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     |  | ▼わらべさん: >まだまだ癒えないと思いますが、今後も宜しくお付き合い下さい。
 
 お役に立てるかは?ですが,妻の供養になると思いますから,
 つらつら書いてみます.相変わらずまとまりありません_o_
 
 >相変わらず元気で、毎日フルタイムで仕事に行ってます。
 
 お母様,お元気そうでなによりです.
 仕事ができる,御飯が食べられる,旅行に行ける等など
 普通のことができるのは大切なことです.
 とかく病気一色になりがちですから...
 
 病気のこと,治療法等,難しい事,厄介な事はわらべさんが
 引き受けて,お母様には人生を謳歌してもらうのが一番です!
 
 >しかし相変わらず肝転移がしつこく、少しずつProgressingです。
 
 すずきさんの言葉を借りると
 敵ながらあっぱれ.どこまでもしつこくて嫌な奴です.
 根負けしたら終わりですから頑張りましょう.
 
 >肝内を集中して攻めるべく、DSM-TACEを提案し、検討中です。
 
 動脈寒栓術等の局所療法は確かに劇的効果があります.
 高濃度の薬が使えるからでしょう.あっという間に腫瘍は小さくなります.
 ただリスクもありますから慎重にしなければならないと思います.
 
 妻の場合は,胃の裏にある脾臓転移病巣が増大して食べられない程
 胃を圧迫していたので動脈寒栓術をしましたが,治療の後胃を少しやられたようです.
 うーむ,致し返し.
 ガンをたたくことは叩きますが,周辺組織もある程度は
 やられるのでその覚悟は必要です.
 
 それに結構激痛を伴っていました.麻酔で対処はできてはいましたが.
 
 お母様,肝機能は正常ですか?
 健康診断レベルの下限を目指して欲しいのですが...
 
 >「エビデンスの無いCAP以降なんて しても意味がない」と言われ、呆れていました。
 
 どんな治療法も最初はエビデンスないですしね.
 
 エビデンスあっても,
 「先生,この治療は妻には効果あるのですか?」と聞いても
 「やってみないと,わからないんです」と良く言われました.
 なんと非科学的な答え.
 
 先生も人間ですから,バイタリティや進取の気性があるかないかで
 対応は違ってきます.
 
 (人間エビデンスないこと,いくらでもしてるのに.
 例えば,初詣.行ったところで御利益があるかエビデンスはない^_^)
 
 できることをやってもらいたいのが患者や家族の願いです.
 
 >最近のトレンドはマーカと画像診断の併用なのかな?
 
 頻度の差はあれ併用は以前から行われています.
 全身療法を考えているなら,マーカが正しく腫瘍の増大を
 示しているか,たまに画像で確認したいということだと思います.
 腫瘍の大きさとマーカ値は人それぞれのようですから.
 局所療法を考えているなら,それこそどこを叩くか見極めようということですね.
 (CTで腫瘍の場所を確認したら,その近辺の血管造影をする)
 
 前者を考えていて
 かつ,マーカと画像で見る腫瘍が一致しているなら
 あまりに頻繁なCT検査はあまり意味ない気がします.
 マーカと画像が一致していないなら画像に頼るしかないですが.
 
 月に一度マーカ&CTというのは,どこを念頭に実施しているかですね.
 
 叩かなければ駄目.叩きすぎても駄目.
 精神的にも,とても対処が難しい病気です.
 
 この病気,再発すると,すぱっと歯切れ良く納得できる
 治療法がないところが悩みです.
 慌てず,焦らず,じっくり病気に取り組んで下さい.
 
 良い治療法が見つかることをお祈り致します.
 
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