このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus incisa var. kinkiensis ‘Kumagaizakura’
クマガイザクラ
熊谷桜・八重咲山彼岸

重弁の桜では、チョウジザクラの栽培品種、ヒナギクザクラと同様、早い時期に咲くので貴重種である。
花床筒は太い筒状鐘形
萼片は広三角形
つぼみからは、雌しべが突き出る。

<花の色>
 淡紅白色「9501」
<花弁の枚数>
 20枚〜30枚
<花の形>
 八重咲き 小輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 3月中旬〜下旬
<特徴・来歴>
 昔から知られている品種(花壇綱目1681年や桜品1757年にも記載がある)です。名の由来は、一の谷合戦での熊谷直実の故事によるものとされ、開花期が早いのでこの名がつけられました。
 キンキマメザクラの重弁化したものです。コヒガンの八重咲きでクマガイがあり、混同されやすい品種です。



<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜
桜樹学・桜の世界3 栽培品種編U P94

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