ってしまうのだが画面から溢れるこのありあまる創作意欲とパワーがすごい。あらゆるホラーの要素が詰まっていてビジュアル的に飽きさせない。クソすばらしいこの世界
製作年度:2013年 出演:北村昭博 監督:朝倉加葉子
長澤まさみ化粧前みたいな顔の主人公と留学生仲間がお泊まり旅行先で、手斧を持ったサイコパス兄弟に襲われる話。ホラーなのにまさかのチェンジ要素あり。斧を振る演出、撮り方が寸止めバレバレで下手。斧が軽そう。ムカデ男優が今回は見せ場がない。ゴア表現度は満足。愛より強く
製作年度:2012年 出演:ビロル・ユーネル 監督:ファティ・アキン
飲んだくれの主人公が女性と出会い更生しようとする話。序盤はだるいけど中盤以降、まあまあいい映画。ラストがむなしい。隠された記憶
製作年度:2005年 出演:ジュリエット・ビノシュ 監督:ミヒャエル・ハネケ
ある日夫婦のもとに届けられた監視映像から始まる微サスペンス。この監督いつもながらすっきりと終わらないモヤムービー。謎が謎を呼んで終了。もう一回見直す元気はない。新しい靴を買わなくちゃ
製作年度:2012年 出演:中山美穂 監督:北川悦吏子
「恋人までのディスタンス」に憧れて作りましたみたいなリア充ホラー映画。「冷静と情熱の間」にで懲りたはずなのにまた出るかといった感じ。桐谷美玲のエピソードは確実になくても支障がない。監督が向井君と仲良くしたかっただけなんじゃない臭が漂う。グロテスク
製作年度:2008年 出演:長澤つぐみ 監督:白石晃士
これは見たらあかんやつやな。最初の陵辱までの路線をキープしておけば良作ポルノ映画になったんだけども。役者の演技は3人とも個性的でよい、そこだけは救いがある。ホステルとSAWの見過ぎ。予算が足りない感があるのが残念。NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ
製作年度:2012年 出演:ルーク・エヴァンス 監督:北村龍平
新作ルパン実写版が早速酷評の嵐の龍平監督。そもそもグロ描写が使用禁止の映画に起用したのが間違え。マグナムで頭砕いたり、斬鉄剣でパトカーごと警官まっぷたつとかそういう演出が得意な人だし。当作品こそ本来の姿。チンピラ対サイコキラーをアクションではなくて、スプラッタホラー風に描いているのはありそうでなかったシチュエーション。嘆きのピエタ
製作年度:2013年 出演:チョ・ミンス 監督:キム・ギドク
韓国版ウシジマ君みたいな非常なる取り立て屋の元にある日突然母と名乗る親が現れる話。言いたいことは分かるけど道徳感がやや押しつけがましい作品。主人公の心変わりがあっさりと早い。そう簡単には情に流されないよこの手の人は。スペイン一家監禁事件
製作年度:2010年 出演:フェルナンド・カヨ 監督:ミゲル・アンヘル・ビバス
引っ越してきた裕福な一家を襲った押し込み強盗サスペンス作品。この手のジャンルはハリウッドでしょっちゅう作られてきてありきたりかと思いきや、脚本家の意地汚さがよく出た容赦ないリアル強盗の描き方が王道っぽくなくてよい。フェイズ IV/戦慄!昆虫パニック
製作年度:1973年 出演:ソウル・バス 監督:ソウル・バス
頭脳明晰なキメラアント対人間の攻防を描いた作品。SFマニアの間でカルト的人気があるらしい。本物の蟻を使った映像はよく撮れてはいるけども今見ると画的になんとも地味。モンスターパニックと思わず、あくまでドライなSF作品として楽しむべき。ネテロ会長対メルエム様の方がおもしろいやね。人肉レストラン
製作年度:2013年 出演:マリオ・デ・ラ・ロサ 監督:ルシア・ロホ
コック視点で淡々と調理していく下世話な「ムカデ」ホラーを期待していたのにまじめな話でがっかり。最後はスタイリッシュサスペンス風にまとめてあったりもして「これじゃない感」あり。監督が非常な度Sに徹しきれていない。フィンランド式残酷ショッピング・ツアー
製作年度:2012年 出演:タチアナ・コルガノーヴァ 監督:ミハイル・ブラシンスキー
北欧発のゾンビ系パニック映画としては記念すべき作品。親切で温厚ないい人と思われているフィンランド人がもしもカニバル民族だったら?という意味不明な設定の映画。作りに低予算、未成熟感がかなり残っていてまだまだ中途半端といった感じ。パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT
製作年度:2010年 出演:中村蒼 監督:長江俊和
パラノーマル・アクティビティーの日本リメイクバージョン。日本なので幽霊に置き換えるかと思いきや海外先で悪魔がくっついてきた設定。日本の立地を活かした「ならでは感」があんまりなく、作り直す必要性を感じない。サイレントヒル:リベレーション
製作年度:2012年 出演:アデレイド・クレメンス 監督:マイケル・J・バセット
前作から話が続いているみたいで、どんな内容だったか覚えていなくてあんまり楽しめなかった。CGはよくできているけども見せたがり過ぎて、怖いよりCG奇麗が先行しているのはバイオシリーズと一緒。ホラー作品としての魅力は薄い。ゴジラ対メカゴジラ
製作年度:2002年 出演:釈由美子 監督:手塚昌明
ゴジラミレニアムシリーズは対戦カードに魅力がなくスルーしていたがこの作品は釈由美子のがんばり具合にファン必見。戦闘描写はエヴァっぽい演出とCG導入で迫力のあるバトルはあるものの、冷凍は効かないと何度言えば…。メカゴジラが暴走しだしてゴジラが逆に阻止する話かと思えばそうでもなく、いらない伏線もあり野蛮なやつら
製作年度:2012年 出演:ジョン・トラボルタ 監督:オリヴァー・ストーン
パケの宣伝文句では「オリバーストーン流のパルプフィクション」との売り文句あり。とりわけ悪いところもないが大御所監督が今更作らなくてもいい作品。刀を持ったブルース・ウィリスのようなパンチある描写も特にない。V/H/S シンドローム
製作年度:2013年 出演:悪ガキども 監督:若手新鋭ホラー監督の人々
いろいろなブレアウィッチ風作品が作られる中、今度は若手監督達によるオムニバス形式。まあ低予算ではあるが出し惜しみはせずちゃんとスプラッターを見せてくれるので「ムカデ人間」や「グレイブエンカウンターズ」の新作待ちまでのつなぎにはいいかな?殺しのドレス
製作年度:1980年 出演:マイケル・ケイン 監督:ブライアン・デ・パルマ
思っていたよりやたらとエロシーンが入るサスペンス作品。「サイコ」への憧れが強く出ているもののデパルマらしいアレンジが効いていてサスペンというよりはカルトホラーな演出が随所に見受けられる。マニアック
製作年度:2012年 出演:イライジャ・ウッド 監督:フランク・カルフン
「シンシティー」でマンイーターを演じてからどうも変な役柄に目醒めちゃったイライジャウッド君。今回は女性の頭皮を剥いでマネキンに付けるという漫画「いびつ」の柿口も顔負けの変態ぶり。ただ結構はまっていてというか素なんじゃない?という感じでファンはニヤニヤ。演出、シンセ多用の音楽となぜか80年代ホラー作品、「ゾンビ」へのオマージュなどを散りばめていて「別にこの作品でやらなくてもよくない?」と思わせる。ダーク・シャドウ
製作年度:2012年 出演:ジョニー・デップ 監督:ティム・バートン
まずジャンルと目的がいまひとつはっきりしないのでハリウッド作品としては楽しみにくい作り。「永遠に美しく」「アダムスファミリー」の足元にも及ばない。舞台でだらだらやるのに向いているかも?バートンもそろそろコンビを解消した方がいい。藁の楯 わらのたて
製作年度:2013年 出演:藤原竜也 松嶋菜々子 監督:三池崇史
「SWAT」の日本版みたいな映画。カースタントなどのアクション演出は意気込みが見える。しかしながら隙だらけのまぬけなSPに苦笑い。松嶋菜々子の役柄はいまや真木よう子のポジションなんだよな〜。X-MEN:ファースト・ジェネレーション
製作年度:2011年 出演:ケヴィン・ベーコン 監督:マシュー・ヴォーン
エックスメンのゼロエピソード。ケヴィン・ベーコンが久々に大役をはっているのがちょっと嬉しい作品。ただヒュージャックマンがいないのはやはり物足りない。マグニートが艦砲射撃を止めるところは圧巻。白いリボン
製作年度:2009年 出演:クリスティアン・フリーデル 監督:ミヒャエル・ハネケ
村の事件に関わっていった住人が密かに行方不明になっていく、ちょっと怖い話。この監督はやっぱりなかなかの曲者でダイナミックなスペクタクルな展開には描かない。モノクロ映像だし嫌いな人には退屈な表現の仕方。ピアニスト、ファニーゲーム、アムールと同監督だという前知識を持って見ると今後も気になる監督の一人。表現の手札をいっぱい持っている。ジョニー・マッド・ドッグ
製作年度:2007年 出演:クリストフ・ミニー 監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール
所変わって、「シティー・オブ・ゴッド」のアフリカ編みたいな映画。鑑賞者に分かり易いニックネームが登場人物に付けられているので感情移入しやすい作り。NO2の動物愛護ガキんちょの方が威勢がよく、大佐には捨て駒扱いされ、しまいには女にコケにされる、そんなジョニーの運命はいかに?どんなに再現劇映画でうまく作っても、エンドロールで流れる少年兵の生写真一枚には勝てない。闇の列車、光の旅
製作年度:2009年 出演:エドガル・フローレス 監督:ケイリー・ジョージ・フクナガ
久々の「シティー・オブ・ゴッド」ムービー。今作も南米の小汚さ、危なさが出ていて旅行に行きたくない感が半端ない。闇の列車ではあるけど、光の旅ではない映画。女性が国境を越えて終了となるが、不法移民女性のその後の人生なんて地獄続きなんじゃないの?ダイナーでバイト、DV男と付き合う、売春、シャブ漬け、強制送還の流れが定番。偽りなき人生
製作年度:2012 出演:ヴィゴ・モーテンセン 監督:アナ・ピターバーグ
医師のヴィゴ・モーテンセンが誘拐屋の双子の兄に入れ代わってトラブル話。身分は偽っても心は偽らずのヴィゴは素敵。ただあそこまでして何用で悪党人生に成り済ましをする必要があったかなど謎の部分が多い。パシフィックリム
製作年度:2013年 出演:菊地凛子 監督:ギレルモ・デル・トロ
Tフォーマーと比べ、動きにアナログ感と鈍い部分があるものの映像として見やすいくなっていて逆に分かりやすい。ロボットCG映画の一つの完成形と見てよい。3D劇場で見たかった作品。吹き替えだとアムロとシャアが競演しているのもおもしろい。アメージングスパイダーマン
製作年度:2012年 出演:アンドリュー・ガーフィールド 監督:マーク・ウェブ
シリーズ仕切り直しの第一弾。糸の使い方やアクション、共闘感ある盛り上げ方、敵の強さなど、だけを観ると旧三部の一作目より迫力があって好き。しかし、キャスティングがどうしてもコクがなく薄味。ウィレム・デフォーの灰汁の強さはないし、ピーターもそこまで貧弱キャラじゃない。意地悪編集長もいない。初回はちょっとブスだけど回を重ねるごとに奇麗に成長していくメリー・ジェーンが愛おしい。ファイナルデッドコースター
製作年度:2010年 出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド 監督:ジェームズ・ウォン
もう3作目となれば手慣れたもので、フェイント、時間差などを駆使してあの手この手で楽しませてくれる。特定の倒すべき敵がいなくて、ひたすら回避し続けるハラハラ感が心地よい。何本でも作れる。告白
製作年度:2010年 出演:松たか子 監督:中島哲也
地上波放送をずっと待っていたのにちっともやらないから借りてみたらこいつはアカンやつだった。関係ない一般人が結果として巻き込まれるのは森口先生の意に反するのでは?という疑問は残る。これはきっと映画大ヒット間違いなしだし、日本アカデミー賞も穫れるよ、うん。え?みんな知ってるって?なんだ知ってたの〜、じゃあ、とっておきの情報を教えてあげます。「桐島部活やめるってよ」が通の間で流行っているらしいよ!!キャビン
製作年度:2011年 出演:クリステン・コノリー 監督:ドリュー・ゴダード
主人公グループを襲撃する復活モンスターが地味。終盤のカオス感はなかなかよくて、おもしろいモンスターもいっぱい出てくるので中盤にもっとキショイ奴をまわせなかったのかという惜しさが残る。ジャッキーコーガン
製作年度:2012年 出演:ブラッドピット 監督:アンドリュー・ドミニク
この監督「ジェシージェームズの暗殺」といい、ブラピのかっこいい撮り方をよく知っている。内容はちょっとした「ノーカントリー」かと思う部分もあるが社会的意味合いを匂わせている部分もあったりして小難しい映画。撃たれる時の過剰なスロー演出はいらないといえばいらないかな?序盤で強盗する時に所持していた超切り詰めショットガンが斬新でちょっとかっこいい。あれ危なくないの?WXIII 機動警察パトレイバー
製作年度:2001年 声:綿引勝彦 監督:藤卓司
テレビアニメ版は全く覚えていなくても1本のアニメ映画としてすごくよくできている。発端はちょっとした人的猟奇事件かというところだが、序々にスケールが大きくなっていき大事件に発展していくところがいい。ストーリー、アニメーション描写に重厚感があり幾度もの鑑賞に耐えうる作品。クライマックスシーンの巨大モニターに映し出される怪物をバックに女性研究員を画面に収める演出がうまい。グエムルとこれどっちが先?クローズZERO2
製作年度:2009年 出演:小栗旬 監督:三池崇史
キャスティングが豪華顔ぶれでそれだけでも観る価値はある。売りであるはずの喧嘩のシーンが長くて後半どうでもよくなってくる。校長、自治体を差し置いて何をもって「テッペン」なのかが理解不能。教師が1人も出てこないっていうのもなんかすごい。世界が狭過ぎる。「最後、春馬とは戦わないのかよ」と思わず突っ込む。クライマックスを盛り上げないスタイルが現在の邦画の流行りなのか?プラチナデータ
製作年度:2012年 出演:二宮和也 監督:大友啓史
和製「マイノリティーリポート」?セットが現代なのでSFっぽさはない。目指したいところは分かるけどもどうにも地味で予算不足。Rain レイン
製作年度:2003年 出演:ピーター・フォーク 製作総指揮:ヴィム・ヴェンダース
訳ありの登場人物達が織りなす群像劇をヴェンダースお決まりのゆっくりしたテンポで進んでいく。可もなく不可もないちょっとした短編集と思えばいい。DRAGON BALL Z 神と神
製作年度:2013年 声:野沢雅子 監督:細田雅弘
久々の劇場版かつ、鳥山明監修のはずだったが感想としてはこれじゃない感が大きい。接待するベジータと神龍、プリンが原因で地球が危機になる展開、やたらと長い尺を使うピラフ様一行、一切戦闘に加わらないクリリン、示談でなんとなく終わるぬるい戦い。劇場版は一種の時代劇みたいなものなんだから最後はいつもみたいに元気玉かスーパーかめはめ波で宇宙の塵にして欲しかった。ブロリー、クーラがピーク。惑星ソラリス
製作年度:1972年 出演:ナターリヤ・ボンダルチュク 監督:アンドレイ・タルコフスキー
知る人ぞ知るロシア産SF映画の金字塔。女優が美人。「2001年宇宙の旅」は何年経っても古さを跳ね返す、セット美術だったり、編集だったりするけどソラリスにはそこまでの訴求力はちょっとない。首都高が出てきたり、宇宙に行くのに革ジャンだったり、ロケットの噴射炎をくらって軽傷だったりと妙な詰めの甘さを感じる。話自体は興味深い。ルート・アイリッシュ
製作年度:2010年 出演:マーク・ウォーマック 監督:ケン・ローチ
今回のケン・ローチはいつもの重い社会批判に加えてサスペンス仕立て。喧嘩ぱっやく不器用な主人公に哀愁を感じる。映画をただのエンターテイメントツールで終わらせていないところが毎回ほんと尊敬しちゃう。ジュリエット・ビノシュ in ラヴァーズ・ダイアリー
製作年度:2011年 出演:ジュリエット・ビノシュ 監督:マルゴスカ・シュモウスカ
すっかり熟女になってしまったジュリエット・ビノシュ主演の社会派?作品。ジャケを観てビノシュのエロシーンを期待しても大胆な絡みシーンはあと一歩のところでない(他の役者は体はってる)。ラストの家族揃っての妙な空気感は「家族ゲーム」を思わせる。サスペリア
製作年度:1977年 出演:ジェシカ・ハーパー 監督:ダリオ・アルジェント
今観ると話の中身がさすがに凝らなさ過ぎか?この映画の魅力は色をうまく使った雰囲気にあり。冒頭から飛ばしまくりの怪しい音楽と演出は他のホラー作品になく一見の価値あり。グロ描写は手作り感満載でウソくさい血のりも含めていい味が出ている。ホラーというよりカルトやね。塔の上のラプンツェル
製作年度:2010年 声:中川翔子 監督:ネイサン・グレノ 、バイロン・ハワード
意外にもショコタンの声優が違和感なくはまっていた。髪を使ったアクションが個性的で斬新。内容もこれぞディズニーという安心感で観た人みんなが幸せになれる。「アナと雪の女王」も好調だし、ピクサーに頼らずともこれで安泰。「ジョン・カーター」事件さえなければ…宇宙兄弟
製作年度:2012年 出演:小栗旬 監督:森義隆
映画としては最後、一番おもしろくなりそうなシーンを解説調で済ませるというまさかの暴挙。「2時間返せ!!」ってなる。退屈な訓練シーンにつき合ってきてこの仕打ち。原作未読なので分からないけどあそこはあんなものなの?あの投げっぷりは「2001年宇宙の旅」をある意味超えた。神様のカルテ
製作年度:2011年 出演:櫻井翔 監督:深川栄洋
さすがにこれは退屈だった。桜井君が難病を手術するとかそういうシーンがないと暇。髪型もなんか妙だし、こういうのは吉岡秀隆の担当。「オリンパスカメラとのタイアップかよ」っていうのがちらつくのも苦笑い。裏切りのサーカス
製作年度:2011年 出演:ゲイリー・オールドマン 監督:トーマス・アルフレッドソン
イギリス諜報部の作品。話の内容的にはきっと悪くはないんだろうけど序盤に登場人物の説明が特にないので状況や世界観が掴みにくい。画的にも地味なのでなんとなく流し観していたら、なんとなく終わるパターン。やはり極秘作戦映画はジェイソン・ボーンが一強。L.A. ギャング ストーリー
製作年度:2012年 出演:ショーン・ペン 監督:ルーベン・フライシャー
アクションが多めで見やすい作りが逆にマフィア抗争ものとしては魅力を分散させている。「アンタッチャブル」の駅階段戦、ゴッドファーザーの「三大ファミリー一斉排除」、「ヒート」の銀行強盗市街戦、「スカーフェイス」の屋敷激戦など名作には「これぞ代名詞!」的なシーンが一カ所あるがこの作品にはそれが特にないのが惜しい。「ロードトゥー〜」止まり。悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲
製作年度:2013年 出演:アレクサンドラ・ダダリオ 監督:ジョン・ラッセンホップ
初作公開40周年記念映画。リメイク「テキサス」ではなくて初作「いけにえ」の正当なる後日談なので注意。ホイトはいないし雰囲気も「いけにえ」シリーズを意識した作り。今回のレザーフェイスはぼこられたり、情に流されたりで一味違う(笑)。後半がホラー作品であることを放棄している。ファンは話のネタとして絶対観るべき。チェンソーコレクションとかwwwキサス・チェーンソー ビギニング
製作年度:2006年 出演:ジョーダナ・ブリュースター 監督:ジョナサン・リーベスマン
劇場以来2度目の鑑賞。「テキサスチェンソー」のゼロエピソード作品。ホラーの中でも5本の指に入る凶悪さと狂気。おもしろいけど酷い、酷いけど先が観たい。でも観たらやっぱり酷い。という思考が永遠と繰り返されるそんな映画。初作「いけにえ」より好きかも。グリーン・ホーネット
製作年度:2010年 出演:セス・ローゲン 監督:ミシェル・ゴンドリー
御曹司と運転手が繰り広げる世直しアメコミ作品。二人の活躍のおかげで治安がむしろ悪くなっているというのは本末転倒。キャスティングが悪く高額ギャラのキャメロンディアスを起用する必要性が感じらず、御曹司の俳優もはまっていない、カトウはアクションがかっこいいけど名前はチャンとかリーでよい。敵が凡人。愛、アムール
製作年度:2012年 出演:ジャン=ルイ・トランティニャン 監督:ミヒャエル・ハネケ
究極の愛を描いた老介護作品。これは胃に持たれる重たさ。ただこの舞台がかなり裕福な家庭の設定なので、それほど不幸ではないのが救いか。寂しい介護生活ではなくて愛の物語として観るのが正解。おじいさんはいったいいずこへ?オチキ
製作年度:2012年 出演:木乃江祐希 監督:吉田浩太
パケ借りした作品だけども「ウシジマ君」みたいな感じでとてもおもしろかった。堕とすだけではなくてしかっりとアフターケアーを忘れないところに好感が持てる。過剰な役者陣の演技もこの映画には合っていて、前代未聞のはっちゃけたラストもよろしい。ソナチネ
製作年度:1993年 出演:北野武 監督:北野武
10年ぶりに観たが深作作品の後に観ると非常に興味深い。こんな静かなやくざ映画は当時酷評されたっていうけど今までの任侠映画からの流れを考えるとやっぱりすごいことだったんじゃない?キュビズムの始まりみたいな衝撃かしらね。いつかギラギラする日
製作年度:1992年 出演:萩原健一 監督:深作欣二
キャストはもちろんすごいけど、次から次へとずっとテンションの高さをキープし続けて進むアクション、スタントの連続は今観てもすごい。こういう頭空っぽで観られる元気のいい邦画作品はもう作れないんだろうか。荻野目慶子のサブマシンガンに脱帽した。パニシャー・ウォーゾーン
製作年度:2012年 出演:レイ・スティーヴンソン 監督:レクシー・アレクサンダー
アメコミハードアクション作品。ちょっと前に作られたやつはあんまり覚えていないけどもよりアグレッシブになったと思う。よくある復讐もので際立ったストーリーはなくキャストもマイナーではあるがアクション演出はわりとよくできている。かぞくの国
製作年度:2011年 出演:安藤サクラ 監督:ヤン・ヨンヒ
「キネマ旬報」でその年の批評ランク一位に輝いた日朝問題作品。キネ旬はこういう地味なやつが好きだよね。インテリ芸能人の印象ばかりになってしまった宮崎美子の演技がすばらしい。バンク・ジョブ
製作年度:2008年 出演:ジェイソン・ステイサム 監督:ロジャー・ドナルドソン
英産銀行強奪ムービー。強奪がメインかと思いきや、してからの後半戦がおもしろかった。ガイリッチー監督が撮っていたらいい復活作品になっていたろうなと思う。ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット
製作年度:2012年 出演:田中真弓 監督: 長峯達也
いつも最後は敵を大技で完全KOするのがお決まりだが今作では都合上すっきりと倒しきれない。開始1時間半で「Z」と決着をつけて残り30分で共闘して「黄ザル」に深手を負わせる話が観たかった。「青キジ」ファンにはおいしい映画だった?ブラックブレッド
製作年度:2010年 出演:フランセスク・コロメール 監督:アグスティ・ビリャロンガ
「パンズ・ラビリンス」っぽい暗いミステリーかと思ったら戦時ドラマだった。登場人物のややこしい名前だけで話が進んでいきがちなのでしっかり観ていないと置いていかれる。ラストのすっかり冷めきった大人の雰囲気を漂わせる少年はなんともいえない結末。私が、生きる肌
製作年度:2011年 出演:アントニオ・バンデラス 監督:ペドロ・アルモドバル
序盤は何がしたいんだかよく分からなかったが過去の事情が分かりだすと本領発揮。結構なカルトサスペンスだった。一歩間違えると「ムカデ人間」やないか。十三人の刺客
製作年度:2010年 出演:役所広司 監督:三池崇史
尺の長さもあるが作り手の気合いが感じ取れる作品。吾郎ちゃんの役どころがアイドルらしくなくてよい。「7人の侍」を今作ったらこんなとこか? 伊勢谷友介は生命力、精力から推測すると山神様。のぼうの城
製作年度:2011年 出演:野村萬斎 監督:犬童一心 、樋口真嗣
野村萬斎をはじめ、じゃじゃ馬の榮倉奈々や役者陣は悪くはなかったのだがいかんせんストーリーがあんまり頭に入ってこなかった。