このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

桜の名前から ↑

種名または品種、栽培品種名
Cerasus × kanzakura ‘Imadubeni-kanzakura’
イマヅベニカンザクラ
今津紅寒桜

 早春を飾る美しいカンザクラ
花床筒はややくびれた筒状鐘形
萼片は長卵状三角形
左はオオカンザクラ
右はイマヅベニカンザクラ

<花の色>
 淡紅色「9502」
<花弁の枚数>
 5枚
<花の形>
 一重咲き 中輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 3月上旬〜下旬
<特徴・来歴>
 兵庫県西宮市今津地域において、昭和の初期の頃より、同地にあったサクラです。
 西宮市は、本品種を同定するため、同時期に咲く、カンザクラや類似の品種、オオカンザクラなど、数年をかけ比較調査をしました。
 同市では調査の結果、明らかに差異があることが判明したことから、(仮称)今津郷寒桜として、平成30年に日本花の会に申請し、桜の品種認定制度認定による新品種の認定を受けました。
 その後の令和元年11月に、市民公募によって正式に命名されました。
 花は、半平開状で萼筒は他のカンザクラと比べてもかなり大きいです。花弁はうねるように波打ちます。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakrua
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明

文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜
桜樹学・桜の世界4 栽培品種編V


このページへの直接のリンクを禁止します。