このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus × subhirtella f. koshiensis ‘Kureha-otome-shidare’
クレハオトメシダレ
呉羽おとめ枝垂

一つの花序に一重咲きと半八重咲きの花がまじる。
花床筒は筒状壺形
萼片は披針形〜長三角形で縁は鋸歯がある。
原木は、富山県富山市、呉羽山公園にある。

<花の色>
 淡紅色「9502」
<花弁の枚数>
 5枚・5〜10枚
<花の形>
 一重・八重咲き 中輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月上旬(冨山県基準)
<特徴・来歴>
(エドヒガン × キンキマメザクラ)
 原木は、富山県富山市、呉羽山公園に原木があります。令和2年(2020年)に、富山県中央植物園、大原隆明氏によって、コシノヒガンの枝垂れ性品種として報告されたサクラです。
 名は越中において、大伴家持が詠んだ和歌「春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ娘子(をとめ)」から名付けられたものです。

 一重・八重咲きの枝垂れ性サクラでは、他に長野県にあるオミノサトブタイザクラ(麻績の里舞台桜)があります。



<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜
桜樹学・桜の世界3 栽培品種編U P20

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