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精密治療

 


マイクロスコープとは?

・根管治療
 従来の根管治療は見えないところを手探りで行い、経験や手指の感覚で治療を 行なってきた。マイクロスコープの使用によって、「今まで見えたものがさらによく 見える。」「今まで見えなかったものが見える。」これらの二つの視覚革命により、 より精密で予知性の高い治療法へと大きな変貌をとげ患者様に提供できるように なりました。

 今まで根の再治療を何度も受けた事がある方もいらっしゃるかと思います。 根の治療がおろそかであると再度被せものを壊して根の治療をしなくては いけなくなってしまいます。 もちろん完璧な治療はありませんが今までより精密な 根管治療を受け再治療になる可能性を低くする事はできるはずです。

 2007年と2008年に発表されたシステマティックレビューによると、初めて行う 根管治療の成功率の全平均は74.6%で、再根管治療では76.7%であり、 世界的にみると4例の根管治療症例のうち、おおよそ1例の割合で経過不良症例が 発生していることになリます。歯内療法の専門医が少数である日本では、これらの 成功率よりさらに低いと言われております。そこでマイクロスコープを使用することに より成功率を高め、より良好な経過を辿る治療を提供できるようになってきました。

 しかし、マイクロスコープの普及は今後の歯科における重要な課題の一つで あります。2011年調べによる、日本におけるマイクロスコープの普及率は5%程度 でしかありません。しかもマイクロスコープを使用した治療はほとんど保険がきかないのが現状です。

 それでも実際良い治療を提供するため現在、当院では保険でマイクロスコープを 使用することによって高精度な治療に取り組んできます。