このはなさくや図鑑 ~美しい日本の桜~

桜の種・品種名(五十音順)

桜の名前から ↑

このはなさくや図鑑 日本の桜

(日本の桜 各部位・花の咲き方)
 桜の品種・栽培品種を分類するには、桜の各部位を細かく見ていく必要があります。
 樹形、樹皮、果実、葉序、葉、蜜腺、托葉、鱗片葉、苞葉、花序、花序柄、小花柄、花、萼筒、萼片などで、
それらの形、色、大きさ、数などの詳細を観察して行きます。
 観察していくと、実にそれぞれの桜には特徴があり、その品種を特徴づけるものとなっています。
 その他の特徴としては、香り、花色、咲く時期などがあります。


葉の形(抜粋)

狭長楕円形 長楕円形~楕円形 広楕円形
卵状楕円形 倒楕円形 倒卵形~広卵形



葉の縁・鋸歯(抜粋)

単鋸歯 重鋸歯(二重鋸歯) 欠刻状重鋸歯
単鋸歯
(低いもの)
単鋸歯~重鋸歯
(先が糸状に伸びる)
先の小腺体が明瞭なもの



萼筒の形(抜粋)

壺形 長鐘形~筒状鐘形 鐘形~カップ形
管形 漏斗形 円盤形

実に色も様々です。



萼片の形(抜粋)

披針形 卵状三角形 長三角形
三角形 副萼片 萼片の鋸歯

(桜の咲き方)
 桜の咲き方は、一重咲きか八重咲きかといった一般的な咲き方の呼び方がありますが、
 このはなさくや図鑑では、一重咲き、半八重咲き、一重・八重咲き、八重咲き、菊咲きと分けて記載しています。
 一重咲きは花弁が5枚のもの、その中には旗弁が生じているものがあります。
 半八重咲きは、花弁が5枚から10枚位までのもの、一重・八重咲きは一つの花序の中に花弁が5枚のものと半八重咲きのものがまじる咲き方。
 ミクルマガエシなどが有名です。
 八重咲きは、花弁が10枚以上50枚位までのもので、ぼたん桜などと呼ばれたりします。
 菊咲きは、花弁が50枚以上のもので、花が段咲き、三段咲きにになったものもあり、花弁が600枚位に増えたものもあります。
 菊咲きの桜は、究極に桜が変化した姿です。花弁枚数が最も多いものにヒヨドリザクラなどがあります。
 菊咲きの詳細は「このはなさくや図鑑~美しい日本の桜~3巻 P1~P26」に詳しく記載しております。
 詳しくは、上表から名前を選択してご覧ください。


咲き方(抜粋)

一重咲き
花弁5枚
一重咲き
旗弁があるもの
半八重咲
花弁枚数5枚~10
一重・八重咲き
花弁枚数5枚、5~15枚
八重咲きについては必ずしも花弁枚数で厳格に分けることができない。
以下 八重咲のものを記す。
八重咲き
花弁枚数10~20枚
八重咲き
花弁枚数20~30枚
八重咲き
花弁枚数30~50枚
菊咲き(段咲きなし)
花弁枚数50枚以上
菊咲き(段咲き)
花弁枚数50枚以上