大雪 沼の原湿原山行

本文へジャンプ

アポイ岳2014.6

みちくさ

 8月は下旬まで快晴の時はなく、8月26日ようやく「大雪沼の原湿原」へ登山しました。朝の気温は12度と涼しく、体調も良かったので五色沼まで足を延ばしました。
 層雲峡方面のクチャベツ林道コースは、平成22年から台風豪雨被害で通行止めになっていたが、今年6月開通、この林道を利用して登山口駐車場へ。7時登山開始・・・。 沼の平まではエゾマツ・ダケカンバなどの樹林帯で、途中の岩石急登も30分位で登り、あと沼ノ原湿原へは緩やかな斜面です。湿原(1430m)は、木道が整備されていて、ワタスゲなど湿原植物群落があり、エゾマツなどの低木(樹齢は多年)は盆栽風、大小の沼との眺めは絶景です。さらに進むと、大沼で直径300mもありキャンプ指定地になっています。遠景はトムラウシ山など高い山は霧がかかり頂上付近は見えませんでした。 時間があったので大沼から五色沼に向かう。五色の水場から急斜面を100mほど登ると展望がひらけて、高山植物群ヨツバシオガマ、ミヤマリンドウ、イブキトラノオなどが咲いていました。五色沼(1700m)まで行ったのですが、ここでもトムラウシ山の頂上は見ることができませんでしたが、広大な草原(7月は花畑)に感動です。花の時期にまた行きたいです。登山道の笹は刈ってあり、快適な登山環境に感謝です。

 8月31日(日) 上士幌町ぬかびら源泉郷ひがし大雪自然館講座「樹木と菌類の共生」について、帯広畜産大学准教授 橋本靖氏の講座を受講しました。
 森林の多くは、きのこを形成するなかまの菌と、外生菌という組織を根に形成して、お互いに利益のある共生関係を結んでいる。菌は植物の根の届かない場所へ菌糸を伸長させ、水分や無機養分を吸収し植物に供給する。代わりに植物の光合成産物である糖を受け取っている。(講座レジュメから)
 菌根共生がもたらすとされる宿主へのメリット、分解菌、きのこについてお話がありました。実習では、顕微鏡で菌根を観察しました。

菌根は森を掃除する

高さは20〜40cm、葉は対生し先がとがる。花冠長さは3〜4cm。

沼ノ原湿原

ニホンザリガニ2014.6

顕微鏡でみた菌根菌

富良野岳2014.7

エゾオヤマノリンドウ

 Home ギャラリー  みちくさ  木工品