俺の中の杏奈

(19)とうとうこの時が・・・

 どれくらい意識無かったのだろう。数分?数十分?と、突然僕のワンピの股間でパチンとする感覚と真帆ちゃんの軽い悲鳴で僕の意識は戻った。
「ば、バケモノ…」
 そのまま部屋のドアの近くまで走って、何かから身を守る様なポーズで僕を見つめる真帆ちゃん。
「あなた、男なの?女なの?人間なの?」
 真帆ちゃんの言葉に僕は完全に正体がばれた事を悟った。あの男とも女ともわからない形になってしまった僕の股間にあるもの。僕が気をうしなってる間、僕のパンツをめくって…。
 ベッドの上でうな垂れつつゆっくり上半身を起こす僕。もう、何も言えない。
「誰だか言ってよ!」
 何度も何度も気が狂った様に聞こえる真帆ちゃんの声。それが急にストップ。そして、低い涙声で今度は落ち着いた口調で僕に言う。
「当ててあげようか…」
「…」
「杏奈のお兄さんの、右京さんでしょ…」
 その声に僕は口から悲鳴を漏らして頭を振る僕。もう何もかもばれた。
「一度、写真見たことあるもん。よく似てたよね…」
「…」
「電車の中であたしをそっと抱いたでしょ。好きだったお兄さんに一度そうされた時の感覚と同じだったもん…今は大嫌いだけどね。襲われて…」
 髪を振り乱してベッドの上で呆然とする僕。そうなんだ、真帆ちゃん、あの海開きの時に見たお兄さんに襲われて、それで男嫌いに…。
「なんとか言ってよ!男なんでしょ!右京さんなんでしょ!」
 全て終わったという感じで僕はぼそっと喋り始める僕。でももう声は男だった時の声には戻らなかった。
「…そうだよ、あたし、杏奈じゃない。真帆ちゃんの言ってる通り、兄の右京よ」
「やっぱり…」
 僕の声に真帆ちゃんが深くうなずいて、更にきっとした目で僕を睨む。
「あたしだって、訳わかんないわよ。気づいたら病院のベッドでさ…聞いたら妹の杏奈の生殖器を移植されててさ…杏奈になるべくいろんな事覚えさせられたり、体をあちこちいじられたり…さ…」
「そんな事して…唯で済むと思ってるの?本物の杏奈ちゃんは?どうしたのよ!」
「死んだ…よ…」
「う、うそ…」
 僕のその言葉に両手で顔を覆った真帆ちゃんの目からは大粒の涙があふれ、次の瞬間言葉にしようのない泣き声が彼女の口から出る。わんわん泣き叫ぶ彼女に、仕方なかったとは言え、悪い事してしまったと反省。
 暫くして彼女が落ち着いてきた頃、僕はぼそりと話す。
「真帆ちゃん、ごめんね。僕ももう生きていけない。多分僕消されるか、どっか遠い所に行くと思う。これで良かったんだよ。僕も杏奈の事大好きだったし、僕もあの世で杏奈と会えるからさ…」
 と僕が真帆ちゃんに話しかけていた時、
(どけ!バカ兄貴!)
 僕の脳裏ではっきりした声、久しぶりに聞く本物の杏奈の声。
(どいてろ!あとあたしがやるから!)
 その瞬間、僕の口からは思った事が喋れなくなり、手足が勝手に動き出し始める。感覚はあるけど…。
 ドアの横にまだ立ち尽くしている真帆ちゃんの横に、僕の体はゆっくりと動き出した。
「まーほーちゃん」
 僕の口からはっきりそれとわかる杏奈の声が出る。そして僕の手はあのクリオネのサインを形作っていた。
「な、何よ今更…」
 まだ目つきの険しい顔で僕を睨んでいる彼女の手に、僕の手で作ったクリオネのサインがそっと当たる。いきなり僕の顔をじつと見つめる真帆ちゃん。
「本当はこうだったよね。もう一回」
 僕の顔を見ながら軽く手でクリオネのサインを作る真帆ちゃんに、僕の手のクリオネサインがつんと当たる。その瞬間びっくりして僕の顔を見つめる彼女。
「真帆ちゃーん、ごめんね。死んだのは実はあたしなの。それでさ、京極の人がさ、私をある人とくっつける為にさ、ひとり生き残った兄貴の右京をあたしに仕立て上げたってわけなの…」
「う、うそでしょ…」
「嘘じゃないわよ。でもさ、兄貴バカだからさ、完全にあたしに成りきれなくってさ」
「そんな事、あるわけ…」
「だからさー、お願いだからさ、誰にもこの事言わないで」
 まだ疑ってる目をしている真帆ちゃんに僕の口から続けさまに杏奈の声が出る。
「もし誰かに言ったらあたしも言っちゃうぞ!屋上で二人で煙草吸った事とかさ、放課後教室で蜂蜜酒飲んだ事とか…」
 二人しか知らないはずの事を僕の口を借りた杏奈が喋ったその瞬間、
「杏奈ちゃん!」
 突然僕に飛び掛ってきた真帆ちゃん。
「杏奈!杏奈ちゃんだ!本物の杏奈ちゃんだ!会いたかったよー!」
 そう叫んだ彼女はあらんかぎりの力で僕をベッドの方へ押し返しはじめる。もうこんな女の子にも体力は負けちゃうほど弱弱しくなった僕。そして強引に僕を押し倒すと、今度はさっきと違ってうつぶせの僕にのしかかって顔とか体をすりすりし始める。
 さっきはあまりの事に気づかなかったけど、まるでマシュマロみたいに柔らかくてで、ちょっと冷たくて、いい香りのする女の子の体。女の子になりつつある僕なんかとは全然比べ物にならない。
「こらあ、真帆っ!」
 そんな言葉が出た僕の体は勝手に起き上がって、今度はベッドに座りなおしつつ、彼女の体を背中から抱きかかえ、そして、僕の唇と真帆ちゃんのそれがゆっくりとくっつく。
 すっごく柔らかい彼女の唇。長々とそれを重ねた僕と真帆ちゃんが絡み合ってベッドの上に倒れる。
「好きだよ、真帆ちゃん」
「あたしもー」
 僕の体を借りた杏奈の声に真帆ちゃんも丸い目を愛情でいっぱいにしてきらきらさせながら、再び唇を重ねる二人だった。

「あん…あ…ん…」
 僕の口から杏奈の可愛い声でそんな言葉がでる。お互いブラをはずし合って互いの胸を指や舌でさわりっこしたり口に含んで愛撫してあげたり。以前田柄さんに無理矢理そうされた時とは大違い。されればされる程真帆ちゃんが愛おしくなっていく。
 もう三十分近くそんな事を続けただろうか。ふと僕の体を借りた杏奈の手が真帆ちゃんの白いレースのパンツの中に入る。それは僕にしても当然未経験の感触だった。男とは違う柔らかですべすべの体に生えた恥毛の中のその感覚。
「真帆ちゃん、やったげよか?」
「えーちょっと恥ずかしいよ…」
「だってさ、あたし今日で真帆ちゃんと会うの最後かもしれないしさ」
「えー、どうして、どういう事!」
 びっくりした様子で起き上がろうとした真帆ちゃんのパンツを、僕に乗り移ったみたいな杏奈がそっと膝まで下ろすと、僕の目に飛び込んできた衝撃の光景。
 女の子のあれって学校の保健体育の教科書でどんなのかは知ってた。高杉達と見たエッチな写真集でもある程度はどんなものか知ってたけど、それを生で見るのは初めてな僕。
 なんなんだろ、長方形の恥毛の下の方にある、黒ずんだ皮膚の中に有る、しわくちゃの皮膚の中のピンク色のそれ。複雑な形でぬらぬらしてて、なんだか思ってたのと違う。
 クリオネの誘惑にも有ったけど、女の子が股間を最後まで隠すのは、その部分が唯一体の中で醜い部分だから、可愛いパンツでそれをカモフラージュするって。
 やがて僕の口は、その部分に向かって舌を、
(こら!杏奈!もうこれ以上やめろ!)
(なんでよ!真帆ちゃん嬉しそうだしさ。兄貴も見とけよなー。兄貴のあそこだって、いずれこうなるんだろ)
(げ、まじかよ)
(んでさ、こんな声出すんだぞ。ほら)
 僕の意思とは関係なく、僕の口が真帆ちゃんのあそこにキス、そして舌が小さな彼女の突起物に当たる。
「あ、ああん!あああああん!」
 僕の意識はそこで途切れる。
 
 突然の部屋の電話の音でふと目が覚める僕。ベッドの上でショーツ一枚で寝ていたらしい。
「あと十分です」
「はーい…」
 眠気とけだるさと頭痛が残るけど、大急ぎでブラを着け、ワンピを着る僕。と、真帆ちゃんの姿がどこにも無い。カバンも…。先に出て行ったんだろうか。
 身支度を整え、手早く部屋のドレッサーに向かって化粧直しする僕。
(あのあと、どうしたんだろ。真帆ちゃん、どんな顔して出て行ったんだろ)
 でもそんな事考える余裕なんてない。なんとか十分で身支度を整えて部屋から出る僕。
「あ、お会計は先に出られた方が済ませましたよ」
 口だけ見える窓口のお姉さんに軽く挨拶。外に出ると夏の昼下がり、セミの声はまだやかましかった。ううんそんな事より…。
(どうすんだよ僕…)
 とにかく、僕が杏奈じゃなく、しかも元男だって事がばれちゃった。
 アイフォンを見ると、柴崎さんから一件着信。そんなの無視して真帆ちゃんに電話しても繋がらない。留守録さえ解除されていた。今真帆ちゃんが僕の事どう思ってるのかわからない。家に行こうにも、彼女の家がどこだかわかんない。唯一海開きの時に会ったクラスメートの愛利ちゃんに聞こうにも、絶対変に思われる。もしもう愛利ちゃんに僕の事が伝わってたらと、気が気でない! 
(ばれたら死刑)
(酒持って雪山行くか?)
 柴崎さんの声が頭の中でがんがん響く。とにかく、こうなった今京極家には帰れないだろう。でも、どこへ?お金手持ちに無いし、銀行にもそんなに無い。帰ったら、本当にどっかに閉じ込められて…その後…。
 履いているミュールの音も悲しげに、僕はなんともなしふらふらと藤沢駅に向かっていた。とそり時、
(そうだ、新宿に行こう…)
 新宿には僕みたいな人が集まる街が有るって聞いた。卵巣と子宮を埋め込まれた僕をその街の人がどう思うかわかんないけど、といっても誰も信用してくれないだろな。でもお仕事しますって言ったら、誰かしらこんな僕泊めてくれる人がいるかも…。うん、そうしよう。いいよ、一度死んだかもしれない僕だし。もうどうなっても…。
 と、その前に合っておきたい人がいるって事忘れてた。悪友だった高杉。もうこの先会えるかどうかわからない。
(会って一言さよならだけ…)
 そう思った僕は高杉にライン電話を入れた。

「あれ?杏奈ちゃん?どうしたの?」
 素っ頓狂な高杉の声に一瞬微笑む僕。
「あ、ううん、急にさ、兄の事もっと聞きたくなって」
「あ、じゃあ今から会えない?」
「あ、うん、いいよ…」
 本当、すぐ女と会いたがる。あいつらしい。
「今どこなの?」
「んと、藤沢駅」
「じゃさ、五時頃渋谷の一○九前でどう?」
「いいよ」
「どしたの?元気なさそうじゃん」
「え、ううん、なんでもないです」
 そう言って電話を切り、僕はJRの藤沢駅改札に向かった。
 
(そっか、ここって僕が水着買ったところだ。まき子さん、とも子さん。お世話になりました)
 夏の夕暮れ、人と車り喧騒を耳に目の前のビルを見つつ軽くお辞儀する僕。そして時計は五時丁度。ふと見ると両手を後ろにして僕に近づいて来る一人の男がいた。
(高杉?いや違う誰だろ?スーツ着てオールバックだし。何かの勧誘?)
 実際女の子で街歩くと、過去何度かこういう人に声かけられて…。と僕に近づいて来たその男は、
(え?高杉?)
「お久しぶり」
 そう言って奴は僕に軽くお辞儀する。ていうか笑わせるなよ、そんな格好でさ。
「あ、お久しぶりです」
 僕も笑顔を作って軽くお辞儀。そしてどこか喫茶店にでもとあたりを見回した時、
「あ、あの、杏奈ちゃん?」
 初めて見る奴のなんか仰々しく改まった態度。
「何?」
 そう答える僕に、彼は一瞬天を仰いで口をもごもごさせた後、喋りだした。
「あ、あの、杏奈ちゃん。お兄さんを失われた、その気持ち、すっごく俺わかるんだ。で、でもさ、もう右京はあっちの人になっちまったんだ。そんなお兄さんの事を、その、いつまでも思って悲しんでも、意味が、ないと思うんだ…そんな杏奈ちゃん見るの、とても辛いんだ」
 いきなりたどたどしく僕に話し出した高杉。
「こんな俺がさ、言うのも変だけどさ、杏奈ちゃん自身の為にもさ、その忘れるべきだと思うんだ」
 こいつ何言い出すんだと僕がちょっといぶかしがる目つきで彼を見る。
「電話の時の杏奈ちゃん、とても寂しげだった」
 違うよ。そうじゃないからさ…
「お、俺は、兄さんの右京の第一の理解者だと、自分で、思ってるんだ」
 まあ、多分そうだろうな。だからってなんだよ。
「だから、その、俺を、右京の身代わりだと、思って欲しいんだ」
 お兄さんになってくれるって事?まあ、逆だけど、いいよ。
 いつもと違うなんだか大人びた高杉に、僕は心の中で大笑いしながら、にっこりと女の笑顔を作った。
「だから、こ、これを、受け取って欲しい」
 その言葉と共にさっと後ろから出された奴の手には、三本の花の入った花束。え、どういう事だよ?
「あと、これ。渋谷の街で俺が食った中で一番美味い、その、たこ焼き。出来立てを無理言って買ってきた」
 どうりでさっきからソースの臭いがすると思ってたら、なんだよ、これか。え?だから、何なんだよ!。
 一瞬の沈黙の後、再び天を仰いで、僕の目をじっと見つめる高杉。
「あの、俺さ、頭わりーし、バイトしてるけど稼ぎすくねーし、親普通のリーマンだし…、でもさ、でもさ」
 だから、だからなんだよ!
「何も買ってやれねーけど、美味しい物奢ってやれねーけどさ」
 僕は一瞬嫌な予感がした。スーツに花束にプレゼント…まさか!
「俺に出来る事はさ、寂しげな杏奈ちゃんを笑わせてやる事だけだけど、もしこんな俺でよかったらさ…」
 やべーやべー!こいつ本気だ!
 その瞬間、奴の声が大きくなった。
「俺と!付き合ってくれ!」
 そう言って深く頭を下げ、僕に花束とタコ焼きを差し出す彼が信じられなかった。僕が女として高杉に口説かれてる。あの、高杉が…。
 僕の口が半開きになる。予想外で信じられない光景。あのちゃらい高杉が、こんなに堂々と、人ごみの中で、周りの視線を気にせずにさ、これで僕が断ったら、僕悪者じゃんか!それに、どうすんだよこの花!早く花瓶にさしてやらないと、僕これから家出同然で新宿に…
「お願いします!杏奈ちゃん!」
 黙ってる僕に再び高杉の声。僕はそんな高杉がかわいそうになり、花とタコ焼きをそっと受け取る。
「頂くわ、でもお友達…」
「え!お友達!お友達からですか!十分すよ!」
 いや、あの僕さお友達のままでいましょうって言ったのに。でもあの人ごみの中、
「ひゃっほー!」
 と奇声を上げながら歩道の上を走っていく彼にそんな僕の言葉は伝わらなかった。
 程なく、僕と高杉はビル近くの歩道の手すりにもたれかかる様に座り、一舟のたこ焼きをつついていた。生前?の僕を面白おかしく、時には真っ赤な嘘も交えて話す彼。
(嘘ばっかりつきやがって)
 と思う僕だけど、突っ込むとめんどくさいのでそのまま笑顔で相槌を打つ事にした。
「さ、あたしそろそろ帰る」
「えー、もう帰っちゃうの?」
「だって元々長居する気無かったしさ、早く活けてやんないとこの花かわいそうじゃん」
「あ、あ、そうっすね。じゃ、また連絡しまーす」
 高杉との間に久しぶりに友達会話が復活したのが嬉しい。けど、どうしよう。新宿…。お花捨てるのかわいそうだし…



 結局さっき来た方向へ戻る僕。鎌倉駅から暗くなり始めた京極家へ向い歩く途中で、今日の事が真帆ちゃんの口からどっかに漏れてやしないかと冷や冷やする。物音がすると、誰か僕を!?とどきっとする。
 京極家の重厚な玄関の灯りが見えた時、僕は裏口から入ろうとすっとわき道へ入った時、
「なんで連絡よこさないの!」
 そこには僕の行動を見透かした様に柴崎さんが立っていた。
「今日、どうだった?うまくいったの?ばれてないよね?」
 質問攻め始める柴崎さんを半ばふりほどく様に無言で邸内に走り出す僕。
「ちょっと待ちなさいよ!」
 柴崎さんの言葉が後で追ってくるけど、僕は聞かないふりしてミュールを乱暴に脱ぎ散らかして部屋に閉じこもった。水村さんも加わって暫く外でわいわい言ってた二人の声もいつのまにか消える。
 今日一日の事であまりにも疲れた僕は、ワンピのままベッドに入って、いつのまにか可愛い寝息を立てていた。
 
 暗闇の中、ぽつんと明るい灯が現われ、それがたちまち人型に変わると、そこに現われる白い杏奈。
「兄貴、真帆ちゃんの事はもう心配ないからさ」
 洞窟の中みたいな所でぼーっとその様子を見てほっとする僕。
「ねえ、貸し一杯作ってあげたよね。そろそろ返してくんない?あたしが天国行く前にさ」
 ぼーっとした杏奈の姿を見ながら、何したらいいんだって考える僕。
「そーね、あたしまだ何も女らしい事してないからさー」
 そう言って空中に浮いたまま、手で髪をばさっとする彼女。
「一度でいいから、田柄さんと寝たかったなー」
 そう言って僕を見ながらわざとらしく口を尖らせてぽっと消える杏奈。
「まて、それってどういう事だよ!あいつと、エッチしろって事か?」
 恐ろしい彼女の要求に思わず声が出て、杏奈の方へ歩みだそうとする僕だけど、何故か足がなかなか動かない。
「待て!杏奈!」
 消えていく光に向かって声上げて、力一杯走り出そうとした瞬間、またもや僕は寝ていたベッドから転げ落ちた。


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