★ 受 贈 図 書 他 ★

2024/10/30:
○「奈良県橿原市 浄楽寺 総合調査報告書」浄楽寺資料調査会、編集:山川均、発行者:浄楽寺檀家惣代:大西甚吾、2024.9.28
 A4版、85p

浄楽寺檀家惣代・大西甚吾氏より寄贈を受く。



 本書は浄楽寺檀家惣代・大西甚吾氏が2023年12月から中町々民に声をかけ、実施した浄楽寺総合調査事業の報告書である。(「例言」)
この浄楽寺総合調査事業を実施するに至った動機の根本は惣代・大西氏と町民の郷土愛と熱意であると推察するが、浄楽寺の歴史的重要性を感じていた大西氏は、具体的な形として「浄楽寺を国の有形登録文化財」とすべく、行動(浄楽寺の総合調査)を起こす。
それは2021年のことであったが、2022年3月文化庁による実査が行われ、2023年2月浄楽寺本堂と山門が国の「登録有形文化財」に登録される。
 登録の後、さらなる調査の必要性が認識され、調査会が結成され、第2次調査が開始される。

会の調査協力者は次の方々の記載がある。
   大脇潔  篠永昌幸  西宮由美  船橋雅美  宮本孝二郎  山本規子
第2次調査会の調査メンバーは次の通りである。
  建造物調査    :稻上文子(調査代表者)、小林誠司、徳本雅代
   同 アドバイザー:鳴海博
  文献調査     :金子哲
  仏像調査     :鈴木喜博、大河内智之
  仏像調査補助員 :嶋崎翔太、阿久津武大
  石仏調査・近代文書:山川均
  近代文書・DPT  :西山真由美
  3D計測・什器調査:二宮章
  石仏銘文拓本   :藤澤典彦
  石仏移動・保護  :谷本雅一

精力的な第2次調査がなされ、本著が刊行される。

●本著の構成並びに執筆者:
 目次
  巻頭図版
  序文
  例言
 
  第1章  調査の契機と経過   (稻上文子)
    コラム1:浄楽寺の瓦について (稻上文子)
  第2章  中村(中町)の周辺環境 (西山真由美)
  第3章  中町の街並みと歴史的建造物 (徳本雅代)
  第4章  浄楽寺略史 ー浄楽寺及び大西家所蔵資料からー (山川均)
    コラム2:多武峰旧妙楽寺の遺構について (稻上文子)
  第5章  建造物   (稻上文子)
  第6章  仏像と仏画について (鈴木喜博)
    コラム3:浄楽寺の建築意匠について (稻上文子・小林誠司)
  第7章  宝物・什器 (二宮章)
    コラム4:大和棟について 「奈良縣風俗誌」に見るその諸相 (徳本雅代)
  第8章  浄楽寺釈迦石仏 (山川均)
  第9章  浄楽寺所蔵史料について (山川均)
  第10章 浄楽寺本堂再建費用について (1〜3節:山川均、4節:西山真由美)
  特別寄稿 浄楽寺の建築彫刻から見えるもの (鳴海博)
  結語
  執筆者

「結語(あとがき)」では次のように述べられる。
 「行政や大学の手に依らず地方の寺院とその檀家が独自に資料調査を行い、報告書を出版するという事業は、・・・ほとんどないだろう。」
しかしながら、「実際に資料群の調査・解析に入ると、・・中世から近代にかけて村落の人々が信仰に捧げた情熱を、直接肌で感じることとなった。」
 「一見地味な存在に見えるかも知れないが、本書は地域住民が自らの歴史を自らの手で解明した貴重な記念碑であり、学術的価値もきわめて高いものと自負する。」
 とある。
大いに、共感するところです。

 2024/10/26日には浄楽寺本堂(大和十市郡多武峰妙楽寺輪蔵遺構)にて報告書の中町々民への「報告会」が大脇潔氏、鳴海博氏、報告書の各執筆者よりなされる。
これは「地域史を自ら共有する」という観点から、この「報告会」に参加させて頂いたものとして、画期的な出来事であったと受け止めました。

   拙ページ:大和多武峰妙楽寺
 
2024/05/00:
○「開化寺誌」北出楯夫、森田山開化寺、平成2年(1990)
B4版、19cm、102p
伊賀上野開化寺ご住職から寄贈を受く。
          →伊賀浄瑠璃寺・伊賀開化寺・長谷川邸三重塔
  開化寺誌
2023/04/00:
○「蓮生寺・妙福寺合寺百年記念 象鼻山御塔生福寺誌」御塔生福寺記念誌発行委員会、象鼻山御塔生福寺、2013.3(平成25年)
A4版、30cm、80p
相模小田原御塔生福寺ご住職から寄贈を受く。
      →象鼻山御塔生福寺などは小田原象ヶ鼻御塔坂聖跡中にあり。
  御塔生福寺誌

2023/01/17:
○「元興寺とならまちの建築・美術―語られなかったに迫る」
 清水和彦著、京阪奈情報教育出版、2023/01/15初版
  
 

 一昨年(2021年)著者・清水氏とは、古塔の繋がりでコンタクトがあり、そのご縁で、ならまち・元興寺界隈を案内して頂き、興味深いご教示も頂きました。
その後、清水氏はご自身の研究成果として「元興寺とならまちの建築・美術―語られなかった謎に迫る」の著作を出版されました。
そして、このたび、以上のご縁で、思いがけなく、その図書を送って頂きました。
 つきましては、その図書の「表紙」ならびに「目次」を拙ページに掲載させて頂き、感謝の意を表したく思います。
下に目次を掲載しておきますが、著名な元興寺だけではなく、ならまち・元興寺界隈の「興味津々」な事蹟が湧いて出る一冊です。

 「元興寺とならまちの建築・美術」目次


参考:
 出版元:京阪奈情報教育出版>「元興寺とならまちの建築・美術―語られなかった謎に迫る


2019/06/21:
○「加藤清正と忠廣 肥後加藤家改易の研究」
 福田正秀著、発行:ブイツーソリューション、発売:星雲社、2019/06/24


第1章 清正時代、  第2章 忠廣時代、  第3章 改易後
◎著者 福田正秀氏より寄贈される。

「加藤清正と忠廣 肥後加藤家改易の研究」の上梓により、肥後加藤家三部作が揃う。

2012/07/22:
○「温泉寺誌」

「温泉寺誌」
編集
 温泉寺住職 小川祐泉、
 大阪薫英女子短期大学教授 菊川丞、
 梅花女子大学教授 高梁喜一
発行
 高野山真言宗温泉寺、平成12年

口絵
第一部
 寺の創建から「縁起帳」の成立まで
第二部
 歴世の事績
第三部
 地域社会の中で
第4部
 年表式蔵書目録-附、寺内建造物・什物一覧-

◎高野山真言宗温泉寺住職小川祐泉師より寄贈される。

2012/04/16:
○2012/04/15付「熊本日日新聞」「熊本のほん」欄 より
 『続・加藤清正「妻子」の研究』が熊日「熊本のほん」欄に取上げられる。

2012/02/25付熊本日日新聞記事(書評)「散文月評」
    (『続・加藤清正「妻子」の研究』の書評)

『続・加藤清正「妻子」の研究』

『加藤清正「妻子」の研究』

2012/04/06:
○「村松山虚空蔵堂縁起」

村松虚空蔵堂千二百年記念
村松山虚空蔵堂縁起

平成19年7月発行
編集:村松山虚空蔵堂創建千二百年記念実行委員会
発行:村松山虚空蔵堂

第一章:虚空蔵信仰の諸相
第二章:村松山虚空蔵堂のあゆみ
第三章:村松の風景と虚空蔵堂
第四章:虚空蔵堂のにぎわい
第五章:鼎談「虚空蔵堂と人々の信仰」
第六章:創建千二百年記念事業
第七章:年表・虚空蔵堂の今と昔
第八章:資料

◎本書は村松山虚空蔵堂より進呈される。
 ※自費出版


2012/02/25
○2012/02/25付熊本日日新聞記事(書評)「散文月評」 より
 『続・加藤清正「妻子」の研究』が「散文月評」に取上げられる。

『加藤清正「妻子」の研究』

※本書評には「今日、私は出発する」姜信子、「スコール!デンマーク」辻信太郎、「異風者伝」井上智重、「放牛往還記 薬壺」正田吉男の書評も合わせて載るが、記事を編集・割愛して掲載する。
勿論、本編集・割愛は本サイト管理人s_minagaの独断であり、その責は全てs_minagaが負うものである。

2012/01/19
○『続・加藤清正「妻子」の研究』

『続・加藤清正「妻子」の研究』
 水野勝之、福田正秀(共同研究)、
 発行:ブイツーソリューション、発売:星雲社、2012/01/24
 ※定価:本体3,000円+税、本文305ページ
 ※2012/01/24は清正生誕450周年にあたると云う。

巻頭:新史料カラー口絵 
第1部:加藤清正の妻子
 「現時点で知り得る清正の妻子の全体像を著」わす。
 研究の総集編である。
第2部;新出史料の研究
 第1章 関宿加藤家文書
 第2章 榊原家史料
 第3章 山崎家文書
 第4章 庄林氏由来
 第5章 加藤清孝史料
表紙写真:
 左下 加藤忠廣肖像(熊本本妙寺蔵)
 右上 清浄院木造(熊本川尻法宣寺蔵)
 右下 瑤林院肖像<推定>(「江戸天下祭図屏風」中)

◎本書は福田正秀氏より寄贈される。
 ※拙ページ「京都本圀寺」関係が望外な評価を受ける。

◆現在、アマゾンにて注文可能(予約販売受付中)。

『加藤清正「妻子」の研究』正・続・・・・いずれも福田正秀氏より寄贈される。


2008/02/01:備前蓮昌寺様より
○「蓮昌寺史」

蓮昌寺史」寺史編纂委員会、岡山蓮昌寺、2002.4 :左図拡大図
833ページ(大きさ 27cm )を数える大冊である。

蓮昌寺配置図
第1編:概説
第2編:蓮昌寺の創建
第3編:江戸時代の蓮昌寺
第4編:明治以降の蓮昌寺
第5編;現代の蓮昌寺
第6編:資料
 T、岡山城下町と蓮昌寺の古地図
 W、思い出の蓮昌寺
など

蓮昌寺住職・八木日泉師より寄贈あり。
 ※自費出版


2007/10/18
○『加藤清正「妻子」の研究』

『加藤清正「妻子」の研究』
 水野勝之、福田正秀(共同研究)、
 発行:ブイツーソリューション、発売:星雲社、2007/10/01
 ※定価:本体3,000円+税、本文258ページ

 ※加藤清正は京都六条本圀寺の大檀越であった。
 その関係で、拙「京都本圀寺」のページを参照される。
 但し、拙ページは内容浮薄であり、殆ど著者の論述に寄与はせず。
 それにも関わらず、寄贈を受ける。(深謝)
 
 ※水野勝之氏:
 備後福山藩・下総結城藩水野家後裔、
 加藤清正室清浄院は上記の水野家の出で、徳川家康養女、加藤清正室
 となり、子女瑶林院(徳川頼宣室)をもうける。
 ※福田正秀氏:熊本在住の歴史研究家、
 宮本武蔵の研究家で宮本武蔵関係著作・論文多数と云う。

◎本書は福田正秀氏より寄贈される。


2006/11:
○「神の系譜 竜の源 高句麗」西風(ならい)隆介、徳間書店、2006.11
 TOKUMA NOVELS 書下し長編伝承ミステリ
  ※巻末の<参考インターネット資料・その他>の1項として「日本の塔婆」(「がらくた」置場)として紹介される。
  ※本書への情報提供の返礼として寄贈される。


○「五重塔の風災害」嶋田健司、松井正宏、吉田昭仁、田村幸雄:(日本風工学会誌,第96号,pp.7-20,2003.7 所収)
  ※巻末の<参考文献>の1項として「○○○○○:Personal communication,2003」として紹介される。
  ※本論文「五重塔の風災害 Wind Damage to Five-Storied Pagodas」をPDF形式で、情報提供の返礼として寄贈される。
  ※PDF版は現在も保持。(サイズ:2715KB)・・・・・ご連絡いただければ、配布致します。


○「検証 もうひとつの武将列伝」井沢元彦、実業之日本社、2005/06/10初版への写真提供の返礼として寄贈される。


2006/11:
○「塔に魅せられて  関東篇」山際得悦、ぎょうせい、1990.9
○「塔に魅せられて 東日本篇」山際得悦、ぎょうせい、1996.4
○「塔に魅せられて 中部日本篇」山際得悦、ぎょうせい、1999.9
○「塔に魅せられて 近畿・岡山篇」山際得悦。ぎょうせい、2003.10
 ※自費出版


○「塔の道しるべ」平井彰一著、平成7年刊、非売品
 ※自費出版


○「伸和建設資料 T」(平成13年3月刊)、伸和建設株式会社
○「伸和建設資料 U」(平成13年12月刊)、伸和建設株式会社
 ※自費出版


2006年以前作成:2024/10/30更新:ホームページ日本の塔婆日蓮上人の正系