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〒682-0023 鳥取県倉吉市山根532

内視鏡検査の方法と準備について

経鼻内視鏡検査 経鼻内視鏡検査 経鼻内視鏡検査

 

細いスコープ(直径約5mm)を鼻から挿入します。舌根部にスコープが触れにくいために嘔吐反射が起こりにくく比較的楽に検査が受けられますが、中には鼻の痛みや強い嘔吐反射のために経鼻内視鏡が向いていない方もおられます。そのような方は、鎮静剤を用いた経口内視鏡をお勧めいたします。

※経鼻内視鏡は従来の経口内視鏡に比べて低画質のため内視鏡検査に熟練した医師が行うことが推奨されています。
※当院では、患者さん専用モニターをみて会話をしながら検査を行うことも可能です。

検査前日

◆ 夕食は夜9時までに軽めのものを摂ってください。
◆ 水分(水、お茶、スポーツ飲料)には時間の制限はありません。
◆ アルコールは控えてください。
◆ 早めに就寝し、体調を整えてください。

検査当日

◆午前中に検査を希望の方は起床時より食事は摂らないで受診してください。
(少量の水、お茶、スポーツ飲料は摂ってもかまいません

◆午後に検査を希望される方は、朝早め(6時まで)に軽食(パンやうどん)を摂っていただいてもかまいません。

 Step1 問診
アレルギーの有無、内服薬、胃や鼻の手術歴などの問診を行います。
鼻鏡にて鼻の内部を観察し、スコープを挿入する鼻を決めます。

 
 Step2 胃内前処置

胃の中の粘液や泡をきれいにするために、重層、タンパク分解酵素剤、消泡剤を溶かした微温湯(約80ml)を内服していただきます。
Step3 咽頭麻酔

凍らせた2%キシロカインビスカス(頭麻酔剤)を舐めていただきます。これは、経鼻から経口に切り替えたときに咽頭麻酔が十分でないと強い嘔吐反射がおこる可能性があるためです。

※このステップは省略することもあります
 Step4 鼻腔内麻酔

   
 仰向けになって両鼻に血管収縮剤を点鼻します。これは、血管を収縮させて出血を防いだり、鼻腔粘膜の腫れをとる目的があります。
2%キシロカインビスカスをスコープを挿入する鼻に注入します。1mlづつ1分間隔で3回注入します。ビスカスが咽頭まできたらなるべく吐き出してもらいます。
16Frの柔らかいプラスティックチューブにキシロカインゼリーを塗布し、鼻腔内に挿入します。(2分間留置)
プラスティックチューブを前後に動かし、痛みのないことを確認してから抜去します。鼻の周りをきれいに拭いてから左下側臥位となり検査開始です。
 Step5 検査開始

鼻腔、咽頭、食道、胃、十二指腸を観察します。検査時間は5〜10分程度です。もし、異常が疑われれば、特殊な色素を散布して観察を行ったり、組織を採取して病理検査を行ったりします。
場合によっては高画質の経口内視鏡に切り替えてさらに精密な観察を行います。
 Step6 検査終了後
検査後、1時間程度で鼻・咽頭麻酔が切れますので、むせがなければ飲食可能です。
組織検査を行った方は当日のアルコール摂取は控えてください。


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