このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus ‘Sonosatoryokuryu’
ソノサトリョクリュウ
園里緑龍

外側に向けて反りかえるように花弁が付く。
花床筒は漏斗形
萼片は広卵状三角形
須坂市にある園里黄桜の原木(普賢象)後ろに見えるのは須坂市の名木「弁天様の桜」

<花の色>
 黄緑色「3503」
<花弁の枚数>
 30枚〜40枚
<花の形>
 八重咲き 大輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月中旬〜下旬
<特徴・来歴>
 平成18年(2008年)、笠原基知治氏が長野県須坂市にソノサトキザクラを調査した際に発見したものです。ソノサトキザクラの枝変わり品種です。ソノサトキザクラには普賢象タイプの花と御衣黄タイプの花が入り混じ咲いており、本品種は、ソノサトキザクラの御衣黄タイプの花が特化(更に緑色を増したもの)したものと考えています。
 名の由来は、同地に伝わる竜伝説によるものと推測されます。
 現在は来歴もはっきりしており厳格に分けて栽培されていますが、今後、栽培増殖されていく過程でソノサトキザクラとソノサトリョクリュウは混同されていく運命を感じます。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜
桜樹学・桜の世界3 栽培品種編U P150

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