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... なか 12/6/7(木) 13:14
... シーラス 12/6/9(土) 17:25
... なか 12/6/9(土) 18:56
... いくこ 12/6/13(水) 10:47
... なか 12/6/26(火) 22:07

漿液性IIICで、残存あり
 なか  - 12/6/7(木) 13:14 -

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   60代後半の母が昨年、卵巣がん(腹膜播種、漿液性IIIc)になってから、こちらを拝見している者です。記事を参考にしたり、やりとりに心なぐさめられたりしてきました。今回、はじめて投稿させていただきます。

実は、6回の抗がん剤治療で、CA125数値も一桁台とよくはなったのですが、残存腫瘍が、ダグラス窩に1センチちょいのものですが残っています(手術では癒着ゆえ取りきれなかったものです)。

小さくなった今、二度目の手術をして取りきってしまう選択と、もう少し抗がん剤をつづける方法を病院からは提示されています(抗がん剤副作用はかなり少ないようでした)。

手術の場合、リンパ廓清も同時に行う予定というのですが、最近では、リンパ廓清のメリットデメリット(浮腫や腸閉塞の確率アップ?)もあるようなので、老齢も含めて迷っています。大動脈周囲リンパ節すべてと、骨盤リンパ節のみの、どちらを選ぶかも思案中です。

母が若ければ、リスクをかけても根治手術にのぞむべきところなのでしょうが、皆様が体験されたり見聞されたりするなかの情報においては、このようなケースで、どう対応されていったでしょうか? 
いずれにいたしましても、われわれ家族も、覚悟は決めなければならないと思っているのですが、もしご意見をたまわれれば、幸甚でございます。 

 

Re(1):漿液性IIICで、残存あり
 シーラス  - 12/6/9(土) 17:25 -

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   なかさん,はじめまして.すずきさん,みなさん,こんにちは.

なかさん,お母様のこと,さぞかし御心配のことと心中お察し致します.

結論じみたことは書けませんが経験したことを書いてみます.

▼なかさん:
>母が若ければ、リスクをかけても根治手術にのぞむべきところなのでしょうが、皆様が体験されたり見聞されたりするなかの情報においては、このようなケースで、どう対応されていったでしょうか? 

再発時にリンパ節廓清を奨められましたので,いくつかの病院を回ったり
セミナーに行ったりしました.
免疫力重視の先生は,「2度も,3度も手術するのは日本だけだよ」と言われ,
婦人科の先生は,「取りきれるだけ,取りまくる.何度でも手術する」と.
私達も相当迷いましたが,妻が「もう手術はこりごり」と言うので,
抗がん剤と漢方薬に全てを托すことにしました.
何度もリンパ節に再発しましたが,7年近く生きてくれたので,
本人も納得していましたし,それはそれでよかったのかと思います.
まだ若かったので,リンパ浮腫も嫌っていました.

その後,欧米の論文でリンパ節廓清に長期延命効果がないような記述を
見つけましたので,やらなくてよかったと2人で喜んだものです.
何年か前入院中にリンパ節廓清したのに2年で肝臓に再発した人と
知り合うこともありました.

あくまで素人の私見ですが...
リンパ節廓清のような大手術は相当体力,免疫力を奪う気がします.
たとえ,目に見える病巣が無くなったとしても再発可能性は0にはなりませんし.
リンパ節廓清しなければリンパ節への再発の可能性は相当高いですが,
抗がん剤の効き目は他の臓器への転移に比べれば良好と考えます.

ダグラス窩の残存病巣は気になりますが,1センチくらいなら
すぐにどうこうということではないと思います.
あせらず,じっくりとお母様の性格や現在の精神状態,体調等を考えて
今後の治療方法を決めていって下さい.

以前にも書きましたが,最も必要なのは体力と精神力です.
抗がん剤治療で体力落ちていると思いますので食事等にも気をつけてあげて下さい.
病気一色になりがちなら気晴らしも必要でしょう.
御家族みなさんでお母様を支えてあげて下さい.
家族に囲まれて生きる喜びを感じることが最良の薬です.

納得がいく治療法が見つかることをお祈り致します.

これから梅雨,暑い夏がやってきます.みなさまお身体御自愛下さい.

Re(2):漿液性IIICで、残存あり
 なか  - 12/6/9(土) 18:56 -

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   シーラスさま

 さっそくのご返信、ありがとうございます。なか、でございます。
 患者さんやそのご家族の体験談は、たいへん参考になります。

 そのような経緯と御判断があったのですね。
 
 治療の考え方の差がまさに出るところなので、悩ましいですが、時間もかぎられますので、もうしばらく家族で話したいと思っています。

 まさにおっしゃるように、免疫の勝負というところもあろうかと思いますので、個人的には、抗がん剤で乗り切る方向に傾いているところです。

 かえすがえすも、こちらの掲示板では、みなさんのご意見にうなったり感心することが多いです。

 母の場合、顕著だったのは、術前でのアクプラが奏功したということでした。TC主流のなかで、ここまで効くということがむしろ不思議でした。
 どなたかのお役に立つかもしれませんので、私どものたいけんしたことも、折にふれてこちらに参加して、披露できるようなこともあればと思っております。

 おやさしい言葉も含めて、多謝でございます。立ち向かっていく気持にもなってきました。

 お返事おそくなりまして、失礼いたしました。

Re(3):漿液性IIICで、残存あり
 いくこ  - 12/6/13(水) 10:47 -

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   ▼なかさん:
始めまして。お母様のご病気ではご心配の事と思います。

私の母もちょうど5年前、67歳(現在72歳)で、4期の卵巣癌が発覚し以下の経緯を辿っています。
そして再発後は、現在まで治療中も含めて、ほぼ普段どおりの生活ができています。

2007 抗癌剤(TC)⇒根治手術⇒抗癌剤(CAP&TC)⇒CA125一桁&画像上の寛解

2009 再発⇒抗癌剤(weekly TC 6クール) ⇒CA125一桁&画像上の寛解

2010 再再発⇒抗癌剤(weekly TC 5クール)⇒CA125一桁&画像上の寛解

2011 再々再発⇒抗癌剤(monthly C 5クール:タキソールにアレルギーが出て使えなくなんったのでカルボプラチンのみ)⇒CA125一桁&画像上の寛解

2012 再々々再発⇒抗癌剤(カルボプラチンにもアレルギーが出てネダプラチン(アクプラ))⇒現在3クール治療中
※今回初めて試したネダプラチン(アクプラ)については、シスプラチンの副作用を抑えた日本製の薬でまだまだマイナーですが、個人的には優れものの抗がん剤だと思っています。
そして、今回240まで上がってしまったCA125も下がってきました。


さて、ダグラス窩付近1センチ腫瘍の抗がん剤か再手術かについてですが、もし、自分だったらという立場で考えると、まずは主治医と腹腔鏡手術などの負担が少ない手術で採りきれるかどうかを相談し、それが可能であれば取りきってしまうし、どうしても負担の大きな手術になるのなら抗がん剤に頼ると思います。
(リンパ節については、母の場合は根治術の際に取ってしまいましたが、シーラスさんが仰るとおり、賛否両論があるので拘らなくて良いと思います。)

ただ、上記の判断は、手術・抗がん剤とも、母が積極治療派であるということが最大の要因です。なかさんのお母様が手術に気が進まないようなら、無理する必要は全く無いと思いますので、よくご相談されてご決定なされると良いと思います。

お互いに頑張って応援していきましょう。

Re(4):漿液性IIICで、残存あり
 なか  - 12/6/26(火) 22:07 -

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   いくこさま

 しばらく寄らずにいたあいだに、レスありがとうございます。お母様の年齢とうちの母の年齢が近く、ひと事と思えません。

 治療の経過を拝見するに、そのたびに寛解になっているのがすごいですね。ご本人のまさに積極性といくこさまらご家族の支えが察せられる感じです。
 アクプラのことを書いておられましたが、うちの母も実は抗がん剤はアクプラ使用でした(初回TCでアレルギーが出たため)。
 三回目くらいで一挙にマーカーは下がりました。1000以上が10以下。副作用が少なかったのも含め、ドクターの選択には頭を下げているほどです。
 アクプラでは吐き気がなかったのが母にはよかったようです。
 ですが、いくこさんのお母様のようにTCが使えれば本当はもっとよかったのですが、初回でTC治療が無に帰したときの失望感を思えば、先生たちには感謝しております。

 なお、母はその後、リンパ転移なしという観点で、相談の結果、残存腫瘍のみを取る根治手術に挑むことになりました。
 リンパに手を付けないのは少々リスクを取る感じではありますが、今の段階ではよかったかと思っています。

 7月にはまたご報告できるのではと思っております。

 たいへん参考になるレスありがとうございました。

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