このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜
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桜の名前から ↑ |
学名・種名 |
Cerasus apetala (Sieb.et Zucc.) Masam. et S.Suzuki var. tetsuyae H.Ohba |
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チョウジザクラ |
丁子桜・目白桜 |
高木性〜小高木性 散形状花序 樹形は広卵形〜杯形 花径は1.5cm〜2.0cm 小輪 花色は白色 開花期は4月〜5月 花は地味で目立たない。 |
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チョウジザクラは本州北部から中部の太平洋側、中国地方、九州に分布しますが、 中国地方、九州のものは、形態的に特徴があり、別分類したほうが良いとの見解もあります。 小さな花弁と細長い萼筒が丁子に見えることからチョウジザクラと呼ばれています。 学名の「apetala」は無弁の意味ですが、小さいながら花弁はあります。 |
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花床筒は太い筒形、つけね部分がより太くなります。 萼片は広い三角形か卵形小花柄には長い毛が多いです。 |
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・葉身の先は尾状鋭尖形 ・葉身基部は広いくさび形〜くさび形 ・葉柄、葉の両面は毛が多く、葉の裏は淡緑色です。 葉身基部、葉柄上部に蜜腺があります。 |
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葉の側脈は7 〜 10 対 葉縁の鋸歯は、チョウジザクラ(右)は欠刻状重鋸歯で先は腺があります。 オクチョウジザクラ(左)は重鋸歯で先はまるく、先は腺があります。 |
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全国に自生地がありますが、中国地方と九州地方の個体にはあきらかに地域性が見られます。 今後の研究が必要です。 果実は直径0.8cm位で、黒く熟し、甘味がありますが、これも個体差があります。 |
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樹皮は、一般的には灰褐色または、暗紫色です。 | |
Prunus apetala(Sieb.et Zucc.)Fr.et Sav.,Enum.Pl.Jap.2:329(1879) -Cerasoides apetala Sieb.et Zucc.in Abh.Mat.Phys.Cl.k.Baier.Akad.Wiss.3:744(1843) -Cerasus apetala(Sieb.et Zucc.)H.Ohle ex H.Ohba in J.Jpn.Bot.67:277(1992) |
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チョウジザクラの変種 ・オクチョウジザクラ C. apetala var.pilosa ・ミヤマチョウジザクラ C. apetala var.montica |
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文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜 桜樹学・桜の世界1 野生種編 P53-54 このページへの直接のリンクを禁止します。 |