このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus serrulata ‘Purpurea-plena’
ヤエムラサキザクラ
八重紫桜

 外側の花弁は円く大きい、ムラサキザクラに比べ、安定して八重咲きである。
花床筒は漏斗状鐘形
萼片は披針形〜長三角形
同時に展葉する美しい若芽

<花の色>
 紅紫色「9203」
<花弁の枚数>
 10枚〜20枚
<花の形>
 八重咲き 中輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月中旬
<特徴・来歴>
 ムラサキザクラの重弁となった品種です。ムラサキザクラの実生から生じました。
 花弁の縁は色が濃く、中心に近くなると薄くなります。半八重咲きのムラサキザクラと同一とする意見もあります。
 なお、ムラサキザクラと呼ばれるものには、2系統があり、前述した、ムラサキザクラが重弁化したもの、オオナデンによく似た株があり、この頁ではオオナデンに似た株を紹介しています。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜
桜樹学・桜の世界3 栽培品種編U P131-132


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