2007年6月6日:ザルツブルグ(日帰り)
ミュンヘンからの日帰りでオーストリア西部の都市「ザルツブルグ」へ行った。
ザルツブルグへは、ミュンヘンからICクラスの列車で約1時間半で到着する。行きはミュンヘンを9時半頃出発し、11時頃到着。観光で回る範囲のトロリーバスなどの交通機関に乗り放題で、博物館なども自由に入場できる「ザルツブルグカード」を駅構内で購入(23ユーロ/1人)し、早速トロリーバスで中心街へ向かう。
ザルツブルグといえば、「モーツァルト」が最も有名である。テレビでおなじみの旧市街は川の向こうにあるが、その前にまずは「モーツァルト博物館」を見学してから、川を渡って旧市街へと向かった。
テレビでおなじみの「旧市街」の光景である。狭い路地ながら、個性的な看板が数多く突き出していて、雰囲気を醸し出している。この通りにはブティックやお土産屋の他、イースターエッグを展示したショーウインドウ(写真下)もあり、街の景観をさらに引き立てていた。
そして何よりもこの通りの最大の観光名所は、写真中央の黄色い建物の「モーツァルト生誕の家」である。モーツァルトの時代の家具、楽器や、オペラ作品の舞台イメージなどの展示がある。もちろん、ここもザルツブルグカードで入ることができる。
さらにこの隣には「蝋人形館」があり、中世の宮廷生活や市民の生活などをイヤホンガイドとともに見ることができる。ザルツブルグカードを持っていれば入ってみてもいいと思う。
旧市街を山の方へ歩いていくと、ザルツブルグのどこからでも見える「ホーエンザルツブルグ城」がある。ここへは大聖堂の前を通って、ロープウェーで上っていく。約2分程度で頂上駅に着き、すぐ近くの展望台からは街を一望できる(写真右)。ぼーっと景色を眺め続けていたくなるような美しい景色である。ザルツブルグ城内に入ると、武具の展示や「人形劇」のミニ博物館もある。
しばし高い所からの眺めに浸ってから山を降りると、大聖堂でミサがあるということで、かみさんはそれを見に行ってしまった。残された私と子供は、大聖堂前から出る「馬車」に乗ることにした。旧市街を取り囲む道を25分かけて一回りする。33ユーロはちょっと高かったが、思い出として奮発。馬の歩みの音と街の雰囲気がぴったりマッチしている。あとでかみさんにこの話をしたらひどく羨ましがられた。
旧市街を去り、駅へ戻る途中の川沿いに映画「サウンドオブミュージック」でも使われた「ミラベル庭園」がある。美しく手入れされており、思い思いの時間を過ごす人たちがたくさんいた。ここからもホーエンザルツブルグ城は良く見える。
その後、ザルツブルグ中央駅まで戻り、夜9時発の列車でミュンヘンまで戻った(10時半着)。