乗鞍峰

日本百名山及び新日本百名山に登録されている中部山岳国立公園「乗鞍岳」(北緯36度06分23秒 東経137度33分13秒)は北アルプスの南部にあり、北は「安房山」〜南の主峰「剣ヶ峰(3026m)」の23峰の総称である。 

乗鞍の峰

乗鞍の峰2

火山

複数の火山が南北方向に配列した複合火山体である(古期乗鞍火山の千町火山帯、新期乗鞍火山の烏帽子火山帯、高天原火山帯、四ツ岳火山帯、恵比寿火山帯、権現池火山帯)

 

安山岩・デイサイトの溶岩ドーム、溶岩流を主体とし、山麓には緩傾斜地が広がっており、桔梗ヶ原や高天ヶ原をといった8つの平原と7つの湖が見られる。

 

日本にある火山としては富士山、御嶽山に次ぐ3番目の高さがある。比較的新しいマグマが噴出するような爆発は、9600 年前と9200 年前頃に権現池付近で、約2000 年前に恵比須岳で発生し、火山灰の噴出と溶岩の流出が起こっている。

 

一番最近の火山活動としては2011年東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)以降、北麓2〜8km付近で地震活動が活発化。3月13日20時23分M3.1(震度2)が報告されている。

乗鞍岳 有史以降の火山活動

乗鞍岳 有史以降の火山活動

年代 現象 活動経過・被害状況等
1990(平成2)年 地震 南南西約10qで地震群発。1月24日、M4.2。
1991(平成3)年 地震 前年以来の地震続く。1月23日、M4.3。1992年末にかけて減少しつつ続いた。
1995(平成7)年 地震 8月。南西約2kmで地震多発。
2011(平成23)年 地震 東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)以降、北麓2〜8km付近で地震活動が活発化。3月13日20時23分M3.1(震度2)。

Designed by CSS.Design Sample