このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus ‘Oh-haranagisa’
オオハラナギサ
大原渚
同名異種のオオハラナギサについて

タイプ T
花の色が白色のタイプ、中央付近の花弁は立つように付く
若芽は帯紅色
花床筒は筒状鐘形
萼片は披針形
タイプ U(京都型)
花の色が淡紅紫色のタイプ、花は平開し、旗弁がある
若芽はやや遅れて展葉し帯茶褐色
花床筒は筒状鐘形
萼片は卵状三角形

<花の色>
 タイプT 白色〜淡紅白色「9501」
 タイプU 淡紅紫色「9203」
<花弁の枚数>
 タイプT 7枚〜12枚
 タイプU 10枚〜20枚
<花の形>
 タイプT 半八重咲き 中輪
 タイプU 八重咲き 大輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 タイプT 4月上旬
 タイプU 4月中旬
<特徴・来歴>
 京都市左京区大原由来のサクラとされています。
 大原には汀桜(ミギワザクラ)があり、こちらは、タイプU(京都型)と同じです。 名の由来は、長い間よくわかりませんでしたが、勝木俊雄著「桜の科学」に詳しく解説され、その説からだと、タイプUが正しい、オオハラナギサということになります。
 ようやく喉の骨がとれた感じがする話でした。

<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜第3集-P44

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