このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

桜の名前から ↑

種名または品種、栽培品種名
Cerasus ‘Hirano-nioi’
ヒラノニオイ
平野匂

大きな丸い花弁、多くの吸蜜昆虫が飛来する。
no image
花床筒は筒状鐘形
萼片は披針形〜長三角形

<花の色>
 白色「9201」
<花弁の枚数>
 5枚
<花の形>
 一重咲き 中輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月上旬
<特徴・来歴>
 丸い大きな花弁には、細かい切れこみが見られます。名のとおり良い香りがします。
 京都平野神社に植栽されている品種ですが、平野神社の桜を研究した1912年の香山益彦氏の文献にある「匂桜」と同じものかは不明です。
 三島市の国立遺伝学研究所、大阪造幣局のニオイザクラと特徴がよく似ています。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜
桜樹学・桜の世界2 栽培品種編T P127-128


このページへの直接のリンクを禁止します。