先週末は仕事多忙、山行休止。仕事が一段落着き、関西全域好天の予報にかねて計画していた本山へ。6年前の夏、本山南の小入谷から登り、深緑の自然林が印象に残った山。昨4月、対面の駒ヶ岳から下山後本山尾根端を通過、なだらかな取付きやすさに惹かれ、積雪期に登山道のない尾根をたどってみる(地図)。この冬、北国は記録的な降雪、近畿の山も雪が深かったが、最近寒気が緩み、雨も降り、雪解けが進んだか。国道367号から県道23号終点近くまで走るが沿道名残雪が少し。木地山バス停横の集会所脇に駐車。川沿い車道を進み、川の南谷と北谷との分岐点少し手前の小橋で川を渡る。南谷南の長い尾根に取付く。幸い疎林の中程度の傾斜。ブッシュに阻まれないか案じていたがシャクナゲの灌木をかわしながら進める。急傾斜もあるが先日の赤谷山の取付きと比べ大したことはない。予想以上に雪解けが進み、所々雪だまりが残る程度。尾根上、樹林の趣が良い。眼前、本山が大きい。登るにつれ、雪面になるが締まっていて足が沈まない。持参のワカンは使用せず。長い尾根上、標識がないため、現在地があやふや。山頂までの距離が目安。登りで進路に迷はないが下る場合は分岐が多く迷いそう。所々山並みの展望が開けるが山名同定できない。締まった雪の急斜面でアイゼン着用。山頂手前の痩せ尾根の通過、少し難渋。ロープのある急登をこなし、山頂へ。山頂下、樹林の趣が良い。立派な山頂表示板あり。山頂部、雪が深い。思いがけず沢山の足跡。予報に反し寒風の吹く曇り空だったが、陽射しが出、晴々くつろいで昼食休憩。北東に伸びる下山の尾根は明瞭。足跡もこの尾根をたどっている。広い伸びやかな雪原の尾根を開放的な気分で下る。先行者の足跡が邪魔だが進路に迷う個所では助かる。標高723m点にテープ表示あり。東北東へ広い尾根を下る予定が、踏み跡に従い南東へ下り、痩せ尾根を通過。激下りに難渋するが、尾根端に向かい暖傾斜になり、昨年確認した個所に出る。渓流でストック、スパッツの汚れを洗い落とし、車道を短時間で駐車点へ戻る。⇒トップページへ |