このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus leveilleana ‘Tegara-zakura’
テガラザクラ
手柄桜・二重霞桜

カスミザクラの半八重咲きの品種、一重もまじる
no image
花床筒は筒状鐘形
萼片は披針形〜長三角形

<花の色>
 白色「9501」
<花弁の枚数>
 7枚〜14枚
<花の形>
 半重咲き 中輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月中旬
<特徴・来歴>
 室井 綽氏が兵庫県姫路市手柄山中央公園内で発見した桜です。原木は、樹高は約 7m、地際の幹周は 95 p、地表面より約 1.2m付近で幹周 56cm と 58cm の二幹に分岐しています。桜の樹齢は約70 年生と推定されています。
 本品種は特徴から、カスミザクラの重弁化したものですが、小花柄などの毛は少なく、カスミザクラとオオシマザクラ系の品種などとの交雑と推測されます。
 原木は、周辺の樹木などの被圧などが原因で弱っているため、環境の改善が必要と考えられます。
 手柄ザクラの名は、手柄地区連合自治会によって名付けられました。地域のシンボルとなって行くことでしょう。

<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜
桜樹学・桜の世界2 栽培品種編T P80


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