テント

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キャンプに欠かせないテントです。

maroたちがキャンプを始めた頃は、ファミリーキャンプといえばロッジ型といわれる大型のテントを使う人が多かったです。
今は、ロッジ型のテントにお目にかかることはほとんどなくなってしまい、大型のドーム型テントが主流です。
maroたちは、家族が二人だけだったこともありずっと小型のテントばかりを使ってきました。
小さくてしまうスペースが少なくて済む。(だからたくさん買いすぎた?)軽いから駐車場から多少離れたサイトでもそれほど苦労しないし、設営も楽です。
スクリーンタープの快適性を知ってしまってからはドームテントはインナーのみの使用が増え、現在(2011年)主に使っているテントは前室の大きなドームテントへと変わってきています。

<何人用のテントを買うか>
一般に言われていますが、テントの収容人数表示はあまりあてになりません。
寝るだけのスペースとしても、一人分以上の余裕を見るのが普通です。つまり、二人で使うなら三人用がお薦めということ。
とはいえ、最近は少し大きめのサイズの物が増えてきましたし、海外ブランドのテントはややサイズに余裕のあるものが多いようです。
サイズ表示は重要な情報です。畳一枚が大体180cmX90cm弱。ファミリー向けのテントで2.7mX2.7mのテントは、床が大体4畳半になりますが、壁が斜めになりますので、立っているともっとずっと狭く感じます。

<どのブランドを選ぶか>
これからキャンプを続けようという方には、ある程度名の知られたメーカーやブランドのものをお薦めします。
ファミリーキャンプ向けからツーリング向けのテントが多いメーカー、ツーリング向けから登山向けのテントの充実しているメーカー、登山向け専門のメーカーなどがありますが、自分のキャンプスタイルを考えて最適のテントを選びましょう。

大型のファミリーキャンプ用のテントは、同一メーカー・ブランドでシステマチック(?)に組み合わせることが出来るものなどがあり、このあたりに焦点を絞って買い揃えるのも良いでしょう。
登山向けのテントのバリエーションが多いメーカー・ブランドでは、同じサイズなら価格が高いほうが軽くコンパクトなものが多いようですが、「軽さ≒生地の薄さ」や「軽さ=フライなし=不便」という面もあるので、注意しましょう。

キャンプは初めてで、これから先続けるかどうかわからないというのなら、まずはホームセンターの数千円のテントという選択肢もあります。
数千円のテントでも数回の使用には耐えられると思いますし、使っている間に自分にはどんなテントがよいのかがわかってくると思います。

<どんな仕様のものを選ぶか>
ファミリーキャンプであれば、スリーブ式か、吊り下げ併用のドーム型が普通ですが、1~4人用で高さが1.5m以下の小型のものは吊り下げ式がお薦めです。
吊り下げ式ならば、テント位置を決め、ペグダウンしてから建てることも出来ますし、フライシート(テントの外側のカバー)を張ったまま本体を外すことで、撤収時のテント本体の濡れを防ぐことも出来ます。
また、スリーブ内に虫が入ることもありませんので、メンテナンスも楽です。

ポールは出来ればジュラルミンなどの金属製のものが良いです。
そのほか、フライシートが、テント本体をすっぽり覆ってしまうもの(フルフライ)の方が、防水性、結露防止の面で有利になりますし、前室付であれば靴をテントの中に入れる必要が無いなどの特長があります。

<試し張りの薦め>
買ったばかりのテントは、キャンプに行く前に試し張りをお薦めします。一度試し張りをするだけで、本番のキャンプ場での設営時間は大幅に短縮されますし、付属品の内容の確認や、欠品などの確認も出来ます。
maroの経験では、ポールに不具合があった例があります。初めてのキャンプで、テントを張るのにやたらに時間がかかったり、部品が足りないために結局テントが使えなかったのでは仕方ないですしね。

maro は今まで、海外ブランドのテントも多く使ってきました。
海外ブランドのテントに対しては、日本の気候との差や、防水性について疑問を持たれている人もいますが、冬山キャンプや荒天でのキャンプをしないのであれば、問題は無いと感じています。
それより、どこのキャンプ場に行っても見かけるテントより、一目でわかる個性的なテントのほうが、持っていて、使っていて楽しいと感じるのは maro だけでしょうか。

<防水の劣化>(June 2019)
35年以上もテントやタープとお付き合いしていますが、その間にいくつものテント・タープと出会い、別れてきました。
出会いはともかくとして別れることになった理由は二つ。一つはそのテントを使わなくなったこと。そしてもう一つは、防水の劣化です。(防水と言えばシームテープなどの劣化、剥がれも関係しますが、ここではテント・タープの幕体に施された防水のことを書きます。)

多くのテント(綿やポリコットンを使ったテント以外)は、布の内側(室内側)にポリウレタンで防水をしてありますが、このポリウレタンが加水分解をすることで、ベタついたり臭いを発生させたりします。
加水分解は、製造後2~3年程度から20年以上とかなりの差がありますが、手入れや保管方法により差が出るとされています。

これらの劣化を防ぐ注意点としては
  1. 使用後はなるべくきれいにし、なるべく早く充分に乾燥させる。
  2. 暑くなく風通しがよく、直射日光が当たらないところに保管する。
  3. バッグのファスナーなどはきっちり閉めず、空気の出入りがあるようにする。できればバッグから出しておく。
とまあシュラフなんかと同じようなことになります。

もうすでに劣化しているテント・タープを持っていれば、修理ができるのかということに興味がわきますよね。

その可否や方法について調べてみましたが、ポリウレタン防水の再加工はできないそうです。
中には、重曹で洗い、ポリウレタンを剥がしたあと撥水処理をするという人もいますが、これでは単なる撥水で、防水にはなりません。

代替の処理としては、十分洗浄をした後に、外側には撥水剤を塗り、内側(防水処理面)にはシリコンスプレーやシリコンワックスで処理をするという方法をとる人が多いようです。実際にシリコンスプレーを掛けてみた結果、ベタつきは少なくなりますが、無くなりはしませんでした。
また浸透性の撥水剤(POLON-T)を塗る場合は、内部の処理はしなくても良いとされているようです。
ただしどの処理を行っても、新品の防水性能の回復や維持は難しいのが現状のようです。

というわけで、決定版は・・・

よほど愛着が無い限りは、劣化したらあきらめて新しいテント・タープを買う。

これに尽きます。

maro は最近、お気に入りの Albergo 23 を手放しましたが、加水分解はブランドや価格とは関係なく起こることがわかりましたので、次は割り切って価格の安いスクリーンタープを買うことにしました。

ちなみに15~20年前に購入した Sierra Designs の二つのテントはアメリカのブランドですが、意外なことに防水の劣化はわずかで、まだまだ使えそうです。


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