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Re(1):画像診断と抗ガン剤
 シーラス  - 12/2/10(金) 19:53 -

引用なし
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   ▼わらべさん:
>まだまだ癒えないと思いますが、今後も宜しくお付き合い下さい。

お役に立てるかは?ですが,妻の供養になると思いますから,
つらつら書いてみます.相変わらずまとまりありません_o_

>相変わらず元気で、毎日フルタイムで仕事に行ってます。

お母様,お元気そうでなによりです.
仕事ができる,御飯が食べられる,旅行に行ける等など
普通のことができるのは大切なことです.
とかく病気一色になりがちですから...

病気のこと,治療法等,難しい事,厄介な事はわらべさんが
引き受けて,お母様には人生を謳歌してもらうのが一番です!

>しかし相変わらず肝転移がしつこく、少しずつProgressingです。

すずきさんの言葉を借りると
敵ながらあっぱれ.どこまでもしつこくて嫌な奴です.
根負けしたら終わりですから頑張りましょう.

>肝内を集中して攻めるべく、DSM-TACEを提案し、検討中です。

動脈寒栓術等の局所療法は確かに劇的効果があります.
高濃度の薬が使えるからでしょう.あっという間に腫瘍は小さくなります.
ただリスクもありますから慎重にしなければならないと思います.

妻の場合は,胃の裏にある脾臓転移病巣が増大して食べられない程
胃を圧迫していたので動脈寒栓術をしましたが,治療の後胃を少しやられたようです.
うーむ,致し返し.
ガンをたたくことは叩きますが,周辺組織もある程度は
やられるのでその覚悟は必要です.

それに結構激痛を伴っていました.麻酔で対処はできてはいましたが.

お母様,肝機能は正常ですか?
健康診断レベルの下限を目指して欲しいのですが...

>「エビデンスの無いCAP以降なんて しても意味がない」と言われ、呆れていました。

どんな治療法も最初はエビデンスないですしね.

エビデンスあっても,
「先生,この治療は妻には効果あるのですか?」と聞いても
「やってみないと,わからないんです」と良く言われました.
なんと非科学的な答え.

先生も人間ですから,バイタリティや進取の気性があるかないかで
対応は違ってきます.

(人間エビデンスないこと,いくらでもしてるのに.
例えば,初詣.行ったところで御利益があるかエビデンスはない^_^)

できることをやってもらいたいのが患者や家族の願いです.

>最近のトレンドはマーカと画像診断の併用なのかな?

頻度の差はあれ併用は以前から行われています.
全身療法を考えているなら,マーカが正しく腫瘍の増大を
示しているか,たまに画像で確認したいということだと思います.
腫瘍の大きさとマーカ値は人それぞれのようですから.
局所療法を考えているなら,それこそどこを叩くか見極めようということですね.
(CTで腫瘍の場所を確認したら,その近辺の血管造影をする)

前者を考えていて
かつ,マーカと画像で見る腫瘍が一致しているなら
あまりに頻繁なCT検査はあまり意味ない気がします.
マーカと画像が一致していないなら画像に頼るしかないですが.

月に一度マーカ&CTというのは,どこを念頭に実施しているかですね.

叩かなければ駄目.叩きすぎても駄目.
精神的にも,とても対処が難しい病気です.

この病気,再発すると,すぱっと歯切れ良く納得できる
治療法がないところが悩みです.
慌てず,焦らず,じっくり病気に取り組んで下さい.

良い治療法が見つかることをお祈り致します.

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