「これから論文を書く若者のために」
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若手研究者のお経
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日記へのリン クの仕方
200Y 年 M 月 D 日の日記へのリンクは、 http://hostgk3.biology.tohoku.ac.jp/sakai/ronbun/shinpo/Y-M.html#D でお願いします。
2008 年 3 月 15 日なら http://hostgk3.biology.tohoku.ac.jp/sakai/ronbun/shinpo/8-3.html#15
2008 年 11 月 2 日なら http://hostgk3.biology.tohoku.ac.jp/sakai/ronbun/shinpo/8-11.html#2

6/30(月) の進歩 常日頃の心がけ
生物学演習をした。英語論文を読んで貰う講義だ。私も、皆に読んでもらう論文のコピーを持って参加する。自分用のコピーなので、いくつか書き込みがしてあ る。論文の内容に関するものが主ではある。しかし中には、読み返してみてもよくわからないものもあった。たとえば、「seldom = freedom」とか「ブンブンビー」とか。???。思い出した。日記のネタにしようと、学生のおもしろ発言を演習中に書き留めていたのだ(2006.2.26 の進歩参照)。自分の熱意を偉いと思った。でも学生は、まさかそんなことを書き留 めているとは思っていなかったであろう。
基礎ゼミ「大学で身に付けたい文章技術:わかりやすく説得力のある文章を書く」の三回目をやった。今日は、本論・結論の書き方を講義した。結論を 書くだけでは駄目、結論を受けて、問題意識にどう応えるのか。これを書くことこそが大切なんだよという話である。たとえば、以下のような問題設定をしたと する。

扱う問題:なぜ、ベガルタ仙台は強いのか。
問題意識:その理由がわかれば、継続的強化に役立てることが出来る。

これに対して、

結論:牛タン定食を食べているから。

と答えるだけでは不十分である。問題意識に応えるために、この問題に取り組んだのだ。だから、

問題意識への応え:選手寮に牛タン定食屋を併設する。遠征先でも食べられるようにする。

といったことを書く必要がある。結論そのものよりも、問題意識への応えの方が大切と思っていいくらいである。
さ、今から、川渡の富田君のセミナーに行ってくる。
6/29(日) の進歩 執筆に勤しむ
今日は雨だ。庭仕事も昨日済ませた。真剣に、 「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼ ン技術」の執筆に取り組もう。そう思い、第 4 章「図表の提示の仕方」の仕上げに取りかかった。説明に用いる図を描くのに必要なエクセルのファイルを持ち帰り忘れたのは失敗だったが、文章の方はけっこ う進んだ。明後日(明日は一日潰れる)、研究室の廊下に張ってあるポスターを見て問題点を整理し直し、この章を完成させることにしよう。
 自宅でパソコンに向かっていると、時に眠くなってくる。研究室にいる時と同じだ。だからといって、机に突っ伏して眠ることはないのにと思う。自宅にいる のだから、ベッドにでも横たわればよい。でもつい机に突っ伏す。もっとも、床でぐうぐう寝ているあんの横に寝そべって、床の上で一緒に眠ることもあった。

6/28(土) の進歩 勝っただけ
ベガルタ仙台が水戸ホーリーホックに 4-3 で勝った。勝ったのは良い。しかし試合内容は最低だった。

試合は昼から。午前中は、 「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼ ン技術」の執筆をした。一行でも書き進めておかないといけない。そのくせ 11 時くらいに、昼食がてら草花を買いに行ってしまった。試合が終わったら庭仕事をすると決めていたのだ。

試合が始まった。立ち上がり早々、良い位置で FK を得た。「でも、ここで決められる選手が仙台にはいないんだよね」と思っていたら、梁が綺麗に決めてしまった。中村 俊輔ばりの FK であった。前半 19 分には、ペナルティエリア内で突破を図った田中が倒されて PK を得た。蹴るのは梁。中村 俊輔ばりに外すのかと思いきや、きちっと決めて 2-0 となった。前半 23 分には、センターラインから相手陣に少し入ったところで、DF 田村が超ロングシュート。これがなんと決まった。完璧にまぐれのゴールであった。この時間で 3-0 となってしまった。もう温泉気分である。ところがそうではなかった。後半 9 分に水戸は、元仙台の村松を投入。村松の、「お前、仙台時代にこんな活躍したのかよ」攻撃で、水戸の猛攻にさらされることになった。早くも、後半 10 分に 3-1。でもまだ余裕であった。後半 25 分に 3-2 とされると焦りが出て、後半 28 分に 3-3 とされ呆然となった。まさか 3 点差を追いつかれるとは。ちょっと違うかもしれないが、温泉上がりに宿の夕食を頂いているときに、「財布持ってきたよね」と思い(3-1)、気になって鞄を探ってみると見つからず(3-2)、 車の中とかそこら中探しても無いことに気づいた(3-3)感じだ。かたや水戸側は、選手もサポも監督スタッフも大盛り上がりである。このま ま一挙に逆転 だという勢いであった。ところが後半 32 分に、空気の読めないゴールを平瀬が決めて、仙台が 4-3 と再び突き放した。水戸が再び反撃に出る。しかしさすがの仙台も、気持ちを入れ替えて厳しく対応した。最後まで諦めない水戸。主審にまで気持ちが伝染した のか、ロスタイム 5 分というありえない長さを取っていた。終了間際の水戸のコーナーキックでは、水戸 GK 本間がゴール前に上がっていった。いくら何でも気分乗りすぎだ。水戸の、「負けたら昇格消滅」という勢いの攻撃も潰え、仙台がなんとか勝利 した。再びちょっと違うかもしれないが、あんのおもちゃ入れの中に、なぜかクレジットカードが一枚入っていたという感じである。
 仙台から見ると酷い試合だった。試合は終始、水戸に支配されていた。仙台がリードを広げていった時間帯だって、水戸の方が良いサッカーをしていた。何 しろ前半の仙台は、シュートが 3 本だけであった。それで 3 点取ったのだから、いつそんな決定力をつけたのかと説教したくなる。下位相手にこんな試合をしていては、J1 昇格など望むべくもない。

嫌な試合のことは忘れようと、夕食でついに禁断の食事に手を出してしまった。焼き肉をしたのだ。新築の家でいつ初焼き肉をするのかということ は、さまざまな愛憎の絡んだ、人間の永遠のテーマである。室内にもくもく上がる煙を正視できる人はいないのだ(壁が汚れるから)。準備万端整え、卓上コン ロに火を付けようと思った。しかし………、「やはり出来ないっ」と、コンロを抱えてウッドデッキに出て行ったのであった。
6/27 (金) 明日は水戸戦
ベガルタ仙台は明日、敵地で水戸ホーリーホックと闘う。一昨日、いやな引き分けをしてしまった。気持ちを切り換えて全力で闘い、必ずや勝利すべし。
 中二日での闘いとあって、選手は疲労回復に努めているらしい。「33歳でチーム最年長のMF永井篤志は、熱い湯と冷水を交互に浴びる「交代浴」がお気に 入り。「風呂に長く入るのが一番」とも言う」(河北新報よ り)。若い田村も食事に気を遣っているらしい。疲労回復のために、「熊本戦の後は豚肉と刺し身、フルーツを取った」(同紙よ り)そうだ。「けっこう普通じゃん、その心を説明して」と言いたくなるが、きっとバランスの取れた食事なのだろう。でも野菜も食べるようにね。
基礎ゼミ「大学で身に付けたい文章技術」の準備に、思いのほか時間がかかってしまった。ゼミは月曜日の午後にあるし、月曜の午前中は生物学演習だ し、土日は休むしなので、今日中に準備を終えておく必要がある。ほぼ一日かけて、ようやく終わった。疲れた。もう帰る。
 今日こそ、 「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼ ン技術」のファイルを持ち帰って、自宅で執筆に勤しむことにしよう。もう六月も終わってしまう。かなり、危機感が募っている。
会ったら、ぺこりと頭を下げて挨拶してくれる学生だった。どうして‥‥‥。心より、ご冥福をお祈り申し上げます。
6/26 (木) の進歩 勝てた試合だし、負けなくてよかったし
昨日の熊本戦は、最悪の一日を締めくくるにふさわしい内容だった。最下位相手に 0-0 の引き分け。シュートは打つのだけれど、点が入る気がしなかった。かたや、熊本のシュートが枠に当たること三回。下手すると負けていた。我がクラブの現在 の力を思い知らされた一戦だった。
 次の試合、FW 中島を外した方が良いと思う。
マツハシの初論文セミナー。寄生者(コマユバチ)が宿主(シャクガの幼虫)を操作することを実証した論文を紹介してくれた。宿主は、幼虫が自分の 体内から出て蛹になったあと、蛹を捕食者から守ってしまうのだそうだ。データも綺麗で申し分なかった。ただし次回からは、以下の点を明記して紹介してね。

・何を明らかにするのか。
・なぜ、それを明らかにする必要があるのか。
・そのために何をやったのか。
・どういう結果が得られたのか。
・明らかになったと言えるのか。

論文セミナーの目的の一つは、その論文の意義を読み取る訓練を積むこと。だから上記のことを読み取って欲しいのだ。
基礎ゼミ「大学で身に付けたい文章技術」の準備をした。今日一日かけても終わらなかった。なんとしても、明日の午前中には終わらせたい。
6/25 (水) の進歩 今夜はロアッソ熊本
ベガルタ仙台は今夜、ユアテックスタジアム仙台にロアッソ熊本を迎え撃つ。もちろん、勝利しか許されない。震災に苦しむ宮城・岩手を元気づけるためにも、 最下位の熊本を徹底的に叩きつぶそう(ぶっそうだねえ)。
 守備陣は、前節(徳島戦)の後半のメンバーでいくらしい(6/21 の進歩参照)。さもあらん、あの守備陣は攻守 に機能していた。今夜もきっと、サイド攻撃が爆発することであろう。
生物学科三年生向けの講義をした。史上最悪の反応だった。みんなしらーっとして、暗い空気が講義室に蔓延していた。寝ている人も、最大時で 10 人くらいいた。普段は熱心そうに聴いてくれている人が眠る姿を見るのは辛い。講義していて嫌になってきて、「今日はもう止めましょう」と言いたくなること 三回。それでも何とか耐えて、最後まで講義をした。
 来年度は、講義の内容を大幅に見直さないといけないかも。このままじゃ、(私が)時代についていけなくなるばかりだ。かといって、時代に迎合するのも嫌 なんだよね。
基礎ゼミ「大学で身に付けたい文章技術」の準備をした。次回は、「説得力のある議論の仕方」「本文・結論で書くこと」「文献の引用の仕方」を話す つもりである。当初は、「わかりやすい文章の書き方」も話すつもりであった。しかし時間がなさそうだ。やはり、全四回の予定を全五回にする必要があるかも しれない。
某雑誌の編集委員の仕事をした。あやうく、論文の著者当人にレフリーを依頼するところであった。私が著者だったら大喜び。
6/24 (火) の進歩 ばりばり進めた
これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼ ン技術」の第 4 部「図表の提示の仕方」の執筆をばりばりと進めた。ほんと、「ばりばりと」と言ってよい。基礎ゼミの準備とかで忙しく、今週は今日しか時間を取れないかも しれないという危機感があったためである。
 おかげで、ちまたに蔓延する、図の軸の説明に関する悪しき風潮にも気づいた。たとえば、牛タン定食が好きな選手と牡蠣定食が好きな選手とで、短距離走の 記録を比較するとする。そしてそれを棒グラフに描く(牛タン定食好きの記録と、牡蠣定食好きの記録を並べて描く)。こうした場合、図の上に「短距離走の記 録」と書くだけで済ませている人が多い。「短距離走の記録」が、図のタイトルかつ軸の説明を兼ねているわけだ。しかし、「短距離走の記録」は、タイトル (その図は何に関するものなのかの説明)としては不十分である。「それぞれの食事が好きな選手の短距離走の記録(の比較)」が正しきタイトルだ。つまり、 軸の説明とタイトルを混同してはいけない。なのに、混同している人がけっこう多いと今さらながら気づいた。
 ちなみに「これ学」では、牡蠣定食を食べると身体能力が落ちるということにしている。他意は無い。牡蠣が嫌いなだけである。<--「 他意」じゃないのか?
マツハシの「人間週間」は終わったらしい。
6/23(月) の進歩 なぜ、ベガルタ仙台は弱いのか
基礎ゼミ「大学で身に付けたい文章技術:わかりやすく説得力のある文章を書く」の二回目をやった。今日は、序論の書き方を講義した。「なぜ、ベガルタ仙台 は強いのか:勝利を呼ぶ牛タン定食仮説の検証」という架空のレポートを題材に、序論では何を書くべきかを話したのだ。その後、自分で考えた課題について序 論の骨子を書いて貰った。そうしたら、以下のような文意の骨子を書いた学生がいた。

なぜ、ベガルタ仙台は弱いのか
 ベガルタ仙台は弱い。昨年 J2 に降格してしまい(注;降格した のは、5 年も昔の2003 年)、サポーターの期待を裏切るばかりである。弱い原因は得点力の無さにある。だから、外国人 FW を獲得する必要がある。

はい、外国人 FW の獲得が必要と思う。
午前中は、生物学科三年生を対象に生物学演習をした。英語論文を読んで貰う講義だ。気づくとみんな電子辞書を持っている。紙の辞書を持っているの は私だけだった。時代も変わったねえ。
6/22(日) の進歩 急変
延命治療も虚しく、朝起きてみると、バラの花が亡くなっていた。


昨日までは普通に過ごしていたというのに突然のことであった。延命治療が逆効果だったのではないかと不信感を募らせている。
今日は自宅で、「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼ ン技術」を執筆するつもりであった。ところが、ファイルを入れたはずの USB メモリが無い。正確には、ファイルを入れていない方の USB メモリを持ち帰っていた。出だしで戦意喪失だ。研究室に出ようかとも思ったけれど、膝の上で寝ているこの子(あん)を置いて行く気にもなれない。こうした 葛藤だけで午前中を終えた。まる賛で昼食を摂って帰宅後、ファイルが無くても構想を練ることは出来ると気づいた。気づくの遅過ぎないか。そして、「ポス ターの作り方」の章で書くことを考えた。思案してみると、「わかりやすい発表をするためのプレゼン技術」の章でほとんどのことを書いてしまっている気がし てきた。新たに書き足すことはそんなにない。これは楽勝だと舐めてかかり、遊び半分になったのであった。
日本代表がバーレーン代表に執念の勝利をした。終了間際のあの得点、バーレーン GK のお粗末なミスによるものではある(内田がヘディングしたボールの目測を誤り、バウンドしたボールが頭を越えてゴールに入った)。しかし、日本代表の蛇み たいな執念があったこそ生まれた得点と思う。
 佐藤 寿人(サンフレッチェ広島)が先発出場したので、大喜びで応援した。寿人は、ベガルタ仙台で開花した選手である。そして今でも、仙台サポに愛されている。 だから純粋に活躍を祈った。も一つ、寿人が代表に定着したら、J2 の試合を何試合か欠場することになるであろう。広島の戦力弱体のためにも活躍して欲しい。ーーー しかし、昨日の調子ではもう代表に呼ばれないかもしれない。
6/21(土) の進歩 結果は出した
ベガルタ仙台が徳島ヴォルティスに 3-1 で勝った。試合内容は悪かったけれど、今は勝つことが大切だ。
試合は夕方から。今日は久しぶりに、鈎取の旧居に行くことにした。芝刈りと草むしりをしようと思ったのだ。ついでに、旧居近くの蕎麦屋「わびす け」で天ざるを食べよう。ここの天ざるは安くて美味しいのだ。旧居に着いてみると、思ったとおり、西洋芝は壊滅的状態になっていた。九割方が枯れ、残った 部分もろくに伸びていない。大戦末期の帝国海軍連合艦隊って感じである。去年の夏からまったく手入れをしていないのだから致し方ないか。それでも少々は伸 びている部分を芝刈りしてやった。草むしりも済ませた。
名前に惹かれてついつい買ってしまった。


「切花延命剤」という名前もすごいが、「花の女神」と添えるところもまたすごい。バラの花瓶に入れて延命処置をしよう。
午後四時から試合が始まった。仙台サポは、「ガンバローミヤギ・イワテ」の段幕を掲げ選手を鼓舞した。仙台の右サイドバックには、センターバック が本職の一柳が入っていた。山形戦で右サイドバックを努めた田村は、左サイドバックに回っていた。仙台は、立ち上がりこそ良かった。しかしだんだんと徳島 のペースになってきた。徳島の狙いは徹底していた。ボールを奪ったらすぐに、前線の選手が裏を狙う。そこに素早くパスを送るというものだ。この攻めが効い て、仙台はたびたびピンチを招いた。かたや仙台は動きが重い。平瀬なんて、何でもないところで転んでいる。そして前半終了間際に、裏を取られて失点してし まった。仙台は後半早々に、木谷に替えて田ノ上を投入した。一柳がセンターバックに移り、右サイドバックに田村、左サイドバックに田ノ上という布陣になっ た。これで両翼の攻撃力が一挙に増した。徳島のプレスが緩くなってきたこともあり、仙台が試合を支配するようになった。そして後半 13 分、コーナーキックから岡山が頭で決めて同点に追いついた。心底ほっとした。後半 30 分には、こぼれ球を関口が押し込んで逆転。後半 38 分に佐藤がだめ押しの 3 点目を決めた。
 勝って良かった。ここで負けたら大変なところだった。しかし試合内容(とくに前半の)は猛省しないといけない。調子の良い相手だったらやられていたであ ろう。
 次は、中三日で熊本戦である。今日の後半の守備ラインで臨むのも面白い。連戦なので、ベテラン木谷を休ませる意味もあるし。ま、どんな陣容で行くにせ よ、六月の残り試合を必ず連勝するべし。私は、「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプ レゼ ン技術」を書き上げるべし。六月中というのは不可能です。
6/20(金) の進歩 明日は徳島戦
ベガルタ仙台は明日、敵地で徳島ヴォルティスと闘う。前回の対戦では引き分けてしまった相手である。剥き出しの闘志で撃破して六月攻勢をかけなくてはいけ ない。
 手倉森監督は先月末、六月に攻勢をかけると言っていた。しかし、そんな雰囲気は無いままに、六月も 2/3 を終えてしまった。まずい。こんな調子で、「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼ ン技術」の執筆が終わるのか。……… 思わず話がそれたが、仙台も、六月の残り試合を全勝せねばならない。
その執筆作業。第 3 部第 4 章「図表の提示の仕方」を書いている。本文自体の執筆は大したことないのだけれど、説明に用いる図を描くのがけっこう面倒だ。一枚の図を描くのに一時間以 上かかったりとか。
ひじりの論文セミナー。葉が食害を受けると、花器官での防御が誘導されることを示した論文を紹介してくれた。綺麗な実験データだと思う。一つだけ 気になったのが、ジャスモン酸メチル自体に防御効果は無いのかということだ。この可能性を否定しておかないと、実験結果の解釈が難しくなってしまうから ね。
6/19(木) の進歩 田中復活
負傷離脱していた、ベガルタ仙台の FW 田中が全体練習に合流したらしい(サ ンスポより)。頼もしい点取り屋が戻ってきた。みちのくダービーの惨敗を吹き飛ばす活躍をしておくれ。
基礎ゼミ「大学で身に付けたい文章技術:わかりやすく説得力のある文章を書く」の準備を終えた。今回は一日半で済んだ。序論の書き方以外にも、説 得力のある論の進め方・引用の仕方を講義しようと思っていた。けれど、序論の書き方の説明だけで相当の量になってしまった。他の二つの説明は次回に行うこ とにした。
引き続き、「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」の執筆 に戻った。「できるだけ、表ではなくて図にして視覚化する」という説明をしようと思っている。表だと、数値を読んでその意味を解読するということをしなく てはいけない。だから、この作業を聴衆にさせずに済むようにすべきである。
東北大生命科学研究科の生態関係で申請していたグローバル COE が採択されたらしい。おめでとう。成果を期待している。ただし、勘違いされたくないので断っておく。私はメンバーに入っていない。実際に申請の中心となっ た先生がどなたなのか知らないので理由はわからないが、ともかくも除外されている。どころか、申請していることさえ全く知らされていなかった。 だから申請内容も全然知らない。これでは協力しようもない。
6/18(水) の進歩 一つ負けたくらいでガタガタするな!
みちのくダービーの惨敗(6/15 の進歩参照)後の初練習で、手倉森監督がカツを入れたらしい。「ひとつ負けたく らいでガタガタするな!」「この負けはわれわれチームにとって、一番のカンフル剤。これをバネにしないといけない」(サ ンスポより)。まったくその通りだ。下を向かずに、次の闘いに挑んで行こう。一 つではなくて四つ負けているけれど(現在、8 勝 6 分 4 敗)。
生物学科三年生向けの講義をした。25 分も時間が余ってしまった。こんな風に今年は時間が余ることが多い。講義中に質問が全然出ないからなんだよね。去年まではけっこう質問が出ていたので、時 間はそれほどは余らなかった。というわけで、遠慮せずに質問をして頂戴。
基礎ゼミ「大学で身に付けたい文章技術:わかりやすく説得力のある文章を書く」の準備をしている。次回は、序論の書き方を話す。ベガルタ仙台に関 する架空の研究を題材に、良い序論・悪い序論とはどういうものなのかを説明するのだ。良い序論の例をちょっと改良したので、研究室の学生に読んで貰って意 見を聞く ことにした。学生部屋にはマツハシしかいなかったが いた。読んでもらったところ、ちゃんと納得してくれた。どうもありがとう。ゼミのときは、マツハシ印を高々と掲げ話をすることにしよう。
 というわけで本日は、「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 は一行も執筆せず。
6/17(火) の進歩 先が見えた‥‥‥のか
今日はほぼ丸々、「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 の執筆に没頭できた。第 3 部第 3 章「わかりやすい発表をするためのプレゼン技術」もついに完成した。この章の執筆に二ヶ月くらいかかってしまった。長さにして 20 ページほど。完成した稿を読み返すと、なんでこんなに時間がかかったのかと不思議に思う。土日祝日はきっちり休むし、平日も五時に帰るから ではないか?
 今日から、第 4 章「図表の提示の仕方」に取りかかった。この章を書くのは楽勝(のはず)である。だからさっさとすませたい。参考までに、他に残っている章は以下の通りで ある。

第 5 章 ポスターの作り方
第 6 章 ポスター発表の仕方
第 7 章 スライドの作り方
第 8 章 口頭発表の仕方

これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 という書名から察するに、肝心の所が手付かずで残っているではないかと 思える。ほっておいて頂きたい。
6/16(月) の進歩 基礎ゼミ
基礎ゼミ「大学で身に付けたい文章技術:わかりやすく説得力のある文章を書く」の一回目をやった。少人数を対象とした、全学の一年生向けのゼミである。 まずは、「レポートとは何か」「わかりやすいレポートを書こう」「レポートの構成」「タイトルの付け方」を解説した。次いで、タイトルの付け方の実習をし た。先輩たちが書いたレポートを読んで貰って、そのタイトルの改善案を考えさせたのだ。「扱う問題」と「着眼点」を読み取り、この二点が伝わるタイトルに して貰う。「扱う問題」は、「○○について」では駄目で、「○○なのか?」という問いかけの形になっている必要がある。「着眼点」は、その問いかけに答え られるものでないといけない。みんな苦労したようだけれど、頑張って改善案を出してくれた。ただし、この実習でもっとも良かった点は、「悪いレポートがい かに腹立 つか」を実感できたことだと思う。
これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 の、第 3 部第 3 章「わかりやすい発表をするためのプレゼン技術」の執筆をようやく終えた。「対比を明確にする」という説明を書き終え、必要なことは全部書けたと思った。 帰宅後に読み直し。明日もう一度読み直して、この章を完成させよう。
6/15(日) の進歩 史上最悪の屈辱
ベガルタ仙台がみちのくダービーに 0-3 と惨敗した。宮城県設立以来、最悪の屈辱だ。
 試合は敵地で行われる。あんを連れて、車で山形に向かった。ND ソフトスタジアム山形に着き、スタジアムがある公園内をあんと一緒に歩いた。と、「この公園はペット連れ込み禁止です」と言われた。なんという馬鹿な!   ここには、「公園でペットを遊ばせる」というごく当たり前の文化もないのか?  時代錯誤も甚だしい。これからも、敵地でのダービーのたびに、あんを連れて来てやると固く誓った。さらには、「ND ソフト」スタジアム山形をこれからは、「No Dog 外も」(スタジアム外も)スタジアム山形と呼ぶことにする。
 あんを車内に残し、「No Dog 外も」スタジアム山形に入った。入場者数は 1,5422 人。およそ半分が仙台サポであった。地震で被害に遭った方を勇気づけるためにも、仙台は勝たなくてはいけない。その意気込みからか、立ち上がりは仙台が攻 め込んだ。DF 田村がドリブルで切り込み、ペナルティエリア内で DF を鮮やかにかわし、ついで GK まで鮮やかにかわした。さらにはシュートを、無人のゴールのポストに鮮やかに当てた。芸術としては素晴らしかった。しかし、 これが入っていたら試合結果はまったく変わっていた可能性がある点は残念である。それでも仙台ペースで進んでいた前半 18 分、何でもないクロスを山形の宮沢にヘッドで決められてしまった。宮沢をマークすべき選手が、走り込んでいることに気づいていなかった。これで、試合の流 れががらりと変わってしまった。後半 21 分には、コーナーキックから石井にヘッドで決められて 0-2。「特に何もしてないですけどフリーでした」(J's Goal より)と語る石井。いったい何をやっているのか。仙台は反撃を試みるも、冷静さを失っていた。イエローカード四枚を貰うは、終了間際に駄目押しの三点目を 入れられるはで、散々であった。試合終了後、挨拶に来た選手に激しいブーイングが浴びされられた。そりゃそうだ。絶対に負けてはいけない相手に 0-3 と惨敗するのだから。
 悔しいけれど、あらゆる点で山形が優っていた。現状では我がクラブは、並の力のチームと実感させる試合であった。どうやって立て直すのか。次の試合は今 週の土曜日にやって来てしまう。とりあえず私は、山形駅の近くで山形牛の焼き肉を食べた。でも、気分はちっとも晴れなかった。そりゃそうか。
6/14(土) の進歩 最終予選進出
日本代表がタイ代表に 3-0 で勝った。オマーンが引き分けたので、最終予選進出が決まった。目出度し。
試合は夜から。それまで何をして過ごすか。とりあえず、朝食後に家の掃除をしていた。と、窓がガタガタと鳴り出した。何事かと一瞬思い、地震だと 気づいた。そしてすぐに、激しい横揺れがやって来た。側にいたあんを抱え姿勢を低くした。揺れがだんだん大きくなる。宮城県沖地震がついにやってきたの か。数十秒してようやく揺れが収まった。家具も食器も、倒れたり落ちたりすることなく、被害は全くない。「これが宮城県沖地震だったらよいのに」と逆に思 い、テレビを付けた。震源は栗駒山で、宮城県沖ではなかった。震源付近は震度 6 強、我が家の辺りは震度 5 弱であった。しかし、5 弱というほどには揺れた感じがなかった。実感としては、2005.8.16 の地震の方がずっとす ごかった。と、緊急地震速報が流れた。アナウンサーが、「地震が来ます。身の安全を確保して下さい」と繰り返す。あんを抱え、身を低くして揺れを待った。 しかし揺れはやって来なかった。誤報か?  いつまでも「地震が来ます」を繰り返すアナウンサーに、「仕事だから止めるわけにいかなんだね」と理解を示したのであった。しかし誤報ではなく、震度 5 の地震が来た所があったのだという。
 テレビは、地震のニュースで騒然となっている。しかし仙台は、何事も無かったように平穏である。私も、まる賛に昼食を食べに行ったり庭仕事をしたりと、 ふつうの週末の暮らしに戻った。
7 時 20 分に試合が始まった。前半は完全に日本のペース。闘莉王と中澤の「2 トップ」がヘッドで決めて、2-0 で前半を終えた。おかげで、気持ちがぐっと楽になった。しかし後半になると、疲れからか動きが落ち、タイに攻め込まれるようになった。ミスの多さに、ベガルタ仙台の試合みたいではないかと思った。でも守りは堅く失点は許さない。 終了間際に追加点を決めて 3-0 で日本が勝利した。
 最終予選進出が決まった。とりあえず、最終予選が始まる九月まで、代表戦でのドキドキは先送りすることができる。あ、でも、八月に U23 代表戦でどきどきするのか。
6/13(金) の進歩 この課題を選択した学生はいるのか
来週月曜日に行う基礎ゼミ「大学で身に付けたい文章技術:わかりやすく説得力のある文章を書く」では、レポートの書き方も解説する。準備の一環として、実 際の講義ではどういう課題のレポートが課されているのかを調べた。そうしたらこんなのが出てきた。

「生活空間に密接なシャーマンがいれば、その観察レポート」(東北福祉大学通信教育部レ ポート課題)

センセ、無理難題をおっしゃる。
 今日一日かけて、ようやく準備が終わった。水木金と三日かかってしまった。このゼミを全部で四回やる。準備が毎回こんな調子だと、今週を含めてこれから 四週間、準備に三日間費やす週を送ることになる。さらには、毎週月曜日はほぼ潰れる。ということは、残る週日は一日だけだ。 「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」の執筆はどうなるのか。一 日も早く完成させたいというのに。
マツハシの研究計画について四者会談。計画に納得した。頑張って頂戴ね。
今度の日曜日は、敵地でみちのくダービーである。モンテディオ山形は、このところ五連勝と絶好調だ。激しい闘いになるであろう。しかし仙台が必ず や勝利する。私と暁子はもちろん、あんを連れて敵地に参戦する。あんは、スタジアム外の草を囓りまくりだ!
6/12(木) の進歩 禁句
三月の生態学会のときに、しんすけの宮地賞受賞祝賀会をした。四月から酒井研に入ることになっていたマツハシも、研究室に早く馴染めるようにと会に参加し ていた。そして、友蔵・モリナガから酒井研での禁句を教わったらしい。「楽天のプロ野球会社」とか。そのとき教わらなかっ たのかい?  「調べる意義は後で考えるとして、とりあえず調べておきたいんです」 も超禁句だっていうことを。何事も、その意義を考えた上で調べるように。
本日の衝撃。

実話を元にした再現写真。

靴べらだと思って孫の手を持っていた時の驚きの大きさ。
ベガルタ仙台は昨夜、横浜 FC に 2-0 で勝った。久しぶりにすかっとした。でも、試合内容はあまり良くなかった。攻めに入ったときに動き出す選手が少なかった。ミスで、簡単にボールを失うこと も多かった。低調中の横浜 FC が相手だったから勝てたけれど、他の相手だったらやられていたかもしれない。修正して、日曜日のみちのくダービーに臨むべし。
「大学で身に付けたい文章技術:わかりやすく説得力のある文章を書く」の準備を今日もした。だいぶ進んだ。かたや、 「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」は一行も進まなかった。
6/11(水) の進歩 今夜は横浜 FC 戦
ベガルタ仙台は今夜、ユアテックスタジアム仙台に横浜 FC を迎え撃つ(19 時試合開始)。このところ 2 分 1 敗と低調の我がクラブである。かたや横浜 FC も、このところ  1 勝 1 分 3 敗と低調だ。仙台が低調決戦を制し、六月攻勢に打って出るのだ。
 仙台の若手選手は、カズとの対戦を楽しみにしているようだ。「さりげなくアドバイスをくれる方です」と語る MF 西山(日 刊スポーツより)。DF 田村も、前回の対戦時に競り合った後に、「『今のプレーは、ファウルを取られてもおかしくないぞ』とアドバイスを受ける場面もあった」そうだ(ス ポーツ報知より)。アドバイスというより釘を刺されたように 思えるが。ともかくも、カズを封じ込めて欲しい。
こ の報道が、J2 クラブのサポを恐怖に陥れている。はちゃめちゃな判定で主審から降ろされていた家本氏が、J2 の主審として復帰するそうだ。「J2数試合のパフォーマンスをチェックした上で」、J1 への復帰を検討するらしい(日 刊スポーツより)。つまり、J2 を実験台にするとのことである。犠牲になるのはどのクラブか。J2 だって命の尊さは同じと言いたい。
生物学科三年生向けの講義をした。「親と子の対立・雄親と雌親の対立」という話だ。次の講義が休講というのに来てくれた皆さん、どうもありがと。
来週の月曜日に、「大学で身に付けたい文章技術:わかりやすく説得力のある文章を書く」というゼミをする。全学の一年生向けの「基礎ゼミ」という ものの一つだ。今日からその準備を始めた。「これからレポート・卒論を書く若者のために」を下地 にするのだけれど、準備が簡単に済むものでもない。何を話すのか色々練らないといけない。というわけで、準備が終わるまで、 「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 の執筆はお休みだ。
6/10(火) の進歩 簡単と思っていたのか
これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 の執筆。「聴衆の疑問に配慮する」「直感的な説明を心がける」を書き終え、第 3 部第 3 章「わかりやすい発表をするためのプレゼン技術」の執筆をようやく終えたと思った。ところが、「対比的な情報は同じ形式で示す」という説明も必要な気がし てきた。いわゆるパラレリズムというやつだ。こんな感じで、一つ書き終えるとまた一つ書くことが増える。いい加減、この章の執筆は終わりにしたいというの に。
 もう、六月も 1/3 を終えたのか。まずい、真剣にまずい。こうも執筆が難航するとは思わなかった。この章をいったいいつから書いているのかと過去の日記を読むと、「(プレゼ ン技術のコツをまとめた)表さえ出来れば、本文(表の各項目の説明)を書くのは簡単 だ。そうすれば、「第三部:学会発表のプレゼン技術」も一挙に進む」 などと書いている(4/25 の進歩参照;太字はここでの引用)。「簡単だ」「一挙に進む」とはよ くも書いたもんだ。も、死にそう。
まったく別の話。さて、これからどうなるのやら。
6/9(月) の進歩 聴衆に疑問を抱かせない
これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 の執筆に今日も取り組んだ。このところずっと、第 3 部第 3 章「わかりやすい発表をするためのプレゼン技術」にかかりきりである。ここに来て、この章の構成をちょっと変えることにした。構成が悪いので、執筆に苦労 していたように思うのだ。新構成にしてみたところ、先が見えたような気がする。一挙に進めたいけれど、今週からいろいろ忙しくなるのだ。はあ。
 プレゼンの本を書いていると、こういう無神経な プレゼンに腹が立ってしまう。地球環境を守るために、生活レベルをどの時代にまで戻せるのかという調査記事だ。1950, 1960, 1970, 1980, 1990, 2000 年の中から選択させたらしい。でも、調査方法に疑問を抱くばかりだ。各年の生活水準を示した上で選択させたのか、それとも、各年に対する回答者各人のイ メージに任せたのか。こうした説明をして、読者に疑問を抱かせないようにしないといけない。つまり、ある情報を与えると聴衆はどういう疑問を抱くのかを考 える。そして、予めそれに応えてしまう。そうすることで、聴衆に余計な疑問を抱かせないようにする。これ、とても重要と思う。
6/8(日) の進歩 最優秀放置賞
私はかねてより、近所の庭を各種表彰している。本日、最優秀放置賞が決定したので表彰する。その家は、敷地内に緑がびっしりである。主庭も裏庭も横通路も 一面のスギナなのだ。土のある部分すべてに、高さ 20 cm ほどのスギナが密生している。そしてところどころ、株径 70-80 cm のススキが点在している。ネムノキが一本。種子として侵入したものと思われる。それでいて、汚らしい感じはあまりしない。どう放置するとこうなるのか興味 深い。
今日も、昨日に引き続いて庭仕事をした。草花を買おうとガーデンガーデンに行ったら、折良く、大野耕生という方がバラ講習会をしていた。このお 方、google で「大野耕生」と検索すると、関連検索として「大野耕生 バラの貴公子」と出てくる。カリスマみたいだ。このお方お奨めのバラであるシャンテ・ロゼ・ミサトをついつい 買ってしまった。
 帰宅後、シャンテ・ロゼ・ミサトを植えた。ただし今日は、他のバラに戦力外通告を出さなかった。パパメイアンを別の場所に移籍させ(「まだ植える場所が あるじゃん」と、昨夜気づいた)、その空いた場所に植えた。その後、鉢の寄せ植えを一新したりして過ごした。
6/7(土) の進歩 粛正や戦力外通告
今日は久しぶりに、じっくりと庭仕事をした。具体的に何をしたのかというと、パンジー・ビオラの粛正だ。花はまだたくさん咲い ているのだけれど、株が大きくなり過ぎて鬱陶しい。花壇から溢れんばかりになっていて、いい加減どうにかしようと思っていた。夏になるとコ タツを見るのも嫌になるのと同じである。そして今日ついに、徹底的に引っこ抜いてやった。パンジー・ビオラが無くなった花壇はなんともすっきり(コ タツをしまって、広々とした床が現れた時を想像してみよ)。替わりに、ブルーサルビアやエンジェルラベンダーとかを植えた。
 ついで、バラにもついに戦力外通告を出した。花は汚らしいし品種名もわからないバラが二株ある。そのうちの一株は花つきも非情に悪い。そこへ、ブラ ン・ピエール・ドゥ・ロンサールというお洒落な株を買ってきた。しかし植える場所がない。そこで、花つきの悪い方を向かいの公園に完全移籍させた。肥料 やりや剪定くらいはしてあげるつもりである。しかし、あまり大々的にやりたくはない。なぜならば植えた場所が、我が家の庭の目の前という絶好のロケーションにあるからだ。「広い庭があるというのに公園にまで植えて」と誤解されたくない。私は命を守った だけだ(パンジー・ビオラは?)。でも、あの場所にバラを 2-3 本植えたら(他にも戦力外候補がいる)、絶対に誤解されるな。
 口直しに、我が家のバラをお見せしよう。

ピエール・ドゥ・ロンサール。超人気のつるバラ。上述の「ブラン・ピエール・ドゥ・ロンサール」は、これの白花型。

テス・オブ・ザ・ダーバーヴィルズ。イギリスの文豪 Thomas Hardy の小説 "Tess of the D'Urbervilles" を名に取った品種。「そう言われても」とつくづく思う。

陰で何をやっているのかと思えば、ますます美しく見えてしまうものよ。
 もう一つ大仕事をした。西洋芝の境界に根止め(芝の根の侵入を防ぐプラスチック版)を打ち込んだのだ。ケーヨー D2 に行って根止めを買い占め(計 31 個、31 m 分)、こつこつと打ち込んでいった。これで、芝の境界をはっきりさせることが出来る。あと 3 m 足りないところで根止めが品切れとなった。残りは後日だ。
夜は、 ワールドカップ三次予選の、日本代表対オマーン代表戦を応援した。1-1 の引き分けに終わった。大久保のアホ。相手 GK と接触し、報復の蹴りを入れて一発退場した。かたやGK 楢崎が、オマーンの PK を見事に止めた。あれが入っていたらどうなっていたことか。
6/6(金) の進歩 祝アクセプト
彩子のヤマユリの論文が Population Ecology に通った。やった、おめでとう。彩子・モリナガ・熊野さんをはじめとする皆の努力がとうとう報われた。今夜は祝杯だ。
もう一つ目出度いことがある。「これ論」の五回目の増版が決まった。1000 部刷って、1,6000 部出来することになる。初版と合わせると 3,3000 部だ。お買い上げ、まことにありがとうございます。
 思い返すと、初版が出来したのは 2002 年であった。ベガルタ仙台が J1 に参入した年である。それに合わせるように、本の中では、「ベガルタ仙台が、牛タン定食を食べて力をつけ J1 を 8 連覇」ということになっている。「これ論」は、おかげさまで広く受け入れて頂き、2006 年には大改訂増補版が出来した。そして今年、初版出版から 7 年目の年に入った。その内の 5 年を、ベガルタ仙台は J2 で闘っている。ま あ、「今に見ていろ」と言ってみたい。浦和レッズだって、弱小と言われた時代があったのだ。だから ------ といって、ベガルタ仙台が王者となる保証はどこにもない。まずは、来週の横浜 FC 戦(6/11 の 19 時からユアテックスタジアム仙台にて)に勝つことにしよう。

これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 の執筆を再開した。しかし、「聴衆の疑問に答える」「直感的な理解を心がける」の説明って、いったい何を書けばよいのやら。
6/5(木) の進歩 川渡セミナー二日目
今日の午前中もセミナーをする。富田君(陶山研)・永野君(彦坂研)・今治さん(清和研)・みっちー(酒井研)が発表をした。今日も充実していた。やは り、若者の発表は刺激になる。
 午後は、フィールドを案内して貰った。山崎さん(長谷川君・今治さんも?)の調査地でもある巨大プロットは、非情に素晴らしい林であった。トチノキやブ ナの巨木がたくさん生えていて圧巻。樹齢 400 年のトチノキもあるという。ついで、ブナタワーに案内して貰った。ブナの樹幹を観察するために、高さ 22 m のタワーが建っているのだ。登るに先立って、ヘルメットが渡された。正直に言って私は、こういう時のヘルメットを、「別にいらないじゃん」と馬鹿にしてい た。しかしそうではなかった。階段を登るとき、タワーの骨組みに頭を八回くらいぶつけた。かたやマツハシは「一回もぶつけていませんよ」だそうで、えらく 憤然とした。

ブナタワー頂上に集う人々。

ブナタワーから下を見下ろす。「怖くないじゃん」と思ってはいけない。そこに見える葉は地上 20 m の所にあるのだ。その下に、見る者を引きずりこまんとする「深さ」がある。

ブナタワーは怖かった。私は、高いところは怖いのだ。おまけにタワーが揺れているし。こんな所で作業をする人ってすごい。
 その後、間欠泉などを案内してもらい、六時くらいにセミナーセンターへ戻った。そこで解散し帰路へ。七時過ぎに大学に戻った。
 楽しかった。富田君、幹事ご苦労様でした。おかげで、とても充実した二日間を過ごすことができました。清和さん・陶山さんをはじめ、川渡のみなさんにも お世話になりました。ぜひ、またやりましょう。
6/4(水) の進歩 川渡セミナー一日目
今日の午後から、清和さん・陶山さんの研究室と合同セミナーをする。会場は、川渡にあるセミナーセンターだ。一コマ目の講義を終えた後、あん・学生を乗せ て車で川渡へと向かった。途中、古川のインターを降りてしばらく行った所にあった店で昼食を摂った。日替わりランチを頼んだら、あまりのことに涙が出た。 四人前はありそうなサラダに、ドレッシングがどばっとかかっている。さらにはかた焼きそばが混ざっている。それに、申し訳程度のチャーハン(みたいなも の;これまた不味かった)とスープ(言うまでもなく不味かった)が添えられていた。


つまりは、大量のサラダ(しかもなぜかかた焼きそばあえ)を延々と食べ 続けるのだ。私は、その品を見た瞬間に敗北を悟った。食べ終えたみっちーは、「ご馳走様でした」ではなく、「消滅」とひと言。皆(マイナス一名)の心境を 語る言葉であった。一名ほど、「美味しい、美味しい」と言っている人がいた。
 セミナーセンターに到着し、幹事の富田君と挨拶。セミナー開始までのしばしの間、広々とした芝生であんを遊ばせた。

広々とした芝生で臭いを嗅ぎ回る。

皆が揃い、セミナーが始まった。今日は、長谷川君(清和研)・細君(千葉研)・山崎さん(清和研)が発表してくれた。それぞれに力のある発表で、大いに刺 激を受けた。議論も活発でとても良かった。
 終了後、中山平温泉の花渕荘へ連れて行って貰った。「うなぎの湯」というぬるぬるした温泉であった。久しぶりに、温泉らしい温泉を満喫することが出来 た。
 夕食はジンギスカン。昼食の衝撃があったので、異様に気合いが入った。大いに盛り上がり、飲み過ぎで病院搬入者一名(翌朝、無事に戻ってきたようだ)。 ご馳走様でした。
6/3(火) の進歩 バラが綺麗になってきた
我が家のバラが咲きそろってきた。

クラウン・プリンセス・マルガリータ

とりあえず一つだけ写真を載せる。他は、おいおい載せる可能性もあるし、載せない可能性もある。まだまだ若い個体ばかりなので、写真にしてもあまり見栄え が良くないんだよね。
昨日のオマーン戦は快勝だった。日本代表の強さよ。ひょっとして史上最強ではないだろうか。2002 年よりも 2006 年よりも強いと思う。

これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 の、第 3.4 節「納得できるようにする」を書いている ……… のだが。この節、必要なのかという気がしてきた。論理性は、「研究の中身」の問題であってプレゼンの問題ではない。プレゼンの問題となりうるのは、その論 理を「いかにうまく示すか」ということである。しかしその説明は、他の部分ですでにやっているように思えてきた。さて、どうしよう。

明日明後日と、川渡の清和さん・陶山さんの研究室に行って、合同セミナーをしてくる。豪華温泉・バーベキュー付きだ。あんも連れて行く。宿舎に入 れるわけにはいかないので、車の中に籠を置いてお泊まりだ。ペットホテルに預けても籠に入れられることになるのだから、連れて行くことにした。
 というわけで、次回の更新は金曜日の予定である。
6/2(月) の進歩 今夜はオマーン戦
いよいよ、ワールドカップ三次予選の再開である。我らが代表は今夜、オマーン代表をホームに迎え撃つ。絶対に勝たなくてはいけない。バーレーン戦での思わ ぬ敗戦を払拭する、景気の良い勝ち方を期待したい。
 オマーンは、司令塔のバシールが左太腿を痛めたと発表(スポニチよ り)。しかし当のバシールは、右足を引きずって運ばれていった。引き ずる足を間違っちゃったみたいである。吉本新喜劇みたいであるが、今夜の試合にバシールは確実に出てくるであろう。中東のチームって、こういう芝居をたま にやる。効果があると思っているのかどうかは不明である。自信の無さの現れであることは間違いない。
秘密作業の一日。
作業を終え、「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 の、第 3.4 節「納得できるようにする」の執筆をようやく再開した。「論理的な主張の仕方」の解説は本書の目的を超える。論理をいかに伝えるかというプレゼンの仕方の 解説に徹しよう。それにしても、抽象的で説明が難しい。
6/1(日) の進歩 東沢バラ公園
あんを連れて、山形県村山市にある東 沢バラ公園に行った。綺麗な品種を探して、我が家に植えてやろうと思ったのだ。やはり、写真よりも実物を見て探す方がずっとよい。

バラからのメッセージ。最後の「苗木」のところで、そのメッセージは大きな変換を遂げる。括弧書きというところがたまらない。

まだ咲き始めで、満開にはほど遠い。それでも、咲いているバラをじっくり見て、気に入った品種名をメモしていった。今さら気づいたことだけれど、咲き始め の 花と開ききった花とでは随分と印象が違う。咲き始めは綺麗でも、開ききるとえげつないバラが結構多いのだ。それと、あまりに大輪のバラも風情がないと思っ た。
 気に入った品種を買おうと売店に行ったら、ちっとも置いていなかった。あるのは、園芸店で見かけるような品種ばかりだった。残念。ネットで買うことにし よう。
 折々、あんを自由に走らせながら園内を歩いた。大沢湖というため池があり、水がかなり干上がっていた。その湖床へと勝手に降りていくので、いったい何を する気かと思った。

遊び疲れて、帰宅後にぐったり中。しかし目だけは、私の様子を見ている。
帰宅後、庭仕事をした。まずは、庭への入り口の玄関に飾ってある寄せ植えをやり直した。ビオラが伸びすぎて、みっともなくなっていたのだ。次い で、通販で購入していたバラ(ミセ ス・ジョン・レイン)を植えた。これで 、我が家のバラは 25 本となった。もう新たに植える場所はない。今度買うときは確実に、既存のどれかを捨てて、その場所に植えるであろう。実は今日も、そのつもりで東沢バラ公 園へ行ったのだ。恐ろしいのう。そして最後に芝刈りをした。いやー、西洋芝って本当に綺麗だ。