男性的威容を示す東大雪の最高峰(日本200名山) 2013m 北海道上士幌町
2022824日()曇→晴 4:40第一駐車場→7:201662mB点→8:25主尾根上1850mC点→10:05山頂15:40駐車場(地図地図
22日天塩岳から下山後、国道273号を南下、途中、石狩岳と本山への林道入口を確認。糠平源泉郷の糠平館観光ホテル(施設は古いが2食付11000円で夕食豪華)に3連泊、本山と石狩岳を目指す。昨日は雨、一日休養。晴天の予報の今日明日、2山を目指す。3:50おにぎり弁当をもらいホテル発。国道273号を北上、幌加温泉道標に従い温泉への舗装道を進むとすぐに右に林道入口、登山道標あり。200m程悪路を進むとゲートが閉鎖され、2km先の第二駐車場まで進めない。やはり8/16の大雨で林道が荒れたため。ゲート横の第一駐車場出入口で泥濘の深い轍にタイヤを取られる。さらに、駐車場内を移動中、深い窪みに車体がはまり、脱出に難儀。これが今回一番のピンチ!気を取り直しておにぎり2個食べ出発。約30分で第二駐車場前の登山口A点着。ネット情報で泥濘に難儀するとあったので沢靴着用。雰囲気の良い樹林帯の中、暖傾斜の楽な道が続く。泥濘が時々現れ、多くは回避できるが一面泥濘の個所もある。沢靴なのでどんどん進む。渓流の渡渉も2,3回あり、靴の泥を落せる。支尾根端の1662m点に登ると、山頂方向の展望が開けるがガスっている。沢靴をデポし小休止。しばらくは楽な道だが主尾根上に出るまで急登が続く。滑りやすい急斜面、ロープ頼りに登り切ると、標高1850mの主尾根端。ここから山頂への稜線歩き。小休止後出発。先日のオプタテシケ同様、烈風が吹き荒れ、身体をあおられる。雨具着用。身体が冷え、かつてのトムラウシの遭難を思い出し、8月でも低体温症が案じられる。烈風がなければ、起伏のある総じて痩せた尾根だが高低差は少なく、それ程シビアではない。前天狗の辺りで進路を左に転じ、大石ゴロゴロの地帯をペンキマーク頼りに抜ける。山頂に近づくといよいよ風が強まり、山頂手前の痩せた岩稜は用心しながら通過。登頂の感動に浸る余裕なく下山を急ぐ。数人と会う。ガスが晴れてきて展望が少し開けるが山頂部は晴れず。1662m点まで戻ると本山の姿をほぼ確認(写真)。大きく見える山塊はトムラウシか(写真)。長い平坦路の歩きも登頂の満足感でウンザリせず。一句「烈風の岩稜染める地衣紅葉」⇒トップページ