「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


10/31(金) の進歩 沈滞
新しい研究について考えている。しかし、ものの見事に一歩も進まない。沈滞の一日であった。こういう日に日記を一所懸命書くと、「研究のことを真剣に考えたのか」と疑われるので今日はこれでお終い。
10/30(木) の進歩 最終決算
今日は、鈎取の旧居売買の最終決算の日である。今日ですべてが完了し、鈎取の旧居が正式に売り渡される。積和不動産の担当者が、「最終決算日は仏滅は避け ましょう」という。そんなこと私はまったく気にしないけれど、逆らう理由もない。というわけで、仏滅ではない今日が決算日となった。実印など必要なものを 袋に入れて積和不動産に向かった。応接室に通され、買い手様・積和不動産担当者・私とで書類のやりとりを始めた。実印などを取り出そうと、持ってきた袋を 机の上に置いた。そして気づいた。菊葬会館と書かれた葬儀屋の袋で あった。せっかく仏滅を避けたのに、これではぶち壊しだ。
 買い手様から、高額の小切手を渡された。「この小切手を持参した者にお支払下さい」と書いてある。私の名前はどこにも無い。つまり、引ったくられた らお終いということか。かなりびびって、最寄りの七十七銀行に走って行った。「こ、こ、小切手を、か、金にしたい」と、上ずりつつ、かつ、あまり正確とも 思えない表現でしゃべった。銀行員に怪しまれなかったか?  ところが冷たいことに、「通帳を持って、口座をお持ちの支店にいらして下さい」と言われてしまった。通帳は家だ。やむなく、いったん家に戻ることにした。 だ んだんと余裕が出てきて、途中、まる賛で悠々と昼食を摂るなどした。通帳と小切手を持ち、口座のある支店へ。無事に、入金依頼を済ますことができた。い や、ほっとした。
 支店から近いので、鈎取の旧居を見に行った。これで本当にお別れだ。もう、他人様の家である。そう思うと、とても寂しくなった。
10/29(水) の進歩 新戦力の補強始まる
と言っても、ベガルタ仙台のことではない。バラのことだ。昨日の帰り、ガーデンガーデンに寄った。レディヒリンドンというつるバラを探しに行ったのだ。通 販では何故か見つからずであったので、駄目もとでガーデンガーデンに行ってみた。そうしたらなんと、一本だけ置いてあった。購入して帰宅。真っ暗な中、居 間から漏れる光を頼りに植えた。来月上旬には、通販で注文しておいた戦力も続々と入ってくる。植え付けるのが今から楽しみである。さらには、早く秋冬が終 わって、春にならないかなと思い出している。こんな思いを抱くのは、我が人生史上初である。<-- 私は冬が好き。
数理生物学要論(共立出版)の原稿を書き終えたので暇になった。それを見越したようにマツハシが、「一時間くらいお暇ですか(訳;バーミキューラ イトを買いに行きたいから車を出せ)」と言ってきた。というわけでガーデンガーデンに行った。マツハシ念願の、アイスの家(ガーデンガーデンに併設してい る)でアイスも食べた。私も付き合って食べたら、身体がほんに冷えてしまった(そのとき気温10度)。今夜は鍋で暖まるか。いやしかし、卵焼きに挑戦する 日でもある(10/23 の進歩参照)。さて、どうしよう。
 ついでに、銅製の卵焼き器の使用結果を報告する。史上最悪の惨敗であった。テフロン製ではないために焦げ付いてしまい、巻くどころではなかった。こんな ことなら、高い金を出して買うことなかった。思い切って獲得した外国人選手がちっと も役に立たなかったという状況である。でも、こちらの腕を磨けば道具に追いつくと信じ、挑戦を続けるであろう。
10/28(火) の進歩 偉い順番
一昨日の日記で、「我が家の庭では、バラが一番偉い」と書いた(10/26 の進歩参照)。違った、忘れていた。一 番偉いのは西洋芝である。バラは二番目だ。せっかくだから、序列を明記しておく。

偉い順番
1. 西洋芝
2. バラ
3. カエデ     (注:博士論文の研究材料)
4. シラカンバ   (注:高原の浪漫)
5. 日本産の針葉樹 (注:ウラジロモミ以外のもの)
6. 日本産の山野草
7. 日本産の広葉樹 (注:カエデ・シラカンバ以外のもの)
8. 洋物の草花
9. ポプラ     (注:北の浪漫。洋物である点が評価を下げる)
10. 高麗芝
11. ウラジロモミ (注:名前が悪い)
12. 洋物の針葉樹
13. 雑草     (注:スギナ以外のもの:ここまでが生き物)
14. スギナ

洋物への評価がフクザツである。西洋芝もバラも洋物だ。
数理生物学要論(共立出版)の原稿を完成させた。さっそく、責任編集の瀬野さんに送付した。なんだかんだで、この原稿にも時間がかかった。
10/27(月) の進歩 ちゃんと来た
月曜日は休むかもしれないと書いた(10/24 の進歩参照)けれど、休むことなくちゃんと来た。校正もやった。校 正が割と早く済み、さほど疲労することもなかったからである。それに、今日休んでしまうと、三連休が癖になり、月曜日は一生休んでしまうようになる気がした。というわけで、研究室に来て真面 目に仕事をした。数理生物学要論(共立出版)の文章をほぼ仕上げ、原稿中で使う図の作成に入った。
昨日の試合の中原の決勝点は、チーム通算 500 点目だそうである。500 点も取ったのかすごいと思いたいが、J2 通算 500 点であるところが素直に喜べない。ちなみに J1 では 71 点取っている。その 7 倍も J2 で取っているところに歴 史の重みを感じる。
10/26(日) の進歩 大きな大きな勝利
ベガルタ仙台が、セレッソ大阪に 4-3 と逆転勝利した。昇格に向けて、大きな大きな勝利だ。
試合は昼から。午前中は、「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 の校正の続きをした。10 時半くらいに完了したので、さっそく返送しにいった。
 帰宅後、ぱぱっと庭仕事をした。ポプラを移植したのだ(上の写真の個体)。つるバラを壁に這わせ ることにしたのでどいて貰う。我が家の庭では、バラが一番偉い。それに、玄関脇がなんか寂しく、木があるのも良いと思っていた(昨日から)。そこで、玄関 脇の花壇に植わっている洋物の針葉樹をどかし、その場にポプラを移すことにした。我が家の庭では、洋物の針葉樹の身分は異様に低い。雑草の一つ上くらいで ある。さて、この場でポプラはどれくらい成長するのか。真上に電線があるのが気になるところである。
試合が始まった。CS で応援だ。立ち上がりから、大阪が一方的に攻め立てる展開となった。仙台はパスをろくに繋げることが出来ない。ところが前半 11 分、仙台 FW 平瀬がゴール前で粘って FW 中島にパス。それを中島が、綺麗なループシュートで決めた。「これはひょっとして」と思ったけれど甘かった。その後も、大阪が奔放に攻め立てる。香川・乾 という二列目の動きに仙台守備陣はたじたじであった。そして、前半 16, 21, 34 分にあれよあれよと三失点。前半を終えて 1-3 となってしまった。一方的にやられていたし、これは惨敗かとさえ思った。ところが後半になると、チームが入れ替わったような展開となった。大阪の二列目を 封じるために仙台が3 ボランチに変えたことと、大阪の気持ちが守りに入ったことが効いたようだ。仙台は、前線から鋭いプレスをかけてボールを奪うようになる。高い位置で奪う と、連動した動きで大阪陣を攻め立てた。こうなると、大阪の守備の弱さが露呈する。後半 4 分に、フリーキックから FW 中島がヘッドで決めて 2-3。上背の無い中島がヘッドで決めちゃうのだから(大阪のマーク甘し)。これで仙台は勢いづいた。後半 33 分、右サイドでボールを持った MF 関口が、ドリブルで仕掛けた。と、あれよあれよと三人を抜いてゴール正面へ。左足を振り抜いて 3-3 となった(大阪の左サイドざる)。その直後、手倉森監督は FW 中原を投入。「高い位置でFKを取れれば、あとはもう裕希(中島)の頭より、中原の頭だと、もうとっさに頭に(ピンと)来た」(手倉森監督の言葉;J's Goal より) と、「頭」が三つでゴロがよい。その中原が決めた。後半 37 分、大阪陣の左サイドで得たフリーキックにうまく走り込んだ中原が、センタリングのボールを肩でシュートして逆転。「頭ではなく 肩」とは、監督と二人して遊んでいるとしか思えない。そのまま逃げ切って逆転勝利。「こんなことってあるんだ」という展開であった。
 二位の山形が勝ったので、仙台は三位のままである。しかし、四位の湘南が敗れたため、四位との勝ち点差は 6 に広がった。三位の確保は見えてきた。しかし、我々が目指すのは二位だ。残り四試合を全勝して、山形がこけるのを待とう。
終了後、近所の温泉施設に行った。逆転勝利に温泉気分なので温泉に浸かるのだ。足裏マッサージもした。気持ちよかった。癖になりそうである。
10/25(土) の進歩 二稿を校正
かつて私は、この日に二十歳になったことがある。しかし、そんな思い出はもうよい。共立出版から、「これ から学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」の二稿が自宅に届くのだ。庭仕事をしながら宅急便を待っていると、10 時半頃にようやく届いた。さっそく、居間に二稿を広げて校正を開始した。その間、あんを居間で自由に遊ばせていた。外を犬が通る度に吠えまくる。煩くて頭 に来たけれどほっておいた。夕方に一段落。どうせ誕生日なんだから、それらしいことでもするか。そう思ってステーキで乾杯した。一枚 560 円のステーキは今ひとつ有り難みに欠けたけれど、ま、いいか。
10/24(金) の進歩 一日早く
某所に履歴書を提出する必要があり、今日あわてて書いた。今日までならば年齢欄が「満 n 才」であるところが、明日からは「満 n+1 才」になってしまうからだ。一日の違いが一年で一番大きい日である。
 でも、こういう一日違いは嬉しい(明日は土曜日ということで、今日になったのだど思う)。

じゃん


じゃ


じゃーーん   あん付き

もはや説明の余地はない(去年はこんな)。みんな、どうもありがとう。ケーキ、美味しかったよ。
お礼にと、みなを昼食に連れて行った。はるちゃんは、「すし春」という店では らこ飯を食べたいという。この店、通勤途中にいつも通る。外見は今ひとつなので、「大したことないのかな?」と思っていた。でも、要望だから連れ て行った。食べて吃驚。この店のはらこ飯、すこぶる美味しかった。店の評価も大いに上がった。
数理生物学要論(共立出版)の原稿の仕上げに入った。全体を読み直して形を整えている。
明日、「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」の二稿が自 宅に届く。土日と自宅に籠もり、気迫で校正をする。みなさまに一日でも早く拙著をお届けするため、我が身を削る覚悟である。そのかわり、温泉での療養が必 要となり、月曜日は休むかもしれない。そのときは、見事校正が為されたと思って頂きたい。
10/23(木) の進歩 卵焼き
何ヶ月か周期で卵焼きに燃える。食べることにではない。作ることにだ。前者に関しては、「作ってしまったから食べる」に近い。作ることにどうして燃えるの かというと、上手く出来ないからである。巻き方がぐじゃぐじゃになったり焦げ付いたりと、ろくな結果にならない。となると、また挑戦したくなる。しかし、 連日では身体に悪いので、一日おきに挑戦することになる。
 で、今夜が挑戦日だ。失敗を繰り返すまいと、YouTube で、作っている映像をつぶさに観察した。実に簡単に作っている。しかも、けっこうな強火なのに焦げていない。私の作り方の何が問題なのか。しばし考え、道 具であると結論責任転嫁した。本格的に、銅製の卵焼き器を使うべきだ。銅製なら熱伝導もよい。「趣味は形から」を掲げる私 にぴったりの結論である。というわけで、昼休みに藤崎まで出かけ、銅製の卵焼き器(*)を買ってきた。今夜の挑戦に向け、今から意気が高い。

*「銅製の卵焼き」(「器」が抜けている)と打ったまましばし気づかなかった。「銅 製の卵焼き」とはすごい。
数理生物学要論(共立出版)の原稿の執筆は、今日の午前中をもって一段落ついた。というか、一段落ついたことにする。午後は、他の仕事に手を染め た。ほっておいたレフリーの仕事をして、手を血で染めたというべきか。すっぱりリジェクトしてしまった。
マツハシの論文セミナー。オタマジャクシの消化管の長さの可塑性に関する論文を紹介してくれた。餌に応じて消化管の長さが変わるとは知らなかっ た。イントロで挙げた目的に答えたものになっているのか、疑問が残った。
10/22(水) の進歩 背表紙
これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」の背表紙に問題が生じた。 幅11ミリなので二行にするわけにはいかない。そのため、通常の大きさの文字にすると、副題(ポスターと口頭のプレゼン技術)が入りきらないという。かと いって、「これから学会発表する若者のために」だけでは ………。やはり、「ポスター」「口頭」といったキーワードが欲しい。本屋の書棚に並ぶ場合、背表紙しか見えないのだし。今から書き足して、厚さ 3 センチ位の本にするか。しかし、背表紙を厚くするために中身を増やすの は本末転倒である。そう思って共立出版の松本さんにお願いしたら、ちゃん と副題も入る背表紙を作ってくれた。さすがプロ。嬉しい。
「もう意地悪」と声を大にして言いたい。ベガルタ仙台の右サイドバック菅井が、肉離れで全治二週間だそうだ(ベ ガルタ OHP より)。左サイドバック田村(全治三ヶ月)に続く離脱で、両サイドのレギュラーが怪我をしてしまった。次戦のセレッソ大阪戦をどうするのか。左に入るであ ろう磯崎は実力十分だ。しかし右は誰に? 正直、誰が入っても戦力低下が否めないと思う。
数理生物学要論(共立出版)の原稿の執筆を進めた。今日は、食害があるときの最適な種子の大きさ(Sakai and Harada 2007)の研究紹介を書いた。
10/21(火) の進歩 価格正式決定 本体 2700 円(税込 2835 円)
これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」の価格が決まった。本体 2700 円(税込 2835 円)である。これが最終決定だそうだ。予定本体価格よりも 100 円安くなった。お買い得感がますます強まるばかりである。なにしろ、ふつうのプレゼン本とは違う。

1. 学会とは何なのか。学会に行って何をすべきなのか
2. 発表内容の練り方
3. ポスター発表のプレゼン技術
4. 口頭発表のプレゼン技術
(B5 版 192 頁 三色刷 カラー折込ポスター付き)

「これ学」一冊で、上記のすべてを知ることが出来るのだ。1を書いて いる本はそうそう無い。まして、2を書いているプレゼン本は無いであろう。内容が伴ってこそのプレゼンである。2もとても大切だ。さらには、ポスターと口 頭のプレゼン技術を両方知ることが出来る。カラーの図をふんだんに使って良い例悪い例を解説しているので、きっとわかりやすいと思う。しかも、2の解説で 用いたも のと同じ題材(ベガルタ仙台の強さの秘密に関する研究)を使って説明している。だから、「発表内容のポスター・スライド化の仕方」の良き実例となるはずで ある。というわけで、著者絶対のお奨め本である。
 なお、今週末の天気が良くて著者がふらふらと遊びに行ったり、バラを愛でながら著者が自分の庭への愛にふけったり、ベガルタ仙台の勝利(日曜日にセレッ ソ大阪と闘う)を喜んで著者が昼間から祝杯を挙げたりしない限り、つまりは著者が二稿の校正を忘れない限り、11月21日に配本(書店に並び始める)の予定だそうだ。
数理生物学要論(共立出版)の原稿も頑張って書いている。昨日よりは、元気に書き進めることが出来た。
10/20(月) の進歩 バラと西洋芝
秋のバラが綺麗になってきた。


西洋芝の中に咲く姿がたまりません。庭を眺めるときが、ほんに至福のときだ。

マツハシの実験材料であるミチタネツケバナが発芽してきたらしい。やった!  「発芽するように願掛けして下さい」と言われたので、「わかった」と 答えておいた。むろん、口だけであった。あ、いや、発芽を願う私の気持ちは真剣そのもの だった。しかしマツハシは、神社参り をしたりアイスを絶ったりと、真剣に願掛けをしていたらしい。科学的にどうかは別にして、マツハシの願いが通じたのだと思う。よかったね。今度、私の希望 の願掛けも頼 むか。
数理生物学要論(共立出版)の原稿を執筆している。遅々として進まない。頭がおかしくなりそうだ。文章を書くのって、本当に大変だと思う。
10/19(日) の進歩 ともかく勝った
ベガルタ仙台が愛媛 FC に 1-0 で勝利した。内容的には圧倒されていたが、ともかくも勝った。
試合は午後から。午前中は、石巻の魚市場に行ってみることにした。昨日、陸女寿司で話が出て、行ってみる気になったのだ。折良く(というより「折 り悪く」であったが)、「大漁祭り」というものをやっていた。市場内に出店が出て、いろいろ売っているのだ。場内はものすごい人出で、歩くのも大変(あん を連れていたからでもあるが)。店の周りには、一重二重の人だかりが出来ている。ゆっくり買い物する気にもなれず、早々に退散した。
試合開始の一時間以上前に、ユアテックスタジアム仙台の近くに着いた。あんを連れているので、車内でしばし一緒に過ごし、試合開始 15 分前にスタジアムに入った。
 試合は立ち上がりから、愛媛の勢いに圧倒されていた。愛媛は、短いパスを素早く回し、仙台陣に攻め込んで来る。仙台がボールを奪っても、すばやく囲まれ てすぐにボールを失ってしまう。おまけにミスが多い。仙台自ら攻撃放棄しているようだ。しかし、おもろいことが起こるのもサッカーの楽しさだ。前半 13 分、仙台 DF 磯崎が上げたクロスに仙台 FW 平瀬がヘッドで合わせる、----------- と思いきや、肩に当たってぽよーーんとゴールへ。ゴールポストに当たってぽわんっと戻る。と、そこへ、猛セーブで飛んできた愛媛 GK 川北の哀愁の背中が。その背中にぽたっと当 たったボールがゴールに入った。「肩 --> ポスト --> 背中」を経てゴールへ!  仙台がおもろく先制した。しかしその後も愛媛ペースは変わらない。後半 33 分には、ペナルティエリア内で岡山がかわされ、愛媛 FW 田中にGK と一対一を許すという大ピンチ。しかし本当のピンチは後ろから迫っていた。岡山が、エリアのど真ん中というのに、田中を後ろから羽交い締めにしようとした のだ。岡山、何を考えているのか!  しかし、田中の動きが速く、岡山の両手は空を切った。ここで PK を取られていたら、岡山は、水戸戦(9/28 の進歩参照)に続くヒーローになるところであった。田中が、岡山の羽交い締めをかわして シュートをポストに当てるという連続技を見せてくれたので、大大ピンチを乗り切ることが出来た。その後も踏ん張って、1-0 で仙台が勝利。ともかくもこれで、三位に上がった。
 勝ちはしたけれど、下位相手にこんな調子で、残りの試合大丈夫か?  首位の広島戦も残っているし。人とボールが動くサッカーを取り戻してくれ。
 全治三ヶ月の重傷を負った田村 直也を励ますために、「直也と共に頂点へ」という旗が掲げられていた。しかし、頂点(優勝)はすでに広島が決めている。我々が目指すのは二位だ。「直也と共に次点へ」と訴えるべきである。
10/18(土) の進歩 村田町の陶器市
村田町で開かれている陶器市に行った。東北・関東の窯元 20-30 人が集まって、陶器の展示販売をするのだ。お洒落な和食器を探しに、行ってみることにした。高速を使って 30 分ほどで到着。村田町には蔵の町並みというものがあり、蔵が、展示販売の場となっていた。一枚 2000 円の皿を、「まあまあの値段だな」と思い眺める。しかし考えてみると、普通は五枚セットで 5000 円とかである。一枚 2000 円って結構高いんだ。などと考えつつ会場を歩いた。外人さんの窯元が多いのにも驚いた。5-6 人はいたか。結局、大皿一枚・中鉢四つを購入した。料理を頑張ろう。器が良いと、料理にも燃えるというものだ。
司法書士が自宅に来た。今月の 30 日に、鈎取の家の売買の最終決算をする。そのために前もって整えておく種類があるらしい。その手続きをした。
 鈎取の家とも、30 日にお別れである。新住人の方、庭の整備が大変と思う。一年半のあいだ人が住まないと、雑草がすごいことになる(ただし、定期的に手入れに行きはした が)。それとコスモスもすさまじい。今現在、主庭一面がコスモス畑になっている。その下に、たくましく生き残った西洋芝が生えている。ま、これも楽しみと 思って、ぽちぽち手入れをして下さい。
「一年半のあいだ人が住まないと」と上述したが、さっそく訂正だ。泉ビレジ(現在の住み処)の最優秀放置賞の庭を見に行ったのだ(6/8 の進歩参照)。秋になってどうなっているのかと思いきや、セイタカアワダチソウとオオアレチノギクが繁茂していた。まさに土手の眺めであ る。居間から庭を見ることもあろうに、何も感じないのか?
夜は陸女寿司に行った。一週間早いけれど、私の誕生祝いだ。もはや、誕生日を迎えることに抵抗する気力も無くなった。おとなしく祝うしかない。
10/17(金) の進歩 明後日は愛媛戦
ベガルタ仙台は明後日、ユアテックスタジアム仙台に愛媛 FC を迎え撃つ(19 日 13 時試合開始)。J2 も残り六試合。仙台に科せられた唯一の使命は六連勝だ。愛媛を景気よく破って、J1 昇格への道を切り開こう。
 昨日、白幡新社長が正式に就任した。ベガルタ仙台の五代目社長である。「残る人生をベガルタにかけて、県民や株主のみなさんに応えていきたい」と決意を 語ってくれた(サ ンスポより)。嬉しい言葉だ。五代目にしてようやく、本気の社長が就任した感じである。なにしろ、前社長は就任時に、「上司(仙台市長)の命令だ から」という旨のことを言っていたくらいだから。白幡社長を信じて、ともに闘うことにしよう。
区役所に行く用事があったので、「わび介」に寄って昼食に天ざるを食べようと思った。ところが、店に行ってみると、第三金曜日ということで休みで あった。前もこうやって無駄足を踏んだ記憶がある。木曜日が定休日なのは頭に刻み込んでいるのだが。第三金曜も休みって、なんか引っかけの気がしないでも ない。
数理生物学要論(共立出版)の原稿を今日も執筆している。今日は、最適な種子の大きさの話の続きを書いた。八割方書けたか。
昨日今日と、生きる気力がどうも湧かないな。身体もなんかだるいし。温泉に入って、足裏マッサージを受けたい気分である。
10/16(木) の進歩 岡山が行く道
ベガルタ仙台 DF 岡山は、サポを深く愛してくれる選手である。勝利試合の後のパフォーマンスも有名だ。そのブログ「オカヤマガ行ク」も熱い。サッカー選手岡山は、どこへ向 かっ て行こうとしているのか。この日の 書き込みを見てわかった気がする。先日の天皇杯で対戦したニューウェーブ北九州には、元ベガルタ戦士の藤吉がいた。J リーガーきってのお笑いキャラであった。それとは対照的にプレーは献身的で、多くのサポを感動させてくれた。その藤吉を岡山は、「俺もこんなJリーガーに なりたいと、カズさんとゴンさんの次に目標にしていた選手」と語る。確かに、カズ・ゴンのように、プロとして闘う姿を見せてくれる選手だった。「カズさん とゴンさんはW杯の予選などの代表で憧れたけど、藤吉さんはJリーグをみて憧れた人」。うん、わかる。「カズさんのゴール後のサンバダンスはどれだけ真似 して踊ったか」。………?。「ゴンさんの試合後のゴンゴールの踊りつ きパフォーマンスは、あんな風に俺もサポーターと踊りたいと思った事が、現在の俺の試 合後のパフォーマンスの原点ともいえる」。………???。「藤吉さん のおもしろパフォーマンスは、あんな風に俺もサポーターとアホやりたいなと思った事 が、現在の俺のサッカー選手としての原点ともいえる」。………?????。 岡山、どこへ行くのか。
昨夜の試合は残念な結果に終わった。絶対に勝ちたかったのに 1-1 の引き分け。ウズベキスタンがあんなに激しく来るとは思わなかった。おかげで日本の選手は、なかなか前を向くことが出来なかった。それと、ウズベキスタン の GK が当たっていた。入ったと思ったシュートを 2 本くらい弾かれてしまった。さらには中澤が、入ったと思った岡崎のシュートを身体に当てて弾き出していた。
 でも、勝ち点 4 で二位である。気持ちを切り換えよう。まずは、次のカタール戦に集中することだ。
ひじりの論文セミナー。実生段階での食害防御に関する論文を紹介してくれた。補償的成長と防御物質生産というトレードオフ関係の解析をしたのかと 思いきや、どうもそうではなかった。どうも、わからない所が多い論文だった。それと、論文をもう少し批判的に検討するようにしようね。
数理生物学要論(共立出版)の原稿を執筆している。植物の性投資の話は一段落とし、最適な種子の大きさの話を書き始めた。Smith and Fretwell のモデルや Sakai and Harada のモデルを紹介する予定だ。
10/15(水) の進歩 今夜はウズベキスタン戦
日本代表は今夜、ウズベキスタンとワールドカップ最終予選を戦う。ホームだし、必勝あるのみである。ウズベキスタンは予選二連敗。負けたら後がないので、 死にもの狂いで挑んで来るであろう。しかし、相手が出てきてくれる方が好都合だ。FW は、「決定力無し」という汚名を挽回せよ。そして、FW の得点で勝って欲しい。さあ、みんなで我が代表を応援しよう!
全学の一年生を対象に行う講義「レポート作成法」の準備をした。今週は序論の書き方の解説をする。去年のスライドをちょこっと直せばよいと思いき や、けっこう大幅に作り直してしまった。たとえば、去年までは良い例として紹介していた序論の骨子。

何を前にして:地球は、深刻な環境問題に直面。
どういう問題に取り組むのか:環境問題の解決。
どうして取り組むのか:私たちの存続のため。
どういう着眼で:渡り鳥が環境汚染物質を運んでいる。
何をやるのか:環境汚染と渡り鳥の関係を見る。

改めて読み返すと、何か引っかかった。そして気づいた。「どういう問題に取り組むのか」がおかしい。「環境問題の解決」は、このレポートで取り組んだ「問 題」と言えるのか。目的はあくまでも、「環境汚染と渡り鳥の関係を見る」(何をやるのか)ことである。それに対する答えは、「渡り鳥が汚染要因の一つだっ た」「渡り鳥は汚染に関与していない」といったことである。どちらの答えにせよ、「環境問題の解決」に直接貢献するわけではない。渡り鳥の影響を調べた結 果を「踏まえて」、「環境問題の解決」にどう応えるのか考えるというのが、正しき構図だ。つまり「環境問題の解決」は、「何を前にして」(「こういう問題 がある」「こういう必要性がある」といった研究の出発点)と捉えるべきではないのか。正しき骨子は以下だと思う。

何を前にして:地球は、深刻な環境汚染の拡大に直面。その解決が求められている。
どういう問題に取り組むのか:環境汚染の拡大をもたらす要因は?
どうして取り組むのか:その対策を練るため。
どういう着眼で:渡り鳥が環境汚染物質を運んでいる。
何をやるのか:環境汚染と渡り鳥の関係を見る。
数理生物学要論(共立出版)の原稿を執筆している。性投資について、新たな文献にあたる必要がありそうだ。
10/14(火) の進歩 下っていく姿を実感しつつ
数理生物学要論(共立出版)の原稿を執筆している。今日はまず、植物における性投資について書いた。Sakai (2000)(J Plant Res 113:335-342)を下地に書き進めた。途中、性比の計算がおかしく思えてきた。慌てて再計算したけれどやはりおかしい。ひょっとして Sakai (2000) が間違っている?  しばし青くなった。でも 10 分ほど考えた末、Sakai (2000) はやはり正しかったことが判明した。昔の私の方が賢かった。なんか素直に喜べないまま(だんだんアホになっていく)問題は 解決したのであった。
これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」の表紙の完成版が 送られて きた。先日のものはあくまでもドラフトで、これが完成版だそうだ。 当ページに載せている表紙も完成版に入れ替えて置いた。なるほど、全体がよりくっきりしている。私の胸に「座長」というワッペンがあるのもわかるであろう (か?)
10/13(月) の進歩 月山へ
雲一つ無い快晴である。まさに秋晴れだ。秋を楽しもうと、月山に行くことにした。あんを連れて七時過ぎに出発、九時前にはスキー場に着いた。リフトで上ま で行って、降り口から姥ヶ岳に登った。紅葉は、山の上の方はもう終わっていた。
  姥ヶ岳。上の方は草もみじ。

姥ヶ岳登山道から見る、月山の稜線。赤く色づいているのはおそらくミネカエデ。

草もみじも綺麗なものだ。それにこの青空。


これ以上の秋晴れってあるのかと思うくらい、素晴らしい空だった。あんまり気持ちが良いので、月山山頂への登山道にも足を伸ばした。やがて、山頂への登山 道とリフトへ戻る道の分岐点に来た。山頂まで 1.1 km ある。登りたいけれど、あん連れである。けっこうな急坂のようなので、あんには大変かもしれない。迷った挙げ句、リフトに戻ることにした。今度、一人で登 りに来よう。
 歩いている間、あんの紐を離して自由にさせた。あんはとてもお利口であった。会う人会う人に、「可愛い」と声をかけられる。でも、知らない人に突進して 行って抱きつくことはない。ちゃんと普通にすれ違っている。休憩所(人が大勢いる)で休んでいるときも、私のそばをあまり離れない。私が動くと、ちゃんと 足下に着いてくる。じゅりでは考えられないことだ(じゅりは知らない人が大好きで、会うと突進していった)。そんなお利口なあんであるが、同じ方向に進む 人に後ろから追いつくと、その人の足下をクンクンしてくすぐったがられるの であった。目の前にある物への誘惑には勝てないみたいである。
 昼前に下山。志津温泉で入浴してさっぱりした。昼食に蕎麦を食べてから、東山バラ公園に行った。秋バラを見たくなってしまったのだ。バラは、盛りは過ぎ た感じであるけれど、まだまだたくさん咲いていた。しかし、花がらを放置したままなのが残念であった。汚らしい。これでは美しさも半減だ。
10/12(日) の進歩 天皇杯をおさぼり
ベガルタ仙台は今日、ユアテックスタジアム仙台で天皇杯を闘う。しかし、秋晴れに誘惑されそうだ。ひとまず、午前中は庭仕事をした。芝刈りをしたり、肥料 を蒔いたり。芝生の中にバラを三本植えている。いずれも蕾が膨らんでいる。これが咲いたら、芝生にさぞや映えることだろう。
 その後は結局、泉ヶ岳に遊びに行ってしまった。天皇杯は欠席だ。昼食に、山麓の店でお好み焼きを食べた。店内が汚らしく飾られていてげんなりした。その 後、山の上の方まで車で行った。紅葉はまだであった。
 帰宅後も庭仕事をした。秋晴れの下、庭で過ごすのは至福のときと思う。
今朝、あんは、おしっこを少ししかしなかった。トイレシートに広がった面積は、いつもの 1/10 位である。でも、したことはしたので褒めてあげた。20 分後、私一人で寝室に入った。なんと、床に盛大に粗相をしていた(起きたときは気づかなかった)。明け方にでもしたらしい。ということは、粗相をばれないようにするため、トイレでもちょこっとしたのか(怒)?   ごまかすとはとんでもない子だ。

ベガルタ仙台は、ニューウェーブ北九州(JFL)に 2-0 で勝った模様である。受け狙いで負けちゃったりしてと思ったが、ちゃんと勝った。偉い。
10/11(土) の進歩 思い出した
今週は疲れた。 「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」の校正を帰宅後も続けた し、表紙にも萌えた。週末はゆっくり過ごしたい。というわけで、仙台駅裏まで行って日本酒を買ってきたり、朝市で豪華本鮪や松茸を買ってきたりした。昼食 には天松で上天丼を頂いた。藤崎で発作的に中鉢も買った。
 ザ・ガーデンにも寄ってガーデンシクラメン・パンジー・ビオラを購入。帰宅後に植えた。陽気が良いので、庭仕事の間、あんを庭で遊ばせてあげることにし た。庭で遊ばせるのは久しぶりだ。どうして遊ばせていなかったんだっけ。

植えて二分後の姿。花が着いていた部分を示す。

思い出した。花をぱくぱく食べてしまうからだった(2007.11.24 の進歩参照)。憤然。
 ついでに、書斎の椅子をお見せしよう。

ちょっとアンニュイ。

両袖のクッションが消滅し、木が露出している。クッションを全部食べてしまったのはもちろん、そこで眠そうにしている子だ。同じことになるのではないか と、椅子を買い換える気力が湧かないでいる。
10/10(金) の進歩 表紙完成
これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」の表紙が出来上がった。

表紙拡大

素晴らしい。この写真からあんな表紙が出来るとは。
 

あまりに舐めた服装なので、ピシッとさせて下さいと頼んだら、スーツにワンピースにジャケットにハイヒールにネクタイにと、モデルの限界を超えた服装にし てくれた。さあ皆さん、この表紙を見つけたらご購入をお忘れなく!  なお、先日の日記に書いた価格はあくまでも仮りのもの。変更の可能性が大だそうだ。
 初稿の校正も完了した。たぶん、一ヶ月ほどで刊行されることであろう。
さ、今から、生物学へのアプローチの講義とレポート作成法の講義に行ってくる。二つ連続なので辛いけれど、気分は爽快だ。
10/9(木) の進歩 表紙改訂・初稿校正
これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」の表紙作成と、初稿の校正 を進めている。
 まずは、表紙の作成模様から。「この靴イヤ、ヒール 7 cm のパンプスに変えて」という強引な要求に応じてくれた。

素敵。ヒールも高くなっている。

リサ子に伺ったところ満足して貰えた。「スーツに茶色の靴は似合わない」という持論であったようだ。さらには、みっちーの靴も革靴に変わっていた。

ピカピカの革靴。

驚愕である。みっちーのこういう姿を、誰一人として見たことがないであろう。いっぽう、誰とは言い難いが、一名ほど、普段靴のままの人がいた。

いつもどおり。

なぜ変更されなかったのか、その理由は定かでない。と、靴オタクみたいになってしまったが、表紙の完成は間近だ。早く全貌を公開したい。
 校正も進めている。明日中には返送したい。
 というわけで、共立出版の松本さんには、私のさまざまな要求に応えていただいている。どうもありがとうございます。
こじの論文セミナー。説明がわかりやすくて面白かった。肝心の論文について。せっかく面白い実験設定を確立したのだから、もっといろいろな条件で 実験をすればよいのにと思った。
10/8(水) の進歩 初稿・表紙案到着
これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」の初稿と表紙案が共立出版 から届いた。初稿は、とても綺麗でお洒落に仕上がっている。おかげでとても読みやすい。まさに、プレゼンの本に相応しい装丁と思う。表紙案は、私が撮った 写真(トップページの新着情報参照)を元に作り上げたものである。さすがプロ、見事な仕事 だ。モデルとなった学生にも見せて意見を貰った。リサ子は、自分の靴が描きかえられていることに不満であった。「この靴、他のに変えて下さい」と強い要望 を受けた。

この靴嫌い

「どういう靴が良いのか?」と聞いたところ、「ともかくこれは嫌」とのことであった。「ヒール 7 cm のパンプスに変えて下さい」と、共立出版にメールを送っておいた。
 さっそく校正を進めた。印刷された文章からは、執筆に大苦闘したことが跡形もなく消えている。完成した文章があるのみだ。だから、なんともすんなりと読 めてしまう。読者の方には私の苦労はちっとも伝わらないのだろう。ベガルタ仙台の応 援ばかりしているし、庭仕事に精を出しているし、片手間でささっと書いたに違いないと思われるのはちょっと残念。
共立出版から出る『シリーズ 数理生物学要論』の執筆も進めている。でもここは初稿優先。初稿を返送するまで一時中断だ。
10/7(火) の進歩 悲報
ベガルタ仙台 DF 田村が、右膝後十字靱帯損傷で全治三ヶ月だそうだ(ベ ガルタ公式ページより)。……………。先日の甲府戦で負傷した。相手選手と激突後、一度はピッチに戻ったものの、しびれが来て倒れ込んでしまっ た。ここで離脱してしまうことがよほど悔しかったのだろう。両手で地面を叩き嘆いていた。焦るでない。仲間が、J1 昇格を遂げてくれよう。来季の開幕戦で、J1 の舞台に立てばよいのだ。
 FW 平瀬も、肉離れで全治三週間だそうだ。同じく甲府戦で負傷した。淡泊な彼らしく、交替選手が入る前にピッチ外に出てしまった。プロとしては冷静な判断なの かもしれないけれど、なんかなあ。
今週の金曜日に、全学の一年生向けの講義「レポート作成法」を行う。その講義スライドを準備した。「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 で、「ゴシック体のフォントを使うように」と書いた手前、自分のスライドもそうしないといけない。ところが去年までは、主に明朝体を使っていた。そのた め、文を一つずつ、明朝体からゴシック体に自力で変換しないといけない ………。と思いきや、「フォントの変換」を実行すると、ファイル中の全文字が一挙に変換されるのだね。知らなかった。横国大での講義の準備をしたときに は、いちいち手作業で変換していった(9/20 の進歩参照)。えらく手間がかかり、かつイライラ する作業をしたということである。そう思うと、なんかますますイライラしてきた。
10/6(月) の進歩 構想を練り始める
共立出版から出る『シリーズ 数理生物学要論』の章を一つ執筆することになっている。今日から、その構想を練り始めた。章のタイトルは、「植物の繁殖生態 学」だ。「即物の反則生態学」と打ち間違えると訳がわからなくなるタイトルである。さて、どんな内容にするか。じっくりと考えることにしよう。
先月、大分県農林水産研究センターの研究員の方々を対象にプレゼンの講義を行った(9/11, 12 の進歩参照)。今日、講義に関するアンケート結果が送られてきた。非常に好評であった。やった甲斐があったものだと思う。改めて、世話役の 甲斐さん・受講者のみなさん、どうもありがとうございました。
科研費の書類を提出した。うまくいきますように。
10/5(日) の進歩 地震の爪痕
*今日のお話は、地図を見ながら読むと楽しめる可能性があります。でも、わざわざ地図を見るほどでもないと断言したくもなりま す。

栗駒山頂近くにある須川温泉に行くことにした。露天風呂がとても気持ちよいのでお気に入りなのだ。地震のために、岩手側(国道 342 号線)からは入れないことは知っていた。ならば秋田側(国道 398 号線)から入ればよい。そう判断し、あんを連れて朝 8 時に出発した。築館インターを降りて 398 号線を進む。と、「花山峠一般車通行不可」という看板があった。「えっ?」と思った。398 号線を通って秋田側から入ることが出来ないということである。他の道を通るとかなりの遠回りである。行き先を変えるか。しかしそう思うと無性に行きた くなった。108 号線を通って、雄勝から小安温泉経由で行くことにしよう。そう思って車を進めた。鳴子峡に出た。小休止がてら景色を楽しんだ後、U ターンして引き返す。以前に須川温泉に行ったとき、こうやって鳴子峡を通って新庄に 出てしまい、とんでもなく遠回りをした(2005.10.16 の進歩参照) というのに学習能力がない。またも同じことを繰り返すところであった。しばし戻って 108 号線に乗った。雄勝から山道を小安温泉へ向かう。途中、泥湯温泉に出た。せっかくだからと入浴することにした。広々とした露天風呂が気持ちよかった。壁面 のあちこちに、泥で手形が付けられていた。あの泥はどこにあるのかと見渡したけれど、どこにも泥の固まりはなさそうであった。不思議だ。12 時前に小安温泉に着いた。昼食を摂ったり栗駒フーズに寄ったりしつつ、須川温泉にたどり着いたのは 1 時くらいであった。途中、道路のあちこちが片側通行になっていた。まさに地震の爪痕だ。
 温泉付近は、紅葉真っ盛りであった。


露天風呂を堪能。ちなみに須川温泉には、「須川高原温泉」と「栗駒山荘」という二軒の宿がある。どちらの露天風呂も気持ちよい。でも、どちらかだけに入る のなら、須川高原温泉を勧める。まさに目の前に高山帯の景色が広がっている、というか、高山帯の中で入浴しているような湯である。
 2 時半頃に帰路についた。同じ道を引き返すのもなんかなあと思った。そこで、距離的には遠回りになるけれど、342 号線を北上し、397 号線を通って岩手に出て東北道に乗ることにした。高速に長く乗る分、早く帰れそうだ。ところが、397 号線をちょっと進んだところで、「岩手に通り抜け出来ません」との看板が。この道も通行不可とは。やむなく、397 号線を西に進んで湯沢に出て、108 号線に戻った。来るときに通った道だ。えらく余計な遠回りをして、元の道を戻ることになってしまった。6 時 45 分くらいに家にたどり着いた。運転し続けてへとへとになった。8 時間近く運転をしたであろうか。その間、一枚の同じ CD をひたすら聞き続けたのもすごいと思った。
10/4(土) の進歩 なんとか勝ち点 1
ベガルタ仙台がヴァンフォーレ甲府と 1-1 で引き分けた。圧倒的に攻め込まれる中、なんとか勝ち点を取った。
試合は夜から。午前中は、塩竃の水産卸売り市場に行ってみることにした。朝早めの時間に行ってみたいと、前から思っていたのだ(昼過ぎに行ったこ とはある)。卸売り市場とは言っても一般客も歓迎している。何しろ昨夕、テレビ CM を見たくらいなのだ。朝八時に家を出て、九時過ぎには着いた。さっそく場内を散策だ。解体しかけのマグロがあちこちに置かれていて楽しかった。しかし、切 り身で売っているマグロは、そそられる品があまり無かった。多分、プロが早々に買って行ってしまう(あるいは、プロにしか出さない)のだろう。結局、毛蟹 一パイとウニを買った。
 せっかくだからと奥松島に行った。嵯峨渓を散策だ。途中、謎の看板に遭遇。


魚がついている林とはどういうものであるのか?
 散策を終え塩竃に戻ると、ちょうどお昼時であった。大入り寿司で豪華に握り寿司を食べた。ここのタコ、とても美味しい。
帰宅後に庭仕事をした。まずは樹木の植え替えだ。カツラが大きく育ち、ウラジロモミと樹幹を接するようになってしまっていた。「カツラとアカエゾ マツの場所を入れ替えると良い」と暁子が言うので、その通りに植え替えた。カツラ(樹高 3.5 m ほど)は根の発達がすごい。水平方向に何本か、地中を這うような長い根を伸ばしていた。やむなく、長い根は切断した。アカエゾマツ(樹高 2 m ほど)の植え替えは楽であった。次に、ハルニレも植え替えた。成長が凄まじさく(今年一年で、枝が 1.5 m ほども伸びた)、邪魔になってしまったのだ。正直、「捨てちゃいましょか」と思ったけれど、好きな樹種である。ブナ林の端っこに植え替えてやった。あまり 大きくならないように。
 夜、暁子に電話して、「言われたとおりにカツラを植え替えた」と話した。そうしたら、「そんなこと言ったっけ?」と言われた。憤然。
午後 6 時半から試合が始まった。現在七位の甲府は、この試合に勝たないと昇格が絶望となる。そのため、甲府の気迫は凄まじかった。まさに、命を賭けた闘いをして いた。仙台は圧倒されなすすべもない。凌ぐしかなかった。しかし私は、「勝てる」と思っていた。これだけ飛ばしているので、甲府の勢いはどこかで止まる。 その時まで無失点に抑えていれば、甲府は焦って自滅するであろう。0-0 のまま前半を終了。ここまでは私の筋書きどおりであった。ところが後半 7 分に、痛恨の PK を献上。これを決められて 0-1 となった。筋書き崩壊、これは駄目か。などと十分に悩みきらない内に、梁がヘッドで決めて 1-1 に追いついた。これは大きい。その後、仙台が攻める機会が増えてきた。これで逆転すれば筋書きどおりなのだけれど、甲府の守りも堅い。結局、両者譲らず 1-1 の引き分けとなった。甲府の選手は呆然。仙台としては、よく凌いだというべき試合であった。
 二位の湘南が広島に敗れたために、湘南と勝ち点で並んだ。広島は、昇格が決まったというのにちっとも気が抜けないクラブだね。11/9 の仙台戦では気抜けするように。
10/3(金) の進歩 明日は甲府戦
ベガルタ仙台は明日、敵地でヴァンフォーレ甲府と闘う(18:30 試合開始)。前節の水戸戦で苦杯を喫し、四位に後退してしまった仙台。だから明日は絶対に勝たなくてはいけない。まさに命運を賭けた闘いとなるであろう。 強力外国人 FW を補強し勢いに乗る甲府であるが、必ずや撃破すべし!
河北新報に、「教材はJ2山形 運営や地域貢献検証 山形大で講義」という記事が 載っていた。「モンテディオ山形を題材にした講義「Jリーグと地域社会」が2日、山形大(山形市)で始まった」そうだ。講義を担当する先生は、「「プロス ポーツを通じたまちづくりのアイデアを発表する場にしたい」と張り切っている」とのことである。記事になるとは羨ましい。私なんて、もう何年も前から、「ベガルタ仙台を題材にした講義「これから論文を書く若者のために」」を やっているというのに。むろん私も、「サッカーを通じた論文作りのアイデアを発表する場にしたい」と張り切っている。
 それにしてもモンテディオ山形、こういう講義の開設を働きかけるとは素晴らしい。それに応える山形大も偉い。東北大でも、ベガルタ仙台に関する真面目な 講義(私の講義が不真面目というわけではないがでもちょっと不真面目だが)をやればいいのに。私は喜んで聴講に行く。
科研費の申請書類が出来上がった。最終確認をして、来週の頭には提出してしまおう。
10/2(木) の進歩 月初め談話会
月初めの談話会があった。コジは、モデルに重大な欠陥を発見。それを直したところ、ぐっと面白い結果が出てくるようになった。良かった。雨降って地固ま る。かたやマツハシは、とても明るく、「暗い報告です」と説明をしてくれた。生き物が相手なのだがら、都合良くいかないこともある。ここは我慢。ともかく も、日本生学 会で発表したいらしい。その学会がどこにあるのか知らないが、頑張って頂きたい。日本生態学会と勘違いしないように。「立 派なポスター作ってね」と言ったら、「イヤです」と言われた。
今日も、科研費の申請書類を書いている。モデルの検証の仕方を書いているのだけれど、筆が停滞気味だ。
10/1(水) の進歩 本体 2800 円(税込み 2940 円)
これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」の予定価格が決まった。本 体 2800 円(税込み 2940 円)だそうだ。二千円台とはお買い得である。プレゼンの本ということで、B5 版(「これ論」より一回り大きい)の上にカラー印刷なのだ。牛タン定食のカラー写真もばっちりである。「なぜ、ベガルタ仙台は強いのか:勝利を呼ぶ牛タン 定食仮説の検証」の発表用ポスター(A4 版)まで付録として付いている。そして、全 200 頁に、プレゼンに大切な全てが書き込まれている(と、著者が力説している)。これを読めばもう、プレゼンに自信が漲ること疑いない(と、著者が断言してい る)。みなさま、どうぞ積極的にお買い求め下さい(と、著者が懇願している)。
 というわけで、共立出版から出版契約書が送られてきた。早く校正が来ないかな。それと、表紙案も早く見たい。どんな表紙になるのかとても楽しみである。
科研費の申請書類を書いている。今日は快調だ。快調すぎて、研究計画を書くスペースが足りないと心配になっている。