鉄鈷山〜東床ノ尾山縦走後、本山を目指す。有名な段ヶ峰の東方にある鋭鋒、過日の婆々山からかすかに確認。
惹かれないが、地理院地図を見ると、段ヶ峰の南東、フトウガ峰と本山の間、なだらかな尾根続き、歩けないか?
播但道:和田山ICから生野北ICで降り、国道312号を少し南下、生野交差点で右折、生野トンネルを抜け、右折、
ゴルフ場への分岐を過ぎ、左側に注意、滝後口バス停で菖蒲沢への道標に従い、左の枝道へ。民家の点在する中、
細い道を進む。未舗装道に入り、廃屋前の空き地に駐車。林道終点まで車で進めるがガタガタ道。しばらく進むと、
採石置場を通過。栃原川を見下ろしながら進む。渓流の趣は悪くないが、岩ゴロゴロで採石の場となっているよう。
小橋を渡り、渓流を高巻くように歩きにくい砂利道を進む。埃っぽいが一帯、新緑が鮮やか。左側、伐採された
山腹の岩壁が目を引く。程なく段ヶ峰への登山口表示あり。南面から登るのが一般的だが、こちらからも登れるのか。
もうしばらく進むと、広場状の林道終点着。道標も目印もなく、進路にとまどうが、沢沿い踏み跡が延びている。
少し進むと、黄テープに手書き文字が薄く読める。本山へ55分、ここからわたるとあり、石伝いに渡渉。沢沿い、
植林中、踏み跡をたどる。足元は悪くなく、難渋せず進める。黄テープが所々現れる。沢の両岸、どちらでも進めそう。
やや沢から離れ、高巻くようにしばらく進み、沢岸に戻った所で、鹿除けネットのある開けた場所に出る。ここが、
ガイド本にある広場のよう。尾根への取付き点を探しながら、沢沿いに少し進むと、テープの目立つ地点に出る。
テープは沢沿い更に続いているようでもあるが、眼前、取付きやすそうな斜面、とにかく登り切れば尾根に出るはず、
取付く。テープが見当たらなくなり、用心して紙テープを木枝に巻きつけながら急斜面、木枝を掴みながら登る。
短時間で尾根上に出る。進路に迷うが、山頂を過ぎているはずはなく、左へ。少し進むと、テープが現れる。雑林中、
踏み跡もなく、歩きやすい所を選びながら進む。タムシバに少し難渋。短時間の急登後、低灌木密生の山頂
に出る。山頂表示はないが三角点あり。前面の展望が開け、東南に伸びる尾根越し山並みが見える。道標も
踏み跡もない山登りはまれ、少し達成感、満足感あり。すぐ背後の灌木中にテープあり、これがフトウガ峰への道か。
往路の段ヶ峰登山口を利用、周回できるかもしれない。往路を引き返す。テープをたどって下山してみる。やはり、
自分が取付いた地点よりもう少し沢沿いに進んだ地点に降り立つ。目印のテープもある。⇒トップページへ
道標も道もない通向きのマイナーな山 981m 兵庫県朝来市
2012年5月24日(木)曇 13:00廃屋前→13:30林道終点→14:05尾根上→14:20山頂→15:40廃屋前