2007年6月7日:アウグスブルグ(日帰り)
ミュンヘンからシュトゥットガルト方面へ少々戻る方向にある「アウグスブルグ」は、街としてはドイツ内でも最も古い部類に入るといわれている。
この街へはミュンヘンから特急列車(IC,ICE)などで行けば早く着けるが、鈍行列車(RBなど)を使うのであれば、5人までバイエルン州内のドイツ鉄道の鈍行・Sバーンが1日乗り降り自由の切符「バイエルンチケット」が便利である(27ユーロ)。ミュンヘン市内の自動券売機でも買える。
約1時間程度でアウグスブルグ中央駅に着く(写真右)。街自体はそんなに大きくないので、トラムやバスもあるが、街の中心である市庁舎広場徒歩で街歩きをしてみる。途中にはショッピングアーケードのような場所もあるが、今日は祝日なので、ほとんど閉まっている。
駅から徒歩15分程度で、この街の観光名所として有名な「市庁舎」がある(写真左)。建物の外見としてはあまりぱっとしないが、頭頂部に描かれているのは、ハプスブルグ家の紋章である「双頭の鷲」である。そして何よりも、市庁舎内部にある「黄金の間」(写真下)は文字通り金の輝きのまぶしい広間である。写真ではあまり映ってないが、天井は絵画以外はすべて金造形である。日本ではまず考えられない豪華な市役所に、しばし呆然としてしまった。
市庁舎を出てトラム通りを右(北方向)へ10分ほど歩くと、やがて「大聖堂」(写真左)が見えてくる。礼拝中でなければ入ることができ、外の暑さや喧騒とは無縁の静寂な聖堂(写真下)がある。
アウグスブルグにはこのほかにも、同じ敷地内にカトリックとプロテスタントの教会が同居するという珍しい教会もあり、こじんまりした街ながら見所は多い街である。