(1)6/06 田上小公開研究会」
「明日をたくましく生き抜く『思考力・判断力・表現力を育成する授業の創造Ⅰ』
~個の「思考スキル」を高め,学びを深める授業~」
「生きる力」・「活用能力」・「個のスキル」等,時宜にかなった研究テーマである。
例年のことながら具体的で,授業に活かそうとするきめ細やかな心遣いが印象的。
「日本生活科・総合的学習教育学会」田村学学友(文部科学省教科調査官)の全体講演「いかにすれば,今,求められている 思考力・判断力・表現力を高められるか」(3月に「鳥栖市」でお会いしたばかりだったが)も楽しみであった。
予想通りのグローバル・アカデミックな広く・深いそして具体的な分かりやすい『講話』であった。しかし頂いた便り(私信)では,「鹿児島ではお世話になり有難うございました。生活・総合をもう少しPR出来れば良かったのですが・・・。次の機会には頑張ります。」(本文のまま),と若干要望への反省も・・・。
*ここで留意したいのは,全国的に研究テーマとして最も多く取り扱われており,今回も「研究テーマ」&「講演テーマ」の中心に据えられた活用能力としての『思考力・判断力・表現力』の捉え方である。当校&講演の提案を参考にし,この際老婆心ながら私なりに全国の傾向を踏まえ要約しておきたい。
① 日常的・常識的に考えて,いかなる発達段階・いかなる教科であっても,「思考力・判断力・表現力」は存在するし育てたい能力である。
② 文科省では,「思考力・判断力・表現力」を目標(問題解決・生き方育成等)をよりよく達成するための『一連の能力:連語』との解釈みたい。
③ 解釈に若干の違いがあるのではないか?
O 教科によって観点別評価規準に,「思考力・判断力・表現力」と「思考力・表現力」の2種類があるのは?
O 『思考力』の解釈の中には,「人間の知的作用の総称」&「感性や意欲と区別して概念・判断・推理」などのように『思考力』の中に,判断力を含むものがあるみたい。
O 「理科」では,『判断力』を「物事を認識し,評価し,決断する精神的能力」&「問題解決に際して,いくつかの選択肢を用意して,その中から最適な選択肢を選んで自分の意思決定を行う:価値判断を伴う意思決定能力」などと,若干高次な精神活動(?!)と捉え,観点別評価規準では高等学校で初めて取り入れている。このことは『生活科』でも,未分化な発達段階ということで最初の段階から観点別評価規準の『判断力』を省いている(知識・理解も気付き)
O 小学校の各教科によって「思考力・判断力・表現力」,とりわけ『判断力』が観点別評価規準としてあるものとない教科が存在することは,教科の特質や解釈の違いがあるからではないだろうか?いかが?
(2)6/07
「KKBテレビ『里地・里山』特集番組」鹿児島市トンボ関係現地収録同行補足映像取材であったが,「里地・里山の象徴ともいえる日本最小のハッチウトンボの生態(縄張り行動)」・「成虫越冬種のホソミオツネントンボの産卵」・「リュウキュキュウベニイトトンボの交尾」・「オオシオカラトンボの羽化」生態等,梅雨の最中『生命の営み』の素晴らしい姿の撮影の好機を得た。
(3)6/11~13
「県理教大島地区大会成功祈願奄美大島全島駆け足の旅」(「第7回実行委員会(事前研修会)」・「講演会」・「トンボ相調査」 *別添資料2参照
*要請もあって2月に続き,かつて「大島教育事務局理科担当指導主事」としてお世話になったささやかなご恩返しになればとの想いから老婆心ながらのボランティア活動であった。新旧学友との邂逅&自然との対話も楽しみであった。とりわけ6/12pm7:00~10:00迄の30名近い「大島全島から集まった理科学友」の熱心な討議の姿に,「奄美理科教育健在!県理教大島地区大会盛会!」を実感しホッとし喜ぶことだった。貴重な時間を40分いただいて,お話することだった。
(4)6/11
「地域退職校長会学校訪問」武岡小・武岡台小,
6/17 田上・武小,6/18広木小
(5)6/13
「KKBテレビニュース『鹿児島市里山のトンボ』」*ハッチョウトンボの縄張り行動,イトトンボの産卵・交尾生態映像は貴重であろう。ニュース番組への取り扱いと本番6/21「特集『鹿児島の里山』」の導入にはなったみた いで少しは協力出来たかなと喜びホッとする。6/21の放映が楽しみである。