このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus ‘Harumeki’
ハルメキ
春めき・足柄桜

散形状花序で枝いっぱいに花を付ける美しい桜、強い香りがある。
花床筒は鐘形(カップ形)
萼片は卵状三角形
神奈川県南足柄市、狩川では、並木状に植栽され、独特の景をなしている。

<花の色>
 淡紅色「9502」
<花弁の枚数>
 5枚
<花の形>
 一重咲き 中輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 3月中旬
<特徴・来歴>
(シナミザクラ × カンヒザクラ)
 神奈川県南足柄市にあった無名実生種から枝変わりした品種とされます。現在、種苗法によって登録(2001年、8100号)されています。
 各部位の特徴から上記の交雑を伺わせますが、学術的な資料がないため、詳細はわかりません。
 名の由来は同市の名誉市民である富士写真フイルムの創設者の名によります。
 2001年、狩川に春木径(はるきみち)が整備されました。ソメイヨシノに比べ開花が十日ほど早く、早春の観光資源として活用されています。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜
桜樹学・桜の世界4 栽培品種編V


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