
瀬戸内観音 第14番 栖隆山 龍泉寺
岡山県高梁市成羽町下原370平成26(2014)年5月 参拝
天平4年(730)僧行基の開創と伝わり、大同年間に弘法大師が巡錫の時、聖観世音菩薩を彫刻安置されたと伝えら、これが本尊となっています。その後仏閣は荒れていたが、後醍醐天皇の元弘3年(1333)に僧 杲仁(こうにん)が入山し、伽藍を造営して法灯を輝かし、中興の基礎づくりをしました。寺はもと山麓にありましたが、寛政2年(1790)、全遍法印の世代に火災にあい全焼。しかし法印は、現在地に敷地を移して、一代で再建しました。現在の本堂は、明治初年に大改築されたものです。
岡山県指定の重要文化財「石造供養方柱碑」(孝子が父母の霊を慰めた碑)と、「南無仏太子像」(聖徳太子の2歳像で14世紀の作)があります。










アクセス
国道313号沿いの成羽病院から200m程西 道路脇に赤い鳥居の路地が見えます、そこから入るのが一番判り易いのですが道が狭いです。成羽郵便局前の交差点を郵便局と反対方向へ進み、T字路を左へ山沿いの道を500mほど進んで赤い欄干の橋を渡ると、目の前には立派な石垣がそびえています。この石垣は別の寺、さらに少し進むと、寺の石柱があるところの左手下に駐車場があります。そのまま進み急坂の狭い道を登ると本堂前に出ます。この急坂の道の途中から石段を歩いて参拝できます。
高梁市成羽美術館は建築家 安藤忠雄氏による設計で、コンクリートの壁と周囲の緑が調和した美しい景観が楽しめ、成羽町が生んだ洋画家 児島虎次郎の作品を鑑賞できる美術館です。車を置かせて頂きお寺へ参拝するのも良いかも!!