このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus taiwaniana (Hayata) Masam. & S.Suzuki
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ムシャザクラ
霧社桜

 花はエドヒガンによく似ている。
no image
花床筒は壺形
萼片は卵状三角形

<花の色>
 白色「9201」
<花弁の枚数>
 5枚
<花の形>
 一重咲き 小輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 3月中旬〜下旬
<特徴・来歴>
 台湾北中部の山岳地帯など高地や霧社などの限られた地域に自生しています(台湾北東部の山地、標高1000〜2000メートルに分布)
 エドヒガンによく似ていますが、花の色が紅色を帯びないなどとの点で違います。霧社産の標本に基づいて、記載されたのでこの名があります。
 アジアでは、エドヒガンの近似種として、本種の他、中国湖北省などに自生する「C. changyangensis」と合わせて3種あります。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜
桜樹学・桜の世界1 野生種編 P69-70


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