霞 沢 岳

雨の上高地、清冽な空気に心洗われる かすみざわだけ 2645m 長野県松本市

1日目 2011822日()雨 15:30上高地バスターミナル→16:25嘉門次小屋

7月下旬の焼岳笠ヶ岳山行、雨にたたられ、両百名山の良さが分からず心残り。仕事の合間の3連休、思い立って
両山がよく見えるという本山へ。全国的にパッとしない天気予報だが貴重な3連休、夜勤明けで出発。松本まで曇天、
期待空しく上高地は雨。それでも、沢山の観光バス。1回100円のトイレを済ませ、予約している嘉門次小屋へ。
梓川沿い、広大な自然林の中、整備された散策路を進む。17年ぶりの上高地、展望はないが、
その清冽な空気に
心洗われる。雑念の世界からタイムスリップしたよう、来て良かったか。散策から戻る人と次々にすれ違う。
明神橋を渡り、小屋着。アルプス登山の開拓者ウエストンの案内人:上條嘉門次由来の山小屋。すぐ裏の明神池へ。
何と拝観料300円!池畔に社、明神池・明神岳をご神体とする由緒ある神社。全体が神域、有料も納得。池は
幽玄の趣。人工的に配したような石、日本庭園風でもある。宿の受付はソフトで好印象。夕食付6500円も安い。
客は自分ひとり!驚いていると、嘉門次の曾孫らしい高齢夫人に「ウチではめずらしいことではない」と苦笑される。
ホテル泊の観光客に飲食物や土産品を売って経営している様子。山小屋としては、設備が格段に良く、民宿並み。
きれいな檜風呂に一人ゆっくりつかる。先に出た温厚な高齢男性がご主人か。食事も豪華、特にウエストンが
好んだというチキンのカレー煮がおいしい。食後、沢山ある山の写真集を眺めてゆっくり過ごす。
2日目